熊本大学(前期日程)の英語対策
本記事では熊本大学(前期日程)の英語対策について記載しています。
熊本大学の英語は学部によって配点が異なります。
文学部:200点
教育学部:150点(中学教員養成課程の音楽、美術、保健体育は英語の個別試験がありません)
法学部:200点
理学部:100点
医学部医学科、保健学科(検査技術科学):200点
医学部保健学科(看護学、放射線技術科学):100点
工学部:150点
薬学部は英語の個別試験がありません。
目標得点率は65%に設定して勉強していきましょう。
医学部医学科については75%に設定しましょう。
試験時間は120分です。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
大問はぜんぶで4つです。
長文問題が2題、自由英作文が1題、空所補充問題が1題です。
長文問題の設問は国立大学でよく出題される日本語で説明する問題や下線部和訳、空所補充などです。
文章のレベルは標準的です。文法・語法・熟語・イディオムを覚えて、英文解釈をやり、多読するという王道の勉強で対応することが出来ます。
自由英作文は毎年80語以下の語数指定(100語の年度もあります)があり、簡単な文章を読んで意見を述べる問題です。
空所補充問題はインタビューの文章の中にある空所を埋めていく問題です。選択問題ではなく自分で考えて適切な語句を埋めるのですが、最初のアルファベットは与えられています。
●大問1、2(長文問題)
大問1は日本語で解答する問題で、大問2は英語で解答する問題です。
大問1は主に日本語で説明する問題、下線部和訳、空所補充などといった構成です。
大問2は主に下線部の意味に近いものを選ぶ問題、本文からの抜き出し問題、内容一致、指定語数内で記述する問題などといった構成です。
上述したとおり、文章自体は難しいものではないのですが、記述問題ですので、知らない単語があったり、うまく構文がとれないとまるまるその設問を失点する可能性もあるので、標準的な内容を正確にアウトプットできるように勉強することが求められます。
●大問3(自由英作文)
短いニュース記事を読んで、その内容について自分の意見を述べる問題です。
【過去の出題】
・2021年度(80語以下)
結婚した夫婦は同じ姓を名乗ることを要求されるべきかについて。
・2020年度(80語以下)
10代の投票率の低さについて。
・2019年度(100語以下)
議員がカジノ法案を可決したことについて。
・2018年度(80語以下)
高校でスマートフォンを使うことは素晴らしい考えだという意見について。
*ニュース記事はありません。
語数は英検2級で要求されるものとほとんど同じです。(英検は80~100語)
あげられたテーマについてよく知らなくても記事があるので、とりあえずの意見は書けると思います。
この大問に時間をかけすぎないようにしましょう。
●大問4(空所補充問題)
インタビューの内容が書かれており、空所があいているので、そこに適する語句を自分で考えて入れる問題です。最初のアルファベットは指定されています。
熟語表現など、覚えていれば即答できるものは間違えないようにしましょう。
自分がインタビューの解答者だと思って、何と答えるのが適切なのかを考えて解きましょう。
記述なのでスペルが曖昧だったり、そもそも語彙の知識が乏しいと大量に失点してしまいます。