青山学院大学 コミュニティ人間科学部の論述対策

本記事では青山学院大学 コミュニティ人間科学部の論述対策について記載しています。

コミュニティ人間科学部では独自問題として論述が出題されます。
コミュニティ人間科学部の試験科目と配点は下記の通りです。

テスト区分教科科目配点
共通テスト外国語英語(リーディング・リスニング)100点
国語国語100点
独自問題論述文章を読み、分析する力、思考・判断する力、並びに文章を論理的に展開・表現する力を総合的に問う論述などを課す。100点

論述の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率は65%以上に設定して勉強しましょう。

コミュニティ人間科学部の情報(個別学部日程)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率合格最低点/満点
2024約344374111373.0214/300
2023約342662451271.9200/300
2022約341791541041.5197/300
2021約34203186345.5226/300

各項目の傾向と対策

大問は1つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2024年度「縁食論ー孤食と共食のあいだ」藤原辰史より2問80字以上100字以内で論述
600字以上800字以内で意見論述
2023年度日常生活で協力し合えない現代の日本人2問80字以上100字以内で論述
600字以上800字以内で意見論述
2022年度不平等を正当化する近代民主主義の論理2問300字以上400字以内で論述
450字以上600字以内で意見論述
2021年度本当の多様性とは何か1問900字以上1000字以内で意見論述

短めの文章を読んで、文章内で提起されている問題、要約などを論述したり、それについて意見を論述する問題が出題されます。
60分という短い時間で合計1000字程度の論述を行う必要があるので事前対策を怠らないようにしましょう。

●問題別の分析
・問題点の指摘や要約
文章内で取り上げられている問題点や文章の要約などが問われます。
指定語数は短いものの、次の意見論述問題をうまくかけるかどうかは、この問題提起や要約がうまくできるかにかかっています。
問題提起も要約も文章に書かれている言葉を切り貼りする人がかなりいますが、それでは得点につながりません。
「要するに筆者はこの話をする中で何を問題としているのだろう」という視点で文章を読み進める必要があります。
現代文の問題でもこの視点は重要なので、具体的な論述対策に入る前に現代文の勉強をオススメします。

・意見論述問題
1問目を踏まえた上で自分の意見を書いていく問題です。
よく受験生がやってしまうこととしては、1問目の問題提起や論述と同じ事をもう一回書いてしまうことです。
1問目ですでに述べているので、再度同じ事を書く必要はないのですが、語数の多さからダメだとわかっていてもそうしてしまうのです。(2021年度のようにいきなり意見論述が求められている場合は例外です)

まずは要約や問題提起の部分で理解しきれているのかを確認してみましょう。
書き出すときは下記の構成で書けるか検討してみましょう。
① 問題点の背後にある理由や原因を考えてみる。
② ①に対して具体例などを用いて深く説明してみる。
③ ①や②に対する解決策を考える。

注意点としては字数稼ぎのために同じことを何回も形を変えて書かないということです。
アイデア出しや文章の抽象化と具体化を試験時間内にやるには小論文、論述の参考書、問題集をやりこんだり、過去問演習をたくさんやり、他人に添削してもらうことが一番効果的です。

どうしても苦手な人は配点に共通テストが含まれているので、共通テスト対策を徹底してやりましょう。

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