中央大学(商学部・経営、金融学科)の世界史対策

本記事は中央大学の商学部(経営、金融学科)の世界史対策について記載しています。

商学部は試験時間が60分で、配点は100点満点です。

目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。

各項目の傾向と対策

全体の傾向
2018年度から2022年度まで実際に解いて調査しています。
大問は全部で3つです。

2020年度までは語句を記述する問題と選択問題が出題されていましたが、2021年度からすべて選択問題になっています。
各大問の配点は32点~36点で、合計して100点になるようになっています。

選択問題は空所に入る語句を選ぶ問題正しいものor誤っているものを選ぶ問題などが出題されます。
誤っているものを選ぶ問題は該当するものがなければ(e)を選びなさいという指示があり、選択肢すべてが正しい場合がありますので、曖昧な知識だと間違えてしまいます。

●設問別の攻略法について
・空所に入る語句を選ぶ問題
連続性のあるものが選択肢に並んでいることが多いです。
例えば、韓国統監府、朝鮮総督府について、それぞれ統監と総督を言えますか?
初代統監は伊藤博文、初代総督は寺内正毅です。
また、北朝鮮の三代にわたる最高指導者、主な韓国大統領をそれぞれ順番に言えますか?
北朝鮮:金日成→金正日→金正恩
韓国:李承晩→朴正熙→全斗煥→盧泰愚・・・(主な大統領です)
その他、中国内で起きた乱やヨーロッパの王様、アメリカが獲得した領土(年号もあわせて)などが出題されています。文化史からも出題されています。
自分の中で曖昧になっていると思っている部分は何回も確認しましょう。

・正誤問題
4つある選択肢の中から正しいものor誤っているものを選ぶ問題です。
選択肢はほとんど教科書に記載のあるもので、普段から読み込んでおけば対応できます。

特に制度の内容や歴史的事象の背景、因果関係、歴史的事象の結果などに注目して教科書を読んでいきましょう。「何が起きて、何がどうなって、結果的にどうなった」や「この制度は具体的にどんな制度なのか」など、内容まで確認してください。
(例)ボストン茶会事件の概要を説明できますか?
「マニフェスト=デスティニー」とは何か説明できますか? など。

上述のとおり、どれも間違っていない可能性もありますので、基本的な知識、記述を確実に覚えるようにしましょう。一問一答で用語をその場しのぎで覚えても対応できません。

知識量ではなく密度を意識して教科書、一問一答、資料集などを確認していきましょう。