千葉大学 前期日程の数学対策

本記事では千葉大学(前期日程)の数学の対策について記載しています。
千葉大学の数学は学部ごとに配点が異なります。
学部 | 点数 |
理(数学・情報数理) | 600点 |
教育(学校教員<中学校・数学科>) | 500点 |
園芸(食糧資源経済) | 450点 |
国際教養 法政経 教育(学校教員<小学校>) 教育(学校教員<英語教育>) 教育(学校教員<特別支援教育>) 教育(学校教員<乳幼児教育>) 理(物理) 工 情報・データサイエンス 園芸(園芸、応用生命科学、緑地環境) 医 薬 | 300点 |
理(化学) 理(地球科学) | 250点 |
教育(学校教員<中学校・社会科>) 教育(学校教員<中学校・理科>) 教育(学校教員<中学校・技術科>) 教育(学校教員<中学校・数学科>) 教育(学校教員<小中専門・図画工作、美術科>) 教育(学校教員<小中専門・保健体育科>) 教育(学校教員<小中専門・家庭科>) | 200点 |
文(人文<行動科学>) 教育(学校教員<中学校・国語科>) 教育(学校教員<小中専門・音楽科>) 理(生物) | 150点 |
試験時間と解く問題は学部によって異なります。
学部 | 試験時間 | 解く大問 |
教育(中学校<数学>を除く) 国際教養 文(人文<行動科学>) 法政経 園芸(食料資源経済) 先進科学プログラム(物理学、工学、情報、データサイエンス関連を除く) | 80分 | 1〜3 |
教育(中学校<数学>) | 150分 | 3 〜8 |
理(数学・情報数理を除く) 薬 工 園芸(食料資源経済を除く) 先進科学プログラム(物理学、工学、情報、データサイエンス関連) 情報・データサイエンス | 120分 | 4〜8 |
医 | 120分 | 5〜9 |
理(数学・情報数理) | 180分 | 4〜9 |
千葉大学の入試情報
公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
2024年度 | |
1 | ・指数、対数不等式(数学Ⅱ) 小問×3 |
2 | ・確率の基本性質(数学A) 小問×3 |
3 | ・2次関数のグラフ、1次関数とグラフ(いろいろな関数とグラフ)(数学Ⅰ) 小問×2 |
4 | ・定積分(数学Ⅲ) 小問×3 |
5 | ・確率の基本性質、数列の極限(数学A、数学Ⅲ) 小問×2 |
6 | ・体積、最大値・最小値(数学Ⅲ) 小問×3 |
7 | ・関数の極限、数列の極限(数学Ⅲ) 小問×3 |
8 | ・関数の極限(数学Ⅲ) 小問×4 |
9 | ・漸化式、関数の極限(数学B、数学Ⅲ) 小問×2 |
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | |
1 | ・軌跡、直線の方程式(数学Ⅱ) 小問×3 | ・確率の基本性質(数学A) 小問×2 | ・2次関数の最大・最小 小問×2 |
2 | ・確率の基本性質(数学A) 小問×3 | ・図形の計量、正弦定理・余弦定理(数学Ⅰ) 小問×3 | ・等比数列(数学B) 小問×2 |
3 | ・2次方程式の解と判別式、2次関数のグラフ(数学Ⅰ、Ⅱ) 小問×2 | ・面積(数学Ⅱ) 小問×3 | ・確率の基本性質(数学A) 小問×2 |
4 | ・関数の極限、最大値・最小値(数学Ⅲ) 小問×3 | ・ユークリッドの互除法、不定方程式(数学A) 小問×2 | ・約数と倍数、素因数分解、いろいろな数列(数学B) |
5 | ・平面ベクトルの内積(数学B) 小問×4 | ・確率の基本性質(数学A) 小問×3 | ・確率の基本性質(数学A) 小問×3 |
6 | ・確率と漸化式(数学B) 小問×3 | ・ベクトル方程式(空間)、ベクトルと図形(空間)(数学B) 小問×2 | ・直線の方程式、微分法の方程式への応用(数学Ⅱ) 小問×2 |
7 | ・定積分、最大値・最小値、微積分の融合(数学Ⅲ) 小問×3 | ・漸化式、数学的帰納法(数学B) 小問×3 | ・複素数の極形式、ド・モアブルの定理(数学Ⅲ) 小問×3 |
8 | ・複素数の極形式(数学Ⅲ) 小問×3 | ・定積分と不等式(数学Ⅲ) 小問×3 | ・面積、関数の極限(数学Ⅲ) 小問×3 |
9 | ・平均値の定理、最大値・最小値(数学Ⅲ) 小問×3 | ・微分法の不等式への応用、関数の増減と極値(数学Ⅲ) 小問×2 | ・数学的帰納法(数学B) 小問×3 |
文系学部の数学は毎年必ず確率の基本性質に関する問題が出題されています。
理系学部の数学は、ほとんどの年度で、数学ⅠAⅡBと数学ⅢCの出題が半々となっています。
全体的な傾向として微積分からの出題が頻出です。
全問題が記述式なので、わかる問題とわからない問題を分けて、わからない問題は部分点が稼げるように過去問などで演習を積んでおきましょう。
●対策
標準的な問題と非常に難易度の高い問題などが混在しているので、過去問を通じて見極める力をつけていきましょう。
確実に完答できるものは計算も間違えずに解き切り、難しい問題は部分点を狙う問題と捨て問を作ってみてください。
中でも確率、微積分に関する問題は頻出なので、この2分野の対策には特に力を入れましょう。
全問記述で証明問題も含まれているため、必ず過去問などを利用して最初から最後まで理路整然と記述できるのかという点を重視してください。
数学全体の話ですが、公式は丸暗記せずに「どのように導き出されるのか」まで理解しながら公式を頭に入れましょう。
難易度の高い大学では、当然、公式の丸暗記をしたから解けるという問題は出題されません。
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