明治大学 全学部統一入試の日本史対策

本記事では明治大学 全学部統一入試の日本史対策について記載しています。

全学部統一入試の日本史の試験時間は60分で、配点は100点です。

目標得点率は70~80%以上に設定して勉強しましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2023年度

原始・古代の政治・社会9問マーク
中世・近世の一揆・騒動・騒擾8問マーク
第一次世界大戦後の経済8問マーク
戦後日本における在留外国人9問マーク

・2022年度

日本の原始・古代8問マーク
近世初期の農民9問マーク
近現代の労働者を取り巻く出来事9問マーク
現代の税制と経済8問マーク

・2021年度

古代・中世の藤原氏9問マーク
建築の歴史8問マーク
近代の貨幣制度8問マーク
近現代の人口と合計特殊出生率9問マーク

毎年、大問1は原始・古代(中世)、大問2は中世・近世、大問3は近現代、大問4は現代という構成になっています。
すべてマーク式で、設問は用語を確認する問題、正しいまたは誤っている文章を選ぶ問題、年代の整序問題、空所補充問題で構成されています。
教科書や参考書、難関大学向けの一問一答を反復していれば対応することができます。

●問題別の分析
・用語を確認する問題、正しいまたは誤っている文章を選ぶ問題、空所補充問題
【原始古代】
知識を直接確認するような問題も出題されますが、何かと関連付けて出題されることが多いです。
例えば、2022年度は重要文化財の写真を年代順に並べ替える問題やその時代の特色が問われる問題が出題され、2021年度は天皇とその在位時の出来事や関連人物などが問われる問題が出題されています。
用語などをそのまま丸暗記するのではなく、それに関連することまで含めて覚えていきましょう。

【中世・近世】
原始・古代と同様に関連付けた問題が出題されます。
テーマ史になることもあるため一概に中世だけが問われるということは言えません。
文章の正誤が問われることが多いため、教科書や参考書の記述を正確に覚えていきましょう。

【近現代】
文章の正誤が問われることが多いです。
数字(年齢や金額、人数など)、貿易関係の動向が具体化されていることが多い時代であるため、厳密に覚えていきましょう。
総理大臣や政党の変遷も覚えるのが難しい項目なので早めに取りかかりましょう。
戦後から最近の首相まで問われることもあるため、通史を早いうちに済ませて最後まで覚えているという状態になることが目標です。

・年代の整序問題
2021年度は2問、2022年度は3問、2023年度は5問出題されています。
出来事だけでなく、遷都した順番や地域の成立の順番も問われます。
年号や教科書、参考書で書かれている順番も整理しながら覚えていきましょう。