中央大学 経済学部(経済・国際経済)の日本史対策
本記事では中央大学 経済学部(経済・国際経済学科)の日本史対策について記載しています。
日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。
経済学部の情報(一般方式)
・2023年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 135 | 2,386 | 2,204 | 263 | 8.4 | 240.0/350(68.6%) |
経済学科Ⅱ | 90 | 1,336 | 1,185 | 148 | 8.0 | 238.0/350(68.0%) |
経済情報システム学科 | 79 | 386 | 350 | 178 | 2.0 | 231.0/350(66.0%) |
国際経済学科 | 113 | 1,387 | 1,266 | 309 | 4.1 | 227.0/350(64.9%) |
公共・環境経済学科 | 60 | 1,196 | 1,123 | 180 | 6.2 | 231.1/350(66.0%) |
・2022年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 149 | 2,198 | 2.026 | 293 | 6.9 | 237.1/350(67.7%) |
経済学科Ⅱ | 99 | 1,375 | 1,230 | 141 | 8.7 | 238.3/350(68.1%) |
経済情報システム学科 | 86 | 565 | 512 | 110 | 4.7 | 233.0/350(66.6%) |
国際経済学科 | 126 | 1,562 | 1,446 | 424 | 3.4 | 223.0/350(63.7%) |
公共・環境経済学科 | 67 | 1,074 | 996 | 378 | 2.6 | 223.0/350(63.7%) |
・2021年度
学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 | 合格最低点/満点 |
経済学科Ⅰ | 149 | 2,655 | 2,457 | 361 | 6.8 | 237.0/350(67.7%) |
経済学科Ⅱ | 99 | 1,596 | 1,411 | 151 | 9.3 | 238.0/350(68.0%) |
経済情報システム学科 | 86 | 471 | 428 | 104 | 4.1 | 233.0/350(66.6%) |
国際経済学科 | 126 | 1,159 | 1,058 | 360 | 2.9 | 224.1/350(64.0%) |
公共・環境経済学科 | 67 | 704 | 665 | 358 | 1.9 | 224.0/350(64.0%) |
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2023年度
Ⅰ | A:中国の日本に関する史料 B:日本と中国の交易 C:史料問題 | 10問(選択・20点) |
Ⅱ | 安土桃山時代と江戸時代の交通整備 | 8問(選択・20点) |
Ⅲ | 江戸時代と明治時代の技術発展 | 15問(選択・30点) |
Ⅳ | A,B,C:史料問題 D:第二次世界大戦後~高度経済成長の農業の変遷 | 17問(選択・30点) |
・2022年度
Ⅰ | A:史料問題 B:戦国時代~信長・秀吉・家康の時代の「天下」の解釈 C:奈良~室町 | 12問(選択・20点) |
Ⅱ | A:史料問題 B:日本の地図 C:史料問題 | 11問(選択・20点) |
Ⅲ | 開国以降の国際貿易 | 15問(選択・30点) |
Ⅳ | A,B,C,D,E:第二次世界大戦後の日本と史料問題 | 18問(選択・30点) |
古代から近現代まで幅広く出題されるので、通史学習を早めに終わらせて近現代を覚えていないということがないようにしましょう。
設問は文の正誤判定問題、一問一答形式の問題、組合せ問題、史料問題、空所補充問題、地図問題、図表・グラフ問題、年代整序問題などです。
大問4では「すべて選べ」という指示がある問題が出題されるので、教科書にある記述を確実に覚えている必要があります。
●問題別の分析
・文の正誤判定問題
正しい文や誤っている文を1つ~すべて選べという問題が出題されます。
実際に2022年度で出題された問題を見てみましょう。
下線部③に関連して、1971年に、それまでの日本の対中外交方針を大きく変える出来事が生じた。それについての記述として正しいものをすべて選び、その記号をマークしなさい。
ア 当時、日本が国交を認めていなかった中華人民共和国を、アメリカ大統領が訪問することが、表明された。
イ 当時、日本が国交を認めていなかった中華民国を、アメリカ大統領が訪問することが、表明された。
ウ 当時、アメリカが国交を認めていなかった中華人民共和国を、アメリカ大統領が訪問することが、表明された。
エ 当時、日本が国交を認めていた中華人民共和国を、アメリカ大統領が訪問することが、表明された。
オ 当時、日本が国交を認めていた中華民国を、アメリカ大統領が訪問することが、表明された。
正解はア、ウです。
どの国がどこと国交を結んでいるかorいないのかを正確に把握している必要があります。
以上のように語句だけを暗記していると対処できない問題が出題されます。
・一問一答形式の問題
指定した下線部に関する問題が出題されます。
一問一答で語句だけでなく、その内容や関連知識も頭に入れていきましょう。
・組合せ問題
4つの選択肢のうち正しい組み合わせを答える問題です。
文の正誤判定問題と同じように教科書の記述を正確に覚えておきましょう。
・史料問題
史料の内容に関することや空所補充問題などが出題されます。
東進の『日本史史料問題一問一答【完全版】』などを使って対策していきましょう。
・地図問題
関所の場所、歴史的な出来事が起こった場所、国境線などが出題されています。
港や航路、条約で定められたことなど地図が関連することを覚えるときは教科書や資料集に掲載されている地図を参照しましょう。
・図表、グラフ問題
輸出品目、農地改革前後の変化、食料自給率などの図表、グラフを参照して解く問題です。
貿易の品目に関する図表は頻出なので、主な輸出・輸入品の変化は理解しておきましょう。
その他、変化が数字でわかるようなことは教科書や資料集で確認しておきましょう。
・年代整序問題
複数個の歴史的な出来事を年代順に並べる問題です。
年号や教科書の記述を正確に覚えている必要があります。
意味もなく丸暗記するのではなく、歴史の流れをおさえながら覚えていきましょう。