学習院大学 法学部・コア試験の政治経済対策

本記事では学習院大学 法学部・コア試験の政治経済対策について記載しています。

学習院大学はコア試験とプラス試験があり、コア試験が従来通りの学部別の個別試験で、プラス試験は他学部のコア試験で選抜をおこなう試験です。

プラス試験は同一学部を2回受験することができたり、試験日選択の幅ができるなどのメリットがあります。

法学部・コア試験の政治経済の試験時間は60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は80%以上に設定して対策していきましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
年度別の内容を確認しましょう。
・2022年度
大問1 プライバシーの権利(25点)
大問2 大統領制についての文章(25点)
大問3 私企業の利益優先による社会問題(25点)
大問4 国際収支について(25点)

・2021年度
大問1 憲法に基づく法律の合憲性(25点)
大問2 核兵器の撤廃と軍縮(25点)
大問3 市場の失敗(25点)
大問4 ジニ係数について(25点)

・2020年度
大問1 国家の関わり(25点)
大問2 インターネットと政治(25点)
大問3 市場による資源の使い方の決定(25点)
大問4 株式会社について(25点)

大問1、2が政治分野、大問3、4が経済分野から出題されています。
問われる用語は基本~標準レベルですが、「すべて選べ」といった問題が出てくるので教科書や参考書の記述を正確に覚えておく必要があります。

●問題別の分析
・空所補充問題(選択と記述)
文章中の空所に適する語句や文を選択したり、記述したりする問題です。
教科書や参考書の記述を正確に理解し、一問一答で語句の知識を強化していきましょう。
漢字、ひらがな、カタカナなどの指定があるので見逃さないようにヒントにして解答しましょう。

・正誤判定問題
正しいものや誤っているものを選択する問題です。
適切なものもしくは不適切なものを「すべて」選べというタイプの問題があるので、教科書や参考書の記述は正確に覚えるようにしましょう。

例えば「日本国憲法には、国民主権を定めた明文の規定は存在しない」という選択肢があれば、まさに日本国憲法第一条【天皇の地位・国民主権】に明文化されているので、この文は誤りであることがわかります。

・一問一答形式の問題
空所補充問題と同じように難関大学対応の一問一答問題集を使って用語とその内容を確実に覚えておきましょう。

・時事問題
最近の時事に関する問題が出題されることがあります。
2022年度はアメリカ前大統領のトランプと現大統領のバイデンについて、2021年度は発展途上国の貧困削減に向けた取り組み、2020年度はインターネットサービスについて出題されています。
「ニュース時事能力検定」などを利用して時事をインプットしておきましょう。