明治大学 国際日本学部の日本史対策

本記事では明治大学 国際日本学部の日本史対策について記載しています。

国際日本学部の日本史の試験時間は60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は80%以上に設定して勉強しましょう。

国際日本学部の情報(個別入試・3科目)

年度募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
20231302,4182,3325894.0
20221302,4202,3356813.4
20211302,6062,5345642.2

数値には追加合格・補欠合格・特別措置を含みます。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2023年度

チンギス=ハンとその後継10問(選択と記述)
近世日本の図画や工芸品10問(選択と記述)
近代日本の資料(史料)10問(選択と記述)
現代史10問(選択)

・2022年度

9~11世紀の地方情勢10問(選択と記述)
江戸幕府による文化や学問の統制10問(選択と記述)
近代日本の外交関係に関する史料10問(選択と記述)
現代史10問(選択)

・2021年度

古代日本の外交関係(史料あり)10問(選択と記述)
安土桃山時代10問(選択と記述)
幕藩体制下の経済、明治政府の財政10問(選択)
現代史10問(選択と記述)

国外との関係性、史料問題、現代史は必ず出題されます。
2022年度から大問1~3が選択問題と記述問題、大問4は選択問題となっています。
設問は語句の記述問題、正しいものや誤っている文章や組み合わせを選ぶ問題、一問一答形式の選択問題、史料問題、文章中の選択問題などで構成されています。
記述問題は漢字指定が基本なので、覚えにくいものはリストアップして覚えましょう。
全時代がまんべんなく問われる上に現代史は必ず出題されるので、通史を早めに終わらせる必要があります。

●問題別の分析
・語句の記述問題
空所や問いにあった語句を記述する問題です。
上述したとおり漢字やカタカナなどの指定があるので正確に書けるように練習しておきましょう。
教科書や参考書をぼんやり読んだり、一問一答を中途半端にやると答えることができないので、覚えているのかどうかの認識を徹底しましょう。

正しいものや誤っている文章や組み合わせを選ぶ問題
出来事を覚えるときは5W1H(どこで、だれが、いつ、どうして、何を、どうやって)を意識して覚えましょう。語句の内容も覚えている必要もあります。
この問題が苦手な人は何を、誰がくらいしか意識してないことが多いです。高校入試まではそれで対応できると思いますが、大学入試ではNGです。

・一問一答形式の選択問題
問いにあった語句を選択肢から選ぶ問題です。
語句だけでなくその内容も正確に覚えておきましょう。

・史料問題
史料を読んでその内容に関連する問題が出題されます。
設問は何の史料かを特定する問題や史料の時代に関連する問題などが多いです。
東進の『日本史史料一問一答【完全版】2nd edition』などを使用して対策していきましょう。

・文章中の選択問題
大問4で出題される形式です。
文章の中に選択肢があるので、文脈にあった語句を選びます。
内容は現代史であることが多いので、特に現役生は間に合わないということがないようにしましょう。
通史はもちろんのこと、文化史からも出題されます。