青山学院大学 地域社会共生学部の論述対策

本記事では青山学院大学 地球社会共生学部の論述対策について記載しています。

地球社会共生学部の試験科目と配点は下記の通りです。

テスト区分教科科目配点
共通テスト外国語英語(リーディング・リスニング)100点
国語・地歴公民・数学国語(近代以降の文章)、日本史B、世界史B、地理B、現代社会、倫理、政治経済、「倫理、政治経済」、「数学ⅠA」、「数学ⅡB」のうち1科目80点
独自問題論述日本語の文章を読み、理解力、分析する能力、自分の文章を論理的に展開できる力、自分の意見や発想を十分に表現する力を総合的に問う論述等を課す。120点

論述の試験時間は60分で、配点は120点です。

合格最低点は75%以上に設定して勉強しましょう。

地球社会共生学部の情報(個別学部日程)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2023約30321250663.8218.6/300(73%)
2022約303232911012.9224/300(75%)
2021約30176154762.0203/300(68%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2023年度2022年度2021年度
1・グラフの読み取り
選択問題
・グラフの読み取り
読み取れること、間違って読み取ったこと、判断できないものに分ける
課題文の読み取り
1. 計算問題
2. 150~200字で説明
3. 200字以上300字以内で意見論述
2・文章A、Bの読解
1. 90~100字で説明
2. 100~150字で論述
・参考情報の読み取り
1. 100字以内で説明
2. 400~500字で論述
3・文章Cの読解
250~300字で説明

年度を追うごとに大問数が増えていますが、論述の文字数は大きくは変化してません。
グラフの読み取り問題と文章を読解して論述したり、テーマに沿って論述する問題が出題されています。
全体的に「正確に読み取れているか」を問われており、論述の練習はもちろんですが、現代文の読解の勉強も必要としています。

●問題別の分析
・グラフの読み取り
2023年度は日本の女性就業率と合計特殊出生率のグラフ、2022年度は難民などの在留許可者数のグラフ、2021年度は麻疹流行を再現したグラフが出題されています。
いずれも「何が読み取れるのか」を問う問題です。問題文を1つ1つ検証していけば答えにたどりつけます。適当に解くのは避けましょう。

・論述問題
200~500字の範囲で論述する問題が出題されます。
文章から読み取れる問題点と解決策や理念、動向などを論述する問題が多いです。
問題文で何を聞かれているのかを明確にしたうえで構成を考えましょう。
問題点の指摘やその解決策を考える問題は感情論(「~であるべきだ」「~であってほしい」など)や善悪で物事を判断したり、「しっかり」と「きちんとやる」など言ってしまえば当たり前の文章展開など基本的なミスは避けましょう。
論述問題は手を抜く受験生が多いのでこういった問題は差をつけるチャンスです。