日本大学(N方式)の英語対策

本記事は日本大学(N方式)の英語対策について記載しています。

日本大学のN方式の英語は60分100点満点です。

N方式は全学部統一の方式で、全学部91学科を併願することができます。
*入学検定料は1つの学部学科で18,000円(医学部は50,000円、歯学部・松戸歯学部は24,000円)で受験することができます。

目標得点について

日本大学(N方式)の英語の目標得点は80点以上に設定して勉強をしましょう。

内容は基本的なものばかりで、しっかり勉強してきた受験生は難なく点をとってきます。

各項目の傾向と対策

●全体の傾向
各年度の問題構成は下記の通りです。

【2023年度】
大問1:文法問題(6問)
大問2:語法問題(6問)
大問3:熟語問題(6問)
大問4:長文中の空所補充(5問)
大問5:長文読解(5問)
大問6:会話問題(5問)
大問7:整序問題(6問)
大問8:文章中の整序問題(6問)

【2022年度】
大問1:文法問題(6問)
大問2:語法問題(6問)
大問3:熟語問題(6問)
大問4:長文中の空所補充(5問)
大問5:長文読解(5問)
大問6:会話問題(5問)
大問7:整序問題(6問)
大問8:文章中の整序問題(6問)

【2021年度】
大問1:長文読解(8問)
大問2:文法・語法・熟語問題①(6問)
大問3:文法・語法・熟語問題②(6問)
大問4:会話問題(5問)
大問5:文章中の整序問題(5問)
大問6:長文中の空所補充(5問)
大問7:アクセント問題(6問)

【2020年度】
大問1:文法・語法問題(8問)
大問2:熟語問題(8問)
大問3:アクセント問題(5問)
大問4:会話問題(5問)
大問5:長文中の空所補充(6問)
大問6:文章中の整序問題(5問)
大問7:長文読解(7問)

直近4年分の傾向ですが、2022年度からアクセント問題がなくなっていること以外は毎年同じような問題が出題されています。
試験時間は60分なので、1題あたり7分くらいで回答する必要があります。
文法・語法・熟語問題のような知識だけで即答できる問題を早くこなして、長文読解に時間を割けるように調整しましょう。

●文法・語法・熟語問題(目標解答時間:2~3分、目標得点率:80%以上)
ほとんど基本的な文法・語法・熟語問題集で対応できるような問題です。
中でも熟語が後回しになってしまう受験生が多いと思いますので、単語暗記と同じタイミングで勉強を開始しましょう。

●長文中の空所補充(目標解答時間:5~7分、目標得点率:80%以上)
空所の前後関係を確認して、適切な語句を4択の中から1つ選ぶ問題です。
instead, nevertheless, besides, otherwise, as a result, however, for instance, indeed, on the contrary, therefore, despite, by contrastなどの接続詞表現や関係詞、副詞を入れる問題が多く出題されています。

●会話問題(目標解答時間:7分、目標得点率:80%以上)
対話文の中の空所を埋めていく問題です。
2~3人の会話の流れを確認しながら穴埋めをしていきましょう。

特に会話表現を覚える必要はなく、空所の前後を確認すれば事足ります。
選択肢の内容も正答以外にまぎらわしいものはなく、ほとんど論外といってもいいものなので瞬時に判断することができると思います。

●長文の空所補充(目標解答時間:7分、目標得点率:80%以上)
問題数は5問です。
会話問題と同様、正答以外は論外といってもいい内容ですので、時間をかけずに素早く解いていきましょう。
Instead of, Because of, Owing toなどの表現を正確に覚えておきましょう。
これらの表現は英検2級にも出題されているので練習に最適です。

●長文中の整序問題(目標解答時間:10分、目標得点率:80%以上)
長文の中にあるので、文脈から予想して並べかえる必要があります。
並んでいる語句と文脈から英文の内容を予測して並べかえていきましょう。

動詞の原形があれば、不定詞や助動詞の可能性がある、haveがあれば完了形の可能性がある、ing形があれば分詞や進行形、動名詞の可能性があるなど、一つの語句からさまざまな可能性を予測できるようにしておきましょう。

●長文の内容一致問題(目標解答時間:10分、目標得点率:80%以上)
大体、段落ごとに問題がありますので、一息ですべての文を読む必要はありません。
1段落を読んだら素早く解答していきましょう。

こちらも正答以外はまったく違う選択肢なので迷うことはないと思います。
センター試験の過去問が最適な教材になるかと思います。

●整序問題(目標解答時間:5分、目標得点率:80%以上)
基本的な構文、文法表現から出題されています。
had better not 動詞の原形など頻出の表現かつ多くの受験生が語順を曖昧に覚えてそうなものから出題されます。

勉強しているときは、どの表現も正確に覚えるようにしましょう。

時間配分は全体で約50分で終るように調整されています。
見直しにじゅうぶんな時間をとれるような配分ですので、実際はもっとぎりぎりになってしまう可能性があります。

単語、文法、語法、熟語についてはすぐにアウトプットできるように何度も反復して覚えましょう。問題が難しくない分、短時間で高得点を取る必要があり、侮ってはいけません。
油断せずに対策をしていきましょう。

Follow me!