関西大学(全学日程)の英語対策

本記事では関西大学の全学日程の英語対策について記載しています。

全学日程の英語は90分200点満点です。

毎年形式は変わらないので対策しやすい問題となっています。

目標点は160点/200点(80%)に設定して勉強をしていきましょう。
合格最低点は標準化されているため厳密に言えば参考になりません。

各項目の傾向と対策

全体の傾向
問題構成は会話問題、文整序、長文読解(2題)となっています。
公式サイトより各配点は4点となっています。
難易度は標準的なので文法・語法・熟語・単語を頭に入れて、英文解釈をやり、読解の演習をやれば点をとれるようになります。
しかし、標準的な難易度ということで他の受験生も対策ができていることが多く、高得点勝負にはなるかと思います。

大問1(会話問題と文整序問題)
A問題の会話問題は5問出題されます。
会話文の流れに合うように空所に入るものを選択肢から選ぶ問題です。
会話の場面を想像すれば容易に答えを決めることができ、このパートは満点を狙いたいところです。
基本的な会話表現を覚えておいたほうがいいですが、会話の流れだけで判断できる空所が多いです。

B問題の文整序問題は6問出題されます。
A~Fの文章が並んでおり、意味が通るように並べ替えていくのですが、解答方法に気をつけなければいけません。
「Aの次にくるもの」「Bの次にくるもの」…という表記がされているので、並べ替えた順番で解答してしまうと全問ミスもありえます。
例えば、並べ替えてACDEBFという順番になったとしても、答える順番はCFDEBZでなければいけません。
*文章の最後であるものはZと答えます。

文整序問題で意識すべき点は下記の通りです。

・指示語、代名詞の確認
・接続詞の確認
・時制の確認
・単語の確認


最初にくる文章は決まっているので、その続きを検証していきます。
指示語や代名詞はitやtheyなどわかりやすいものや、theなども判断の基準になります。
theは一度話題にしたものにしかつかないからです。
また、howeverやin this wayなどの表現にも注目していきましょう。
新しく話題にあがっている単語なのか、すでに述べている単語なのかも判断の基準となります。

●大問2、3(長文読解)
設問の形式は空所補充問題、下線部の意味を問う問題、内容に関する問題です。

大問2の長文読解問題は文中で単語、文法、語法などの知識を確認する設問が出題されます。
単体で文法・語法問題が出題されないからといって、まったく確認しないわけではないので、文法・語法を軽視しないようにしましょう。

大問3は下線部の意味を問う問題が出題されます。
単語だけでなく文にも下線が引かれており、その内容が指し示すものを選ぶ問題となっています。
大問2、3ともに私立大学では定番中の定番となっている問題ですので、75~80%は得点できるように過去問演習などをやっていきましょう。

内容に関する問題も文脈を理解していれば容易に解くことができます。
字面を追うのではなく、「つまり何を伝えたいのだろう?」という疑問を持ちながら読んでいく練習を普段からしましょう。

速読速解に意識がいきすぎて、文章を読み終わっても実際は理解していないということがよくありますので、まずは内容を十分に理解できているのかを意識しましょう。

全体的に難易度は標準的なので、落としてもいい問題がほとんどありません。
難しい知識を頭に入れる必要はないので、基本的・標準的な内容を確実にアウトプットできるように何度も反復しましょう。