学習院大学 法学部・コア試験の政治経済対策

本記事では学習院大学 法学部・コア試験の政治経済対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

法学部・コア試験の政治経済の試験時間は60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は80%以上に設定して対策していきましょう。

法学部の入試情報

年度学科募集人員志願者数受験者数合格者数競争率
2025法コア試験1502,2862.2015813.9
法プラス試験15303290605.1
政治コア試験1201,3971,3473154.4
政治プラス試験15165163523.2
2024法コア試験1501,7761,6945293.2
法プラス試験15292277743.7
政治コア試験1201,3411,2964023.2
政治プラス試験15229225455.0
2023法コア試験1501,4911,4344143.5
法プラス試験15173166374.5
政治コア試験1209058712743.2
政治プラス試験15115109372.9

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。

・2024年度

物・サービスの取引11問(選択と記述)
25点
『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』濱口桂一郎の一節9問(選択と記述)
25点
産業公害14問(選択と記述)
25点
『格差と闘え』ブランシャールとロドリック編の議論の抜粋8問(選択と記述)
25点

・2023年度

『人権と国家』筒井清輝の一節10問(選択と記述)
25点
司法の存在感の乏しさ10問(選択と記述)
25点
経済統計におけるデータ9問(選択と記述)
25点
持ち主不明の年金記録11問(選択と記述)
25点

・2022年度

プライバシーの権利7問(選択と記述)
25点
『政治学の第一歩』砂原 庸介、稗田 健志、多湖 淳 の一節12問(選択と記述)
25点
私企業の利益優先による社会問題9問(選択と記述)
25点
国際収支について9問(選択と記述)
25点

・2021年度

憲法に基づく法律の合憲性7問(選択と記述)
25点
核兵器の撤廃と軍縮10問(選択と記述)
25点
市場の失敗9問(選択と記述)
25点
ジニ係数について9問(選択と記述)
25点

・2020年度

国家の関わり7問(選択と記述)
25点
インターネットと政治10問(選択と記述)
25点
市場による資源の使い方の決定12問(選択と記述)
25点
株式会社について11問(選択と記述)
25点

大問1、2が政治分野、大問3、4が経済分野から出題されています。
問われる用語は基本~標準レベルですが、「すべて選べ」といった問題が出てくるので教科書や参考書の記述を正確に覚えておく必要があります。

●問題別の分析
・空所補充問題(選択と記述)
文章中の空所に適する語句や文を選択したり、記述したりする問題です。
教科書や参考書の記述を正確に理解し、一問一答で語句の知識を強化していきましょう。
漢字、ひらがな、カタカナなどの指定があるので見逃さないようにヒントにして解答しましょう。

・正誤判定問題
正しいものや誤っているものを選択する問題です。
適切なものもしくは不適切なものを「すべて」選べというタイプの問題があるので、教科書や参考書の記述は正確に覚えるようにしましょう。

例えば「日本国憲法には、国民主権を定めた明文の規定は存在しない」という選択肢があれば、まさに日本国憲法第一条【天皇の地位・国民主権】に明文化されているので、この文は誤りであることがわかります。

・一問一答形式の問題
空所補充問題と同じように難関大学対応の一問一答問題集を使って用語とその内容を確実に覚えておきましょう。

・時事問題
最近の時事に関する問題が出題されることがあります。
2023年度は公的年金制度の仕組み、2022年度はアメリカ前大統領のトランプと現大統領のバイデンについて、2021年度は発展途上国の貧困削減に向けた取り組み、2020年度はインターネットサービスについて出題されています。
「ニュース時事能力検定」などを利用して時事をインプットしておきましょう。

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