同志社大学(全学部統一)の英語対策

本記事では同志社大学全学部日程(文系)の英語対策について記載しています。

全学部日程(文系)の英語の試験時間は100分で、配点はグローバル・コミュニケーション学部の英語コースが250点満点で、その他の学部は200点満点です。
*法学部、経済学部は80点を下回ると他の教科の採点はされません。

目標得点率は80%以上に設定して勉強していきましょう。

全体の傾向
大問は長文読解①、長文読解②、会話問題という構成です。
長文読解は2つとも700語~900語と長く、長文読解の演習が不十分な受験生は苦戦します。
文章自体の難易度は標準的で、わかりにくい構文や内容で書かれた文章ではありません。
会話問題も前後関係の把握で回答することができ、何か特別な会話表現を覚える必要はあまりありません。
英文和訳問題、和文英訳問題があるので、軽視せずに丁寧に対策していきましょう。

●大問1、2(長文読解)
大問1、2の配点はそれぞれ65~75点前後です。
設問は空所補充問題、下線部の意味に最も近い意味ものを選ぶ問題、波線部の内容に最も近い意味を選ぶ問題、空所補充式の整序問題、内容一致問題(複数回答)、英文和訳問題で構成されています。

空所補充問題は前置詞、接続詞、関係詞から主に出題されています。
前置詞そのものの意味が問われている問題と熟語の一部として前置詞が使用されている場合があります。熟語の場合、覚えていれば即答できるので単語だけでなく、熟語暗記にも力をいれてください。

下線部の意味に近いものを選ぶ問題は文脈で判断できますが、同意表現の言い換えであることが多いため、似たような意味をもつ単語は事前にまとめて覚えておきましょう。

例えば、「~を禁止する」といわれていくつ単語が思い浮かびますか?
ban, forbid, prohibitなどがあります。同意表現がいくつかある単語に要注意です。

波線部の意味や内容に近いものを選ぶ問題は波線部の文を文脈に従って別の言葉で言い換えてみましょう。頭の中で言語化できると即答することができます。

空所補充式の整序問題は文脈に従って文中の空所に入る語句を入れていく問題です。不要な語句も含まれています。
日本語文がないので一見難しそうですが、熟語表現などでまとめていくと選択肢が減っていくので、まずはある程度かたまりを作りましょう。

内容一致問題は不一致のものが、本文で述べられていることと大きく違うことが多く、判断に迷うようなことは少ないかと思います。
とはいえ、他の問題を解きながら読み進めていると内容も忘れがちになるので、内容にそって簡単なメモを書いておくと参照しやすいです。

英文和訳問題は本文中の文を訳す問題ですが、文脈に沿った形で和訳をするようにしましょう。
文構造を把握しにくい文なので、どこまで一つのかたまりになっているのかを丁寧に見極める必要があります。

和訳する際も直訳するのではなく、日本語として自然な訳にする必要があります。
単語と熟語、構文、文法の能力を問われますので、丸暗記するのではなく、文中での使われ方などを理解するようにしましょう。

●大問3(会話問題)
会話問題は空所補充と和文英訳問題という構成です。
空所補充問題は会話の流れに沿うように選択肢から適切な表現をいれる問題です。
空所の数より選択肢の数が多いですが、内容は理解しやすいので選ぶのは容易だと思います。
わからない場合は飛ばして、次の空所を考えましょう。残ったものでわからないところを再度考えればいいのです。ただ、この問題は全問正解でいきたいところです。

和文英訳問題は会話の中に入るフレーズから出題されるのですが、こちらも標準的な英訳問題で、基本的な文法知識をいれて、基本的な例文を頭にいれておけば難なく対応できると思います。
過去問演習などで実際に書いたときは学校の先生や予備校、塾の先生などに添削してもらいましょう。

全体的に標準的な内容ということもあり、高得点勝負になります。
いかに簡単もしくは標準的な問題を間違えずに回答するかが勝負の分かれ目となります。

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