明治大学 農学部の世界史対策

本記事では明治大学 農学部の世界史対策について記載しています。

農学部は英語が必須で、残り2科目は国語・数学・理科の中から選択します。
農業政策学科のみ残りの2科目は国語・数学・地歴公民・理科から選択できます。

農学部の世界史の試験時間は120分(2科目あわせて)で、配点は150点(2科目で300点)です。

目標得点率は65%以上に設定して勉強しましょう。

農学部の情報(個別入試・3科目)

学科年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
2023901,1369122753.3
2022901,1329422973.2
2021909877852692.9
農芸化2023849297732323.3
2022908526982502.8
2021906985712102.7
生命科2023921,3811,1233043.7
2022921,0819163063.0
2021921,1429392793.4
食料環境政策2023791,1061,0082174.6
2022791,1089962114.7
2021799298441665.1

*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2023年度

周・秦・漢の歴史10問(選択と記述)
1~6世紀のキリスト教10問(選択と記述)
1. ゲルマン人の歴史
2. セルジューク朝と中世ヨーロッパ
10問(選択と記述)
1. 西欧の対外進出
2. ラテンアメリカの独立運動
10問(選択と記述)
イギリスのインド支配10問(選択と記述)

・2022年度

オリエントの歴史10問(選択と記述)
イスラーム教の歴史10問(選択と記述)
1. 北魏~南宋の土地制度
2. 明~清の経済発展
10問(選択と記述)
1. 18、19世紀のアメリカ
2. スペインの中南米への干渉
10問(選択と記述)
1. 第一次大戦後のロシア
2. 第一次大戦後のドイツ
10問(選択と記述)

・2021年度

古代ギリシアの歴史10問(選択と記述)
インドの歴史10問(選択と記述)
1. 魏晋南北朝の歴史
2. 隋と唐の歴史
10問(選択と記述)
1. 産業革命の歴史
2. フランス革命の歴史
10問(選択と記述)
1. ビスマルクの実績
2. 19世紀の欧米の諸科学
10問(選択と記述)

大問ごとに10問あり、選択問題と記述問題で構成されています。
出題範囲は古代から20世紀前後で、明治大学の中では(経営学部のような特殊な学部を除き)一番出題範囲がせまいです。
空所補充問題、正誤問題、正しいものや誤っているものを選ぶ問題、年代整序問題などが出題されます。

●問題別の分析
・空所補充問題
選択式と記述式があります。文字通り空所に入る語句を答える問題です。
教科書で通史学習をやりつつ、一問一答などで知識をかためていけば対応できます。
用語だけでなく、その用語の関連知識や内容、歴史的な背景まで性格につかみましょう。

・正誤問題
文が2つあり、その正誤を判断する問題です。
実際に2020年度で出題された問題を見てみましょう。
下線部(オ)(ディオクレティアヌス帝)に関連し、①と②の文の正誤の組合せとして最も適したものを下から一つ選び、解答番号(5)の記号にマークしなさい。
① 首都をローマからビザンティウムに移した。
② 帝国の東西それぞれを正帝と副帝の2人が統治する四帝分治制をしいた。
A ①正 ②正 B ①正 ②誤 C ①誤 ②正 D ①誤 ②誤

正解はCです。
ディオクレティアヌス帝が実施したことを正確におさえていれば答えることができます。
①を実施したのはコンスタンティヌス帝です。

用語だけ覚えず、その内容や関連知識までおさえましょう。

・正しい文、誤っている文を選ぶ問題
4つの選択肢の中から正しい文や誤っている文を選ぶ問題です。
正誤問題と同じように教科書レベルの知識を確実に覚えておく必要があります。
一問一答は重要なのですが、それだけだと正答率を上げることができません。

・年代整序問題
具体的な年号も重要ですが、流れをおさえておくことが大前提です。
戦争や独立年など年号のみで答えられる問題もありますが、文で出題される問題もあります。

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