青山学院大学 文学部英米文学科(A方式)の英語対策

本記事では青山学院大学 文学部英米文学科A方式の英語対策について記載しています。

文学部英米文学科A方式の試験科目と配点は下記の通りです。

テスト区分教科科目配点
共通テスト外国語英語(リーディング・リスニング)100点
国語国語100点
地理歴史・公民日本史B、世界史B、地理B、現代社会、倫理、政治経済、「倫理、政治経済」のうち1科目100点
独自問題外国語コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ(リスニング含む)200点

英語の試験時間は70分で、配点は200点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強しましょう。

文学部英米文学科A方式の情報(個別学部日程)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2023約704324182151.9346/500(69%)
2022約705495172382.2345.5/500(69%)
2021約705144832082.3361/500(72%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2023年度2022年度2021年度
・英語長文
内容に関する問題×10
・英語長文
内容に関する問題×10
・英語長文
内容に関する問題×10
・下線部和訳
長文中の和訳問題×1
・下線部和訳
長文中の和訳問題×1
・下線部和訳
長文中の和訳問題×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・リスニング
内容に関する問題×10
・リスニング
内容に関する問題×10
・リスニング
内容に関する問題×10
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1

英語長文、和訳問題、自由英作文、リスニングという構成です。
スピーキング以外の技能を必要とするため、英単語、熟語暗記や英文法の理解に時間をかけずにアウトプット中心の学習をしていきましょう。時間をかけなくていいというのは学習しなくてもいいということではないのでご注意ください。
自由英作文は長文の内容やリスニングの内容を踏まえて解答する必要があるため、問題に答えつつ全体の内容も俯瞰して理解する必要があります。

●問題別の分析
・長文読解
長文の内容に関する問題が10題出されます。
長文を読み始める前に設問を確認しましょう。該当部分を見つけたら問題を解いていきます。
内容一致やタイトルを選ぶような全体を俯瞰しないと答えられない問題は出ません。
単語、熟語知識や文法、語法知識を充実させつつ、英文を精読する練習をやったあとに長文読解に入りましょう。

・下線部和訳問題
長文の最終段落あたりに下線部が引かれているので、その部分を和訳する問題です。
次の問題で長文の内容を踏まえて英作文する問題が出るので、長文は初めから読んでいきましょう。
標準レベルの英文解釈の参考書や問題集を1、2冊仕上げておけば対応できます。
問題によっては構文や表現の意味をくみ取るのが困難なものもありますので、英文の精読は必須です。

・自由英作文
長文の内容やリスニングの内容をもとに50語程度で英作文する問題です。
長文を参照する問題は内容に書かれている意見や考えと別のアイデアを出す問題や同意するか反対するかを問われる問題などがあります。
リスニングの内容を参照する問題は聴き取った内容を理解し、その内容について自分の意見を述べる問題です。
どちらも何か別の資料を参照しながら書く問題で、長文の方は読めれば書けると思うのですが、リスニングの方は聴き取った内容をもとに選択問題に答えつつ全体の内容を把握する必要があるため難易度が高いです。
リスニングの英作文は英検準1級の問題を使いながら、自分の意見を書いてみるという練習をしてみてください。

・リスニング
一つの長めのリスニング音声を聞きながら、各設問に答えていく問題です。
音声は1回しか流れないので事前の問題確認やメモは必須です。
内容に関する問題が10問あるので少しでも聞き漏らしたり、集中力が途切れたりすると致命的です。
英検2級や準1級のリスニング問題などに数多く当たっていき、聞き取れなかったものは何回も音声を流して聞き取れるとうにしていきましょう。