学習院大学 法学部・コア試験の政治経済対策

本記事では学習院大学 法学部・コア試験の政治経済対策について記載しています。
学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。
プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。
法学部・コア試験の政治経済の試験時間は60分で、配点は100点満点です。
目標得点率は80%以上に設定して対策していきましょう。
法学部の入試情報
年度 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 競争率 |
2025 | 法コア試験 | 150 | 2,286 | 2.201 | 581 | 3.9 |
法プラス試験 | 15 | 303 | 290 | 60 | 5.1 | |
政治コア試験 | 120 | 1,397 | 1,347 | 315 | 4.4 | |
政治プラス試験 | 15 | 165 | 163 | 52 | 3.2 | |
2024 | 法コア試験 | 150 | 1,776 | 1,694 | 529 | 3.2 |
法プラス試験 | 15 | 292 | 277 | 74 | 3.7 | |
政治コア試験 | 120 | 1,341 | 1,296 | 402 | 3.2 | |
政治プラス試験 | 15 | 229 | 225 | 45 | 5.0 | |
2023 | 法コア試験 | 150 | 1,491 | 1,434 | 414 | 3.5 |
法プラス試験 | 15 | 173 | 166 | 37 | 4.5 | |
政治コア試験 | 120 | 905 | 871 | 274 | 3.2 | |
政治プラス試験 | 15 | 115 | 109 | 37 | 2.9 |
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。
・2024年度
Ⅰ | 物・サービスの取引 | 11問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』濱口桂一郎の一節 | 9問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 産業公害 | 14問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 『格差と闘え』ブランシャールとロドリック編の議論の抜粋 | 8問(選択と記述) 25点 |
・2023年度
Ⅰ | 『人権と国家』筒井清輝の一節 | 10問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 司法の存在感の乏しさ | 10問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 経済統計におけるデータ | 9問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 持ち主不明の年金記録 | 11問(選択と記述) 25点 |
・2022年度
Ⅰ | プライバシーの権利 | 7問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 『政治学の第一歩』砂原 庸介、稗田 健志、多湖 淳 の一節 | 12問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 私企業の利益優先による社会問題 | 9問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 国際収支について | 9問(選択と記述) 25点 |
・2021年度
Ⅰ | 憲法に基づく法律の合憲性 | 7問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | 核兵器の撤廃と軍縮 | 10問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 市場の失敗 | 9問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | ジニ係数について | 9問(選択と記述) 25点 |
・2020年度
Ⅰ | 国家の関わり | 7問(選択と記述) 25点 |
Ⅱ | インターネットと政治 | 10問(選択と記述) 25点 |
Ⅲ | 市場による資源の使い方の決定 | 12問(選択と記述) 25点 |
Ⅳ | 株式会社について | 11問(選択と記述) 25点 |
大問1、2が政治分野、大問3、4が経済分野から出題されています。
問われる用語は基本~標準レベルですが、「すべて選べ」といった問題が出てくるので教科書や参考書の記述を正確に覚えておく必要があります。
●問題別の分析
・空所補充問題(選択と記述)
文章中の空所に適する語句や文を選択したり、記述したりする問題です。
教科書や参考書の記述を正確に理解し、一問一答で語句の知識を強化していきましょう。
漢字、ひらがな、カタカナなどの指定があるので見逃さないようにヒントにして解答しましょう。
・正誤判定問題
正しいものや誤っているものを選択する問題です。
適切なものもしくは不適切なものを「すべて」選べというタイプの問題があるので、教科書や参考書の記述は正確に覚えるようにしましょう。
例えば「日本国憲法には、国民主権を定めた明文の規定は存在しない」という選択肢があれば、まさに日本国憲法第一条【天皇の地位・国民主権】に明文化されているので、この文は誤りであることがわかります。
・一問一答形式の問題
空所補充問題と同じように難関大学対応の一問一答問題集を使って用語とその内容を確実に覚えておきましょう。
・時事問題
最近の時事に関する問題が出題されることがあります。
2023年度は公的年金制度の仕組み、2022年度はアメリカ前大統領のトランプと現大統領のバイデンについて、2021年度は発展途上国の貧困削減に向けた取り組み、2020年度はインターネットサービスについて出題されています。
「ニュース時事能力検定」などを利用して時事をインプットしておきましょう。
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