北海道大学(前期日程)の英語対策

本記事では北海道大学の前期日程の英語対策について記載しています。

北海道大学では総合入試と学部別入試にわかれていますが、問題は同じです。

試験時間は90分で、配点は150点満点です。

標準的な内容ですので、70%前後の得点率を目標にして勉強をしていきましょう。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
長文読解が2題、文章に関する英問英答と自由英作文が1題、会話問題が1題という構成です。
長文読解問題は600~700語のものが2題出ますので、素早く読んで解答しないと間に合いません。
大問3は長文を読んだあとに、その内容に関する質問がありますので、解答部分にある空所を英語で補っていく問題です。加えて、自由英作文も出題されています。
大問4は会話問題ではあるのですが、1種の長文読解問題に近く、会話内容の要約文があるので、そこにある空所に入るものを選択肢から選ぶ問題となっています。
難しい単語や文章をあつかっているわけではないので、標準的な内容をいかに深く内容を理解して解答でそれを示せるかが重要です。

●大問1、2(長文読解)
文章のテーマは多種多様です。
主な問題形式は下線部和訳、日本語で説明したり述べたりする問題、空所補充、内容一致(不一致)、タイトル選び、内容一致と整序問題などです。
選択問題もありますが、基本的には記述式となっています。

下線部和訳は国公立大学でよく出題される形式です。
5文型にわけることが難しく、さまざまな文法知識を利用しながら解釈していく必要があります。
英文解釈系の参考書や問題集は基本的なものだけでなく『ポレポレ英文読解プロセス50』などの発展的な内容の参考書までやりこんでおきましょう。

日本語で該当部分を説明したり、内容を述べたりする問題は文章を正確な理解を求めています。
指定後数があり、おおむね該当部分の日本語訳だけでは、語数がオーバーするようになっています。
いかに簡潔かつ正確に記述できるかに重点を置きながら過去問演習をやっていきましょう。

空所補充問題は選択式と記述式がありますが、文法・語法的な知識を確認しているのではなく、文章の流れを理解しているのかを確認する問題です。
字面を追うだけでなく、文章の内容を理解しているのかを常に確認しながら解いていきましょう。

内容一致問題(不一致問題)は文章の内容に合っているものや合っていないものを選ぶ問題です。
国公立大学のみならず私立大学でもよく出題される形式です。
また、内容一致+文の整序問題も出題されています。
本文の内容に合致している文を選び、時系列順に正しく並べ替えるという問題です。
どちらにしても文章を正しく読めているかが問われています。整序問題については文章を読み始める前に出題を確認したら、軽く要約したものを欄外にメモしていくことをオススメします。

タイトル選びについては文章の内容を抽象化する能力が必要で、「つまり何が言いたい文章なのか」ということを念頭に置きながら読み進めていきましょう。

●大問3(英問英答と自由英作文)
文章を読んで、内容に関する文の空所を英語で記述する問題や自由英作文が出題されます。
「○段落に関する文を完成させよ」(実際は英語での質問です)という問題や英語での質問があり、それに対する答えの続きを英語で書く問題などがあります。
文章をヒントにしてもいいのですが、そのまま抜き出すのは禁止されています。
答えに該当する部分を英文中に見つけたら、いったんその文を抽象化して、自分の言葉で英語に直していきましょう。

自由英作文は文章の内容に関することをテーマに出題されます。
過去のテーマは下記の通りです。(実際は英文で、本記事では要約しています)

・2021年度
人文科学系と社会科学系どちらが将来的に重要になるか。(70~100語)

・2020年度
自動運転車が当たり前のように使用されている社会に住みたいと思うか。(70~100語)

・2019年度
あなたにとってソーシャルメディアは良いものか悪いものか。(80~100語)

・2018年度
動物園はテレビ番組に取って代わられるべきだという意見に反論しなさい。(70~100語)

・2017年度
日本のワークライフバランスのメリットとデメリットを述べよ。(70~100語)

・2016年度
都市部に住む人々は職場まで自転車で行くべきであるという意見に反論しなさい。(70~100語)

・2015年度
日本でホームスクーリングが推奨されるべきであるという意見に反論しなさい。(70~100語)

テーマについてよく知らなくても文章があるので概要を知ることが出来ます。
ただ、どれも日本では議論が多くされている話題ですので、普段からこういった話題について考えておきましょう。

時間が思っているより取られますので他の問題を素早く解くか、自由英作文から始めるかのどちらかで戦略を立てていきましょう。

大問4(会話問題の要約)
長めの会話文があり、その会話の内容について要約した文があるので、そこにある空所に適切な語句を選択肢から選んで入れていく問題です。全部で12問出題されます。

ただ、選択肢は20個以上あり、すべて入るわけではありません。
空所の前に注目すると前置詞だったり、名詞だったりしますので、そこから選択肢を削ることはできます。
例えば、前置詞であれば後ろにくるのは名詞(動名詞)しかありませんので、それ以外を消去することができます。

文法・語法を軽視していると効率が悪くなりますので、直接的に問題がでなくても、基礎は盤石にしておきましょう。