青山学院大学 文学部英米文学科(B・C方式)の英語対策

本記事では青山学院大学 文学部英米文学科B・C方式の英語対策について記載しています。

文学部英米文学科B・C方式の試験科目と配点は下記の通りです。

・B方式

テスト区分教科科目配点
独自問題外国語コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ(リスニング含む)200点
総合問題(英語による)記述式問題、および小論文100点

・C方式

テスト区分教科科目配点
独自問題外国語コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ(リスニング含む)200点
国語国語総合(漢文を除く)100点

英語の試験時間は100分で、配点は200点です。

目標得点率は70~75%以上に設定して勉強しましょう。

文学部英米文学科B・C方式の情報(個別学部日程)

・B方式

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2024約403953581222.9218/300(73%)
2023約404484151203.5196/300(65%)
2022約404313851243.1271/400(68%)
2021約40472442865.1296/400(74%)

・C方式

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2024約405364921373.6213/300(71%)
2023約405114761124.3208/300(69%)
2022約40710623966.5200/300(67%)
2021約405565131025.0205/300(68%)

各項目の傾向と対策

大問は全部で6つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2024年度
・長文読解
内容に関する問題×10
・和訳問題
下線部和訳×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・会話問題
1. 空所補充問題×5
2. 空所補充問題×5
・リスニング
1. 空所補充問題×10
2. 空所補充問題×10
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
2023年度2022年度2021年度
・長文読解
内容に関する問題×10
・長文読解
内容に関する問題×10
・長文読解
内容に関する問題×10
・和訳問題
下線部和訳×1
・和訳問題
下線部和訳×1
・和訳問題
下線部和訳×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
Ⅱの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・会話問題
1. 空所補充問題×5
2. 空所補充問題×5
・整序問題
語句の整序問題×5
・整序問題
語句の整序問題×5
・リスニング
1. 空所補充問題×10
2. 空所補充問題×10
・リスニング
1. 空所補充問題×10
2. 英問英答×5
3. 空所補充問題×10
・リスニング
1. 空所補充問題×10
2. 英問英答×5
3. 空所補充問題×10
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1
・自由英作文
リスニングの内容を踏まえて50語程度の英作文×1

長文読解、和訳問題、自由英作文、リスニングが毎年出題されています。
スピーキング以外の能力を多角的に問われます。アウトプットだけでなく和訳問題で英文解釈の基礎も確認されます。
自由英作文は英語長文やリスニングの内容をもとに解答する問題なので、和訳問題や空所補充問題などを解いていれば大丈夫というわけではありません。
2022年度まで語句の整序問題が出題されていましたが、2023年度は会話問題に変わっています。

●問題別の分析
・長文読解
長文の内容に関する問題が10題出されます。
長文を読み始める前に設問を確認しましょう。該当部分を見つけたら問題を解いていきます。
内容一致やタイトルを選ぶような全体を俯瞰しないと答えられない問題は出ません。
単語、熟語知識や文法、語法知識を充実させつつ、英文を精読する練習をやったあとに長文読解に入りましょう。

・下線部和訳問題
長文の最終段落あたりに下線部が引かれているので、その部分を和訳する問題です。
次の問題で長文の内容を踏まえて英作文する問題が出るので、長文は初めから読んでいきましょう。
標準レベルの英文解釈の参考書や問題集を1、2冊仕上げておけば対応できます。
問題によっては構文や表現の意味をくみ取るのが困難なものもありますので、英文の精読は必須です。

・自由英作文
長文の内容やリスニングの内容をもとに50語程度で英作文する問題です。
長文を参照する問題は内容に書かれている意見や考えと別のアイデアを出す問題や同意するか反対するかを問われる問題などがあります。
リスニングの内容を参照する問題は聴き取った内容を理解し、その内容について自分の意見を述べる問題です。
どちらも何か別の資料を参照しながら書く問題で、長文の方は読めれば書けると思うのですが、リスニングの方は聴き取った内容をもとに選択問題に答えつつ全体の内容を把握する必要があるため難易度が高いです。
リスニングの英作文は英検準1級の問題を使いながら、自分の意見を書いてみるという練習をしてみてください。

・会話問題
空所補充問題が2題出題されます。
1題目の空所補充問題は文脈から会話の空所に入りそうなものを選ぶ問題です。
文法、語法、熟語問題の要素が強い問題ですので、『ネクステージ』や『VINTAGE』などの網羅系問題集を1冊仕上げておきましょう。
2題目の空所補充問題は会話の中で出てくる英語表現が文脈などから照らし合わせてどういう意味になるのかを選ぶ問題です。
英語表現は受験レベルを超えているので暗記して対応するものではありません。
会話全体の流れから意味を推測できるようにしましょう。「つまり何を言いたいのか」という視点で会話文を読んでみましょう。

・リスニング
一つの長めのリスニング音声を聞きながら、各設問に答えていく問題です。
音声は1回しか流れないので事前の問題確認やメモは必須です。
2022年度まで英問英答が出題されていましたが、2023年はなくなっています。
はじめに英文や問題に目を通す時間が与えられますので、ここでおさえるべきポイントを把握しましょう。
英検2級や準1級のリスニング問題などに数多く当たっていき、聞き取れなかったものは何回も音声を流して聞き取れるとうにしていきましょう。

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