青山学院大学 経済学部（A方式）の世界史対策

本記事では青山学院大学 経済学部A方式の世界史対策について記載しています。
B方式では数学が課されます。

世界史の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

経済学部の情報（A方式）

・経済学科

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2023約1803,2502,7353946.9158/250（63%）
2022約1803,4532,9214876.0総合点168点以上および総合点167点かつ「英語」111点以上（67%）
2021約1803,5883,1155325.9総合点185点以上かつ「英語」131点以上（74%）

・現代経済デザイン学科

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2023約508287031156.1153/250（61%）
2022約501,1641,0381139.2169/250（68%）
2021約508477331116.6185/250（74%）

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2023年度

Ⅰ10世紀以降の東ヨーロッパ15問（選択）
Ⅱイタリア戦争、オランダ独立戦争、イギリス革命15問（選択）
Ⅲイスラーム世界の形成と発展19問（記述）

・2022年度

Ⅰアメリカ独立革命およびフランス革命から七月革命15問（選択）
Ⅱ19世紀末～20世紀前半の世界情勢15問（選択）
Ⅲ中央アジア諸民族の動きとモンゴル帝国20問（記述）

・2021年度

Ⅰ古代ギリシア・ローマ・ビザンツ帝国15問（選択）
Ⅱ世界恐慌～1990年代の世界経済13問（選択）
Ⅲイスラーム化～20世紀後半のアフリカ史20問（記述）

大問1、2が選択問題、大問3が記述問題という構成には変化がありません。
一問一答形式の問題、正誤判定問題、地図問題、年代整序問題、組合せ問題、正誤問題、空所補充問題などが出題されます。
難問もありますが、おおむね教科書を正確に覚えていれば対応できます。
一見難しい用語などが並んでいる場合もありますが、消去法を駆使して回答しましょう。

●問題別の分析
・空所補充問題、一問一答形式の問題
文章中の空所に入る語句を選んだり、記述する問題が出題されます。
教科書の学習を中心に一問一答などで語句の知識を補完していきましょう。

・正誤判定問題
適切な文や誤っている文を選ぶ問題です。
実際に2021年度で出題された問題を見てみましょう。
文中の下線部（エ　フランクリン・ローズヴェルト）について、就任中に実現された政策を述べたものとして、適切でないものを一つ選び、その番号をマークしなさい。
①　全国産業復興法によって企業間の競争を制限した。
②　農業調整法によって農産品の生産調整と価格の安定化を図った。
③　ヨーロッパ諸国に対し善隣外交を展開し、関係改善や通商拡大を試みた。
④　テネシー川流域開発公社など大規模な公共事業を興し、雇用増加を図った。

正解は③です。
善隣外交はヨーロッパ諸国ではなくラテンアメリカ諸国に対して行われました。

・年代整序問題
具体的な年号も重要ですが、流れをおさえておくことが大前提です。
戦争や独立年など年号のみで答えられる問題もありますが、文で出題される問題もあります。

・正誤問題
(1)と(2)の2つの文があるので、それらの正誤を答える問題です。
実際に2023年度で出題された問題を見てみましょう。
イギリス革命に関連する文章(1)と(2)の正誤の組み合わせとして、正しい組み合わせを一つ選び、その番号をマークしなさい。
(1) チャールズ2世が親カトリック政策を採ったことに対抗し、議会は非国教徒が公職に就くことを禁じる審査法を定めた。
(2) 議会の権利を主張するホイッグ党は、トーリー党の反対にもかかわらず、ジェームズ2世をオランダ総督ウィレムの武力によって排除した。
①　(1)正　(2)正　②　(1)正　(2)誤　③　(1)誤　(2)正　④　(1)誤　(2)誤

正解は②です。
(2)についてですが、ホイッグ党はジェームズ2世の追放とオランダ総督ウィレムを国王とする決議を主張しました。

・地図問題
条約で定められた国境や戦いが起きた場所などが出題されています。
教科書や一問一答での学習だけでなく、資料集で地図の確認を忘れないようにしましょう。
世界史の学習で地図を使用しないとかなり覚えにくくなります。

GMARCH, 私立大学対策, 青山学院大学

Posted by ごうせんせー