東京家政大学の英語対策
本記事は東京家政大学の統一・一般入試における英語の対策について記載しています。
目標得点と各項目の傾向と対策です。
目標得点について
東京家政大学は各学部において合格最低点が違いますが、英語で7~8割の得点を目指した方がいいでしょう。
健康科(看護)学部以外は2科目での受験となるので、英語以外の科目で得点することが難しい場合は英語でもっと高い点を取ることを目標にしたほうが安全です。
問題全体としては英検2級、センター試験、共通テストレベルです。
各項目の傾向と対策
●全体の傾向
2018年度までアクセント・発音問題が出題されていましたが、2019年度からアクセント・発音問題がなくなり、文法・語法・熟語表現の問題が増えました。
その他は会話表現に関する問題、2題程度の長文読解、整序問題は変わりません。
難易度は標準で、特に難しい問題はないのですが、時間が短いため(50分程度)知識で解ける問題は瞬時に処理する必要があります。
センター試験と内容がひじょうに似ているため、最低でも10年分は解いておいたほうがいいです。
戦略①
最初に文法、語法、熟語表現、会話問題、整序問題をやり、長文に時間をかける。
戦略②
長文を先に時間をかけて解いて、文法、語法、熟語表現、会話問題、整序問題を瞬時に処理する。
過去問に取り組むときはこの2つのパターンで練習してみてください。
●文法、語法、熟語表現問題(目標解答時間:5分、目標得点率:80%以上)
難易度はセンター試験レベルです。
文法、語法、熟語表現の問題が記載された標準的な問題集の内容を頭にいれておけば難なく対応できます。
しかし、覚えていればいいということはなく、しっかり問題演習をして本番でアウトプットできるようにしていきましょう。
まさにセンター試験の問題が役に立ちますので、すで共通テストに移行しているので書店などには共通テスト対策用の問題集が売られていると思いますが、ネットでセンター試験の過去問を購入したほうがいいでしょう。
この項目で頭を悩ませていると長文に時間をかけることができなくなりますので、おおよそ10~12題ありますが、5分以内に解き終わるようにしましょう。
文法問題は典型的なひっかけが選択肢に含まれていないので、知っていれば瞬時に解けるというレベルです。
●会話問題(目標解答時間:7分、目標得点率:75%以上)
2人の会話の流れから、どの表現が適切かを選ぶ問題と会話の内容を問う問題です。
ある程度、会話表現を知っている必要があるので、文法、語法、熟語表現と同じように標準的な会話問題が収録されている問題集を一通りやっておくことをオススメします。
選択肢の中には聞いたこともないような表現がまぎれていることもありますが、こういう問題は消去法で解けるようになっているので、やはり基本会話表現を正確に覚えているかがカギになります。
会話の内容を問う問題は英検準2級レベルなので、できれば満点を狙いたいところです。
●整序問題(目標解答時間:6分、目標得点率:70%以上)
5~7個程度の語句を並べかえる問題で、難易度は標準レベルです。
中には無生物主語など、日本語を直訳しただけでは解答の検討がつかない問題もありますので、柔軟に対応できるように、こちらも標準的な整序問題が収録されている問題集をつかって練習していきましょう。
整序問題についてもセンター試験の過去問が役に立ちます。
比較的、難しい問題も含まれていますが、何にせよ時間が短いのでせいぜい1問約1分が限度かと思います。
●読解問題2題(目標解答時間:1題10~12分、目標得点率:70%以上)
長文の内容は難易度の比較的高いものがありますが、設問自体はあまり難しくありません。
まずは長文を読み始める前に設問を確認しておきましょう。
時間が短いため瞬時に回答していく必要があります。
全体的に知識を問う問題が多く、勉強していても知識系の方がやりやすく、ついつい長文読解がおろそかになってしまいますが、それでは合格を勝ち取ることができません。
まずは英文を正確に読む練習をして、次に制限時間をもうけて根拠をもって選択肢を選ぶ練習をしましょう。
他の問題と同じくセンター試験の問題形式と似ているので、センター試験の問題で練習をしましょう。また、英検2級の問題も有効です。
全体的に標準レベルではありますが、まったく勉強しないで受かるということはありえないので、毎日コツコツ正しい方向で勉強するようにしていきましょう。