立教大学 文学部の世界史対策

本記事では立教大学 文学部の世界史対策について記載しています。

文学部の世界史の試験時間は60分です。
配点は史学科が200点で、キリスト教・文・教育学科が150点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

文学部の情報(2月11日)

・2023年度

学部学科専修募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
キリスト教295451222.3
英米文学803713521003.5
ドイツ文学45192180543.3
フランス文学45173163384.3
日本文学71322306843.6
文芸・思想57287268674.0
914354111253.3
教育63315305843.6

・2022年度

学部学科専修募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
キリスト教29109100185.6
英米文学804564341153.8
ドイツ文学45175166682.4
フランス文学45159152622.5
日本文学71295275803.4
文芸・思想57401376645.9
915074671164.0
教育63370350903.9

・2021年度

学部学科専修募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
キリスト教297976253.0
英米文学804764551423.2
ドイツ文学45159150433.5
フランス文学45145140473.0
日本文学71331314993.2
文芸・思想57309292704.2
916215871145.1
教育633853731043.6

各項目の傾向と対策

大問は全部で2つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2023年度

人類史と地理的条件19問(選択、記述)
時計の歴史20問(選択、記述)

・2022年度

法制度の歴史18問(選択、記述、記述説明問題)
自然災害の歴史21問(選択、記述)

・2021年度

海域世界の歴史19問(選択、記述、記述説明問題)
視覚芸術の歴史20問(選択、記述)

毎年、39問で推移しています。
空所補充問題、正誤判定問題、一問一答形式の問題、地図やグラフなどを利用した問題などが出題されます。
難問も出題されますが、どれだけ細かく知っているかよりも基本的な知識を確実に覚えている方が重要です。

●問題別の分析
・空所補充問題
空所に入る語句を選んだり、記述したりする問題です。
選択問題では「すべて正しい場合はeをマークせよ。」や「あてはまるものがない場合はeをマークせよ」とあり、確実な知識をもっている必要があります。
教科書をベースとして一問一答などで知識を補完していきましょう。

・正誤判定問題
正誤判定問題は適切な文や誤っている文を選ぶ問題です。
実際に2022年度で出題された問題を見てみましょう。
これ(東ローマ帝国)に関する記述として正しくないものを、次のa~dから1つ選び、その記号をマークせよ。すべて正しい場合は、eをマークせよ。
a. この帝国最後の皇帝の姪と結婚したのはイヴァン4世である。
b. この帝国の首都の旧名はビザンティウムである。
c. この帝国は第4回十字軍によって首都を奪われた。
d. この帝国はブルガリアを併合した。

正解はaです。
イヴァン4世ではなくイヴァン3世です。イヴァン4世の祖父であるイヴァン3世は、東ローマ帝国最後の皇帝の姪ソフィアと結婚しました。
教科書の記述を丸暗記するのではなく出来事の年号や背景、内容、結果もあわせて理解しながら覚えていきましょう。

・地図やグラフなどを利用した問題
地図問題はある歴史的な出来事が起きた場所や拠点などが出題されます。
教科書を基本として資料集などにも目を通しておきましょう。
世界史は地図の把握なしでは概略をつかむことができません。
グラフを利用した問題も出題されます。
2023年度は小麦価格の推移をあらわしたグラフが出題されました。
今後も出題される可能性があるので語句の暗記だけでなく流れを大きくつかむことも忘れないようにしましょう。

・記述説明問題
2022年度は鄭和が求めた朝貢のあり方、2021年度はトスカネリは大地の状態がどのようであると考えていたかを説明する問題でした。
1行ということでそこまで長くないですが、教科書の記述を正確に覚えている必要があります。