中央大学 総合政策学部の国語対策

本記事では中央大学 総合政策学部の国語対策について記載しています。

国語の試験時間は70分で、配点は100点です。
*2022年度まで試験時間は90分でした。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

総合政策学部の情報(一般方式)

年度学科募集人員志願者数受験者数合格者数倍率合格最低点/満点
2024政策科学科30955854118176.0/250(70%)
国際政策文化学科30806709113176.0/250(70%)
2023政策科学科308817751136.9157.0/250(63%)
国際政策文化学科308857651345.7157.0/250(63%)
2022政策科学科305124351153.8175.0/250(70%)
国際経済学科306665481553.5175.0/250(70%)
2021政策科学科50563460925.0173.0/250(69%)
国際経済学科505344101173.5173.0/250(69%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つですが、2022年度までの形式であり、2023年度入試から近代以降の文章のみの出題に変わっています。
本記事では2022年度までの形式を記載していますのでご注意ください。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2024年度2023年度
・現代文(40点)
出典:『政治にとって文化とは何かー国家・民族・市民ー』
1. 漢字問題×2(記述)
2. 傍線部の理由
3. 空所補充問題
4. 傍線部の説明
5. 抜き出し問題
6. 傍線部に関する問題
7. 内容一致
・現代文(50点)
出典:『言語存在論』野間秀樹
1. 傍線部と同じ意味の熟語
2. 漢字問題×2
3. 漢字問題×3(記述)
4. 傍線部を筆者はどのようなものだと考えているか
5. 傍線部を筆者はどのようなものだと考えているか
6. 傍線部の理由
7. 内容一致
・現代文(30点)
出典:「なぜ、『世界』を問題とするのかー人文学の来し方・行方を考えるために」山室信一
1. 傍線部と同じ意味の熟語
2. 傍線部に関する問題
3. 傍線部の説明
4. 空所補充問題
5. 文章の趣旨
・現代文(25点)
出典:『新・風景論ー哲学的考察』清水真木
1. 傍線部の説明
2. 傍線部の理由
3. 空所補充問題
4. 抜き出し問題
5. 筆者の主張
・現代文(30点)
出典:『入門 開発経済学』山形辰史
1. 漢字問題×2
2. 空所補充問題
3. 傍線部について筆者はどう考えているか
4. 傍線部について筆者はどう考えているか
5. 文章の趣旨
・現代文(25点)
出典:『ナショナリズムの力ー多文化共生社会の構想』白川俊介
1. 傍線部の説明
2. 傍線部に関する問題
3. 傍線部の理由
4. 抜き出し問題
5. 内容に合致しないもの
2022年度2021年度2020年度
・現代文(50点)
出典:『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』
1. 漢字問題×5
2. 傍線部の説明
3. 傍線部の説明
4. 空所補充問題
5. 傍線部の説明
6. 内容一致
・現代文(45点)
出典:『概念分析の社会学』酒井泰斗ほか編
1. 傍線部の説明
2. 漢字問題×5
3. 傍線部の説明
4. 傍線部の説明
5. 空所補充問題
6. 内容一致
・現代文(50点)
出典:『リベラリズムの系譜学』中村隆文
1. 空所補充問題(記述)
2. 漢字問題×4(記述)
3. 傍線部の説明
4. 傍線部の理由
5. 傍線部の説明
6. 傍線部の説明
7. 内容一致
・現代文(20点)
出典:『道徳を問い直す』河野哲也
1. 傍線部の説明
2. 空所補充問題
3. 傍線部の説明
4. 内容一致
・現代文(25点)
出典:「共生社会で求められる『相対的よそ者』の視点」森千香子
1. 傍線部の説明
2. 傍線部の説明
3. 傍線部の説明
4. 内容一致
・現代文(20点)
出典:『<ハイブリッドな親子>の社会学』
1. 傍線部の説明
2. 傍線部の説明
3. 傍線部の説明
4. 内容一致
・古文(30点)
出典:『都のつと』宗久
1. 傍線部の解釈×4
2. 傍線部の主語×3
3. 傍線部の説明
4. 傍線部に関する問題
5. 和歌の掛詞
6. 文章の主題
・古文(30点)
出典:『建礼門院右京大夫集』
1. 文法問題
2. 傍線部の解釈×4
3. 空所補充問題
4. 傍線部の解釈
5. 傍線部を受けるもの
6. 傍線部の理由
・古文(30点)
出典:『浜松中納言物語』
1. 傍線部の解釈×3
2. 傍線部が指すもの
3. 傍線部で表現されていること
4. 傍線部に関する問題
5. 傍線部で表現されていること
6. 文法問題
7. 傍線部の説明

現代文が2題、古文が1題という構成です。
大問1の現代文はかなり長いので時間配分に注意が必要です。
2023年度では古文が出題されていませんが、現代文の時間配分の練習に活用できます。
古文についても私立大学で出題される典型的な設問が並んでいるので他大受験に活用できます。

●問題別の分析
・現代文
漢字問題、傍線部に関する問題、内容一致問題、空所補充問題などで構成されています。
漢字問題は記述形式で漢字の書きと読みを答える問題が出題されます。
『漢字マスター1800+』などの標準的な漢字問題集を1冊仕上げておけば対応できます。

傍線部に関する問題や内容一致問題は文章の内容を理解している必要があります。
現代文の勉強をするときは「なぜこれが答えになるのか」を言語化する習慣をつけましょう。
設問は「つまりどういうことを言っているんですか」を問うているので、言語化する習慣がついていれば迷うことなく選択肢を選べます。

空所補充問題は空所の前後や段落を読んで論理的にあてはまりそうな語句を選んでいきましょう。
この問題についても「なぜこれが答えになるのか」を考える習慣をつけましょう。

・古文(2023年度から出題されていません)
文法問題、傍線部の解釈、傍線部に関する問題などが出題されます。
文法問題や語彙力や文脈の把握を必要とする解釈の問題はすぐに答えられるので、ここで時間の短縮を意識して解いていきましょう。
語彙力、文法力をつけたら読解の練習をしていきましょう。
読解が終わったら、わからなかった単語や表現を覚えていき、現代語訳を確認した後、何回か音読してみましょう。

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