学習院大学 文学部・コア試験の世界史対策

本記事では学習院大学 文学部コア試験の世界史対策について記載しています。

文学部・コア試験の世界史の試験時間は60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は75%以上に設定して対策していきましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2023年度

古代ギリシア時代の歴史記述、大西洋革命20問マーク
20点
明代後期の社会・文化、レオ=アフリカヌスの『アフリカ詞』18問マーク
18点
アメリカ合衆国の社会主義運動8問マーク
8点
古代ギリシアの思想家、ビザンツ帝国のイタリア支配、金印勅書、ブルボン朝の諸王、ピューリタン革命(正誤問題と設問)12問記述
24点
A:前3世紀後半~後4世紀前半の中国と匈奴の関係(論述)
B:11世紀~13世紀末ごろのヨーロッパの経済成長(論述)
2問記述
30点

・2022年度

共和政末期のローマ、中国共産党の歴史20問マーク
20点
コンスタンティヌスの寄進状、イギリス史の転換点としての1910年18問マーク
18点
アッバース朝とイスラーム世界の拡大10問マーク
10点
アヘン戦争とアロー戦争、戊戌の変法、義浄の求法の旅、東南アジア島嶼部の貿易拠点、スマトラ島の植民地化(正誤問題)10問記述
22点
A:魏晋南北朝~宋代の官吏登用制度の変遷(論述)
B:17世紀末~18世紀のヨーロッパ諸国間の植民地をめぐる覇権争い(論述)
2問記述
30点

・2021年度

人権と市民革命、中華料理と中国の都市・著名人20問マーク
20点
ネルーの生涯、両大戦間の世界18問マーク
18点
共和政ローマの身分闘争、共和政ローマの領土拡大、中世西ヨーロッパの文化、チベットの歴史(正誤問題)8問記述
16点
明の冊封・朝貢体制8問 記述と選択
16点
A:宋代における商業・都市の発達(論述)
B:ミケーネ文明崩壊~ギリシア人の植民活動までのギリシアの歴史(論述)
2問記述
30点

2022年度から大問3がマーク式になり、大問4が正誤問題に変わっています。
古代から現代まで幅広く出題され、最後は200字以内の論述問題があります。
基本~標準レベルの用語の確認と教科書の理解と暗記に力を入れていきましょう。

●問題別の分析
・大問1、2、3のマーク式の問題
文章の中に選択肢があります。
教科書を読み込んで、一問一答をやれば高得点を取ることができます。
基本的な知識が多いのでここでの失点はできる限りおさえましょう。

・大問4の正誤問題と設問
6~9行程度の文章にある間違えを指摘して、それを正しいものに直す問題と文章に関する設問があります。
人物や王朝名など語句単位での間違えを指摘するので、語句を単純に暗記するのではなく、周辺知識と関連させて覚えていきましょう。
文章の内容に関する設問は標準的な一問一答をやっていれば得点できます。

・大問5の論述問題
キーワードを3つすべて使用して200字以内で論述する問題です。
教科書の記述を丸暗記するのではなく、理解しながら覚えていきましょう。
論述はまず教科書を見ながら書いていき、200字以内で調整する練習を積みましょう。
その後、何も見ないで記述し、できあがった文章を誰かに添削してもらいましょう。