明治大学 経営学部の国語対策
本記事では明治大学 経営学部の国語対策について記載しています。
経営学部の国語の試験時間は60分で、配点は100点です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。
経営学部の情報(個別入試・3科目)
年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
2024 | 342 | 7,211 | 6,938 | 1,457 | 4.8 |
2023 | 342 | 7,428 | 7,165 | 1,772 | 4.0 |
2022 | 342 | 6,316 | 6,041 | 1,638 | 3.7 |
2021 | 342 | 6,245 | 5,977 | 1,629 | 3.7 |
*数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。
*すべての学科の合算です。
各項目の傾向と対策
大問は全部で2つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2024年度 | 2023年度 | |
一 | ・現代文 出典:『絵本の中の動物はなぜ一列に歩いているのか』矢野智司・佐々木美砂 1. 傍線部と同じ意味のこと 2. 抜き出し問題 3. 抜き出し問題 4. 傍線部の説明 5. 空所補充問題×3 6. 傍線部の例 7. 空所補充問題 8. 傍線部の説明 9. 抜き出し問題×2 10. 空所補充問題 11. 傍線部の内容 12. 空所補充問題(40字以内) | ・現代文 出典:『ノスタルジアとユートピア』若林幹夫 1. 傍線部の例 2. 空所補充問題 3. 空所補充問題 4. 傍線部の例 5. 空所補充問題(記述) 6. 空所補充問題 7. 空所補充問題 8. 空所補充問題×4 9. 空所補充問題 10. 傍線部に関する問題 11. 傍線部の説明 12. 傍線部に関する問題 13. 抜き出し問題 14. 傍線部に関する記述問題(25字以内) |
二 | ・古文 出典:『落窪物語』 1. 空所補充問題(記述) 2. 同様の意味になる組み合わせ 3. 傍線部の意味×5 4. 傍線部の現代語訳 5. 傍線部は誰のことか×3 6. 傍線部の漢字 7. 文学史 | ・古文 出典:『徒然草』 1. 空所補充問題 2. 傍線部の意味×6 3. 傍線部の内容と同じ心情の和歌 4. 傍線部の読み 5. 二重傍線部を適切な形に活用する 6. 傍線部の漢字 7. 文学史 |
2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | |
一 | ・現代文 出典:『「オピニオン」の政治思想史』堤林剣・堤林恵 1. 傍線部の説明 2. 傍線部の説明 3. 空所補充問題 4. 脱落文補充 5. 漢字問題 6. 傍線部が指す内容 7. 傍線部の説明 8. 語句の意味 9. 空所補充問題 10. 空所補充問題 11. 空所補充問題(記述) | ・現代文 出典:『心にとって時間とは何か』青山拓央 1. 傍線部の説明 2. 空所補充問題 3. 空所補充問題 4. 傍線部の批判 5. 傍線部について適切なもの 6. 空所補充問題(記述) 7. 空所補充問題 8. 漢字問題 9. 傍線部の例 | ・現代文 出典:「データ・リヴァイアサンの降臨」 1. 漢字問題 2. 傍線部の説明 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の理由 5. 傍線部の意味 6. 空所補充問題 7. 空所補充問題 8. 傍線部の説明 9. 抜き出し(記述) 10. 傍線部の説明(記述) 11. 傍線部の意味 |
二 | ・古文 出典:『源氏物語』 1. 漢字で書く(記述) 2. 傍線部の意味 3. 現代語訳(記述) 4. 傍線部の解釈 5. 傍線部の主語 6. 空所補充問題(記述) 7. 傍線部の様子 8. 文学史 | ・古文 出典:『更級日記』 1. 傍線部の内容 2. 傍線部の主語 3. 空所補充問題(抜き出し) 4. 空所補充問題(記述) 5. 空所補充問題 6. 空所補充問題(抜き出し) 7. 傍線部の解釈 8. 傍線部の内容(記述) 9. 傍線部の読み(記述) 10. 文学史 | ・古文 出典:『平家物語』、『十訓抄』 1. 傍線部の主語 2. 傍線部の解釈 3. 文学史 4. 傍線部について(記述) 5. 傍線部の読み(記述) 6. 傍線部の意味 7. 指定部分の説明 |
現代文と古文がそれぞれ1題ずつ出題されます。
試験時間は60分なので大問1つに20~30分程度かけることができます。
変わった問題は出題されず、典型的な私立大学の問題です。
●現代文
・漢字問題
共通テストと同じ形式で、文章中に引かれた傍線部と同じ漢字を使っているものを選ぶ問題です。
標準レベルなので『漢字マスター1800+』などの漢字問題集を使って対策していきましょう。
・傍線部に関する問題、空所補充問題
空所に入る語句や文章を選ぶ問題、傍線部について説明、理由、指す内容などを答える問題です。
このタイプの問題が苦手な人は文章を細部まで読み込むことができてません。
読んでいるつもりでも意外と主観で軽視している部分があり、そこが重要だったりします。
まずは精読(時間を気にせずに答えとなる根拠を徹底的に洗い出す練習)をしましょう。
時間をかけてもわからないものを制限時間ありで解いても意味がないからです。
・記述問題
空所補充、抜き出し、説明があります。説明は指定する語句を使って20~40字程度で記述する問題です。
どちらにしても他の問題と同じように最初は文章を読み込んでいく勉強が必要です。
過去問を使って指定語数内でまとめられるように演習を重ねましょう。
●古文
単語、文法、解釈、説明、文学史など古文の能力を多角的に問われます。
単語は現代語と意味が違うものや意味がたくさんあるものを中心に覚えていきましょう。
文法は助動詞の表などを何も見ずに作成できるまで反復し、必ず問題を解くようにしましょう。
読解は一度解いたら、現代語訳と照らし合わせて全文読み直しましょう。
古文の文章は単語や文法などを習熟しても全文解釈できないことが多いです。
問題を解くときは全文を解釈できている必要はありませんが、見直しをするときは全文を正確に理解しましょう。音読もすると効果的です。