大学入学共通テスト・英語(リスニング)の分析【2023年1月14日実施分】

2023年1月14日に大学共通テスト(1日目)が実施されました。

本記事では大学入学共通テストの英語(リスニング)を分析しています。

2022年度の英語(リスニング)と比較しています。

全体について

○出題内容について
2022年度の問題とほとんど変わらず絵や図などを利用した問題や聞き取った内容をメモしながら要約を埋めていく問題、4人での会話問題などが出題された。

○出題形式について
2022年度と同じく問題1~2は読み上げ2回、問題3~6は読み上げ1回であった。
センター試験と同じような問題からメモをとりながらまとめていく作業が必要な問題まで多様な問題が出題された。

○難易度について
イラストの問題の難易度は高くないので落とせない。
全体の難易度は2022年度と変化してないが、形式が変わっていないので対策がしやすい。
平均点は62.35点(2022年度から2.9点UP)だった。

大問1について

配点は25点、問題数は7問で、2022年度と変化がなかった。
A問題は英文の内容を聞いて、それぞれの内容と一致する選択肢を選ぶ問題である。
B問題は英文を聞いて内容と最もよく合うイラストを選ぶ問題である。

A問題は英文の内容を言い換えている選択肢を選びます。つまりどういう状況なのかを考えながら聞くと効果的である。
B問題は情報を聞きながらあてはまらないイラストを消していくと答えにたどりつく。

大問2について

配点は16点、問題数は4問で、2022年度と同じであった。
対話の場面が日本語で書かれている状況をもとに、英語の会話を聞いて、流れてくる英語の質問に回答するという形式である。
英文を聞きながら、その内容に合っていない絵を消去していけば答えが見つかる。
問9のゴミの分別に関する問題の難易度が高かった。

大問3について

配点は18点、問題数は6問で、2022年度と同じであった。
状況と質問が書かれており、それに合致する選択肢を選ぶ問題である。
目的地への行き方、夕食について、授業後の話、先輩と新入生の会話、同僚同士の会話、ペットについての会話という構成であった。
最初に問題文を確認して何を聞かれているのかを明確にした上で音声を聞きましょう。

大問4について

配点は12点、問題数は9問で、2022年度と同じであった。
A問題は問題文と図表を読む時間が与えられたあと、音声が流れる問題である。
B問題は状況と条件を確認して設問に答える問題である。

A問題の問18~21はワークシートのグラフを完成させる問題であった。
テーマを確認して年度ごとに情報を整理すると答えられる。
パーセンテージや差を表わす表現に注意すること。
A問題の問22~25はゲームの国際大会の結果と賞品に関する表を完成させる問題であった。
チーム名、ステージ、順位という3つの情報を整理する必要がある。
同じ選択肢を2回使ってもいいことに注意すること。

B問題は状況と条件を確認してそれぞれの人物が何を考えているのかを整理する問題であった。
3つの条件をすべて満たすことを述べている人物を答えるので3つずつあてはまっているかを表に○×をいれながら整理していくと効果的である。

大問5について

配点は15点、問題数は7問で、2022年度と同じであった。
状況・ワークシート、問い、図表を読む時間が与えられた後、音声が流れる問題であった。
1分間で状況の把握、ワークシートの内容把握、問題の把握をやりきる必要がある。

2023年度はアジアゾウに関するワークシートを完成させる必要があった。
一般的な情報と像に対する脅威についてまとめる問題であり、空所の部分を気にしつつ最後の内容一致問題に対応できるように全体の内容も把握している必要がある。
問28~31は同じ選択肢を2回以上使ってもいいことに注意すること。

グラフを見ながら講義内容をもとに選択肢を選ぶ問題もあるので空所補充の情報整理に気を取られすぎないようにすること。

大問6について

配点は14点、問題数は4問で、2022年度と同じであった。
A問題ハイキングについての会話を聞いて答える問題であった。
状況と問いを読む時間が与えられた後、音声が流れる問題であった。
流れる音声がそのまま選択肢になっておらず、「つまり何が言いたいのか」ということを意識しな いと回答できない。

B問題は就職後に住む場所についての4人の会話を聞いて各設問に答える問題であった。
A問題と同じく状況と問いを読む時間が与えられた後、音声が流れる問題である。
初めに設問を確認し、誰が何を話しているのかを簡単にメモしながら解答していくといい。
最後はある人物の考えの根拠となるグラフを選ぶ問題であった。
話している内容のテーマを確認し、合致するグラフを選んでいく。

まとめ

2022年度と大きく変わらず多様な情報整理能力を問われる試験であった。
覚えたことがそのまま出る問題や英検のような聞き取ったことがそのまま問われる試験に慣れてしまっている人はできるだけ多くの過去問にあたって形式に慣れておく必要がある。