大学入試と定期テストの関係性【高1・高2・高3】
大学入試と定期テストの関係について、悩んでいる人は多いと思います。
定期テストをクリアできないと大学入試なんてクリアできない、一般入試だから定期テストの点数は気にしなくていいなど、たくさんの意見があって自分がどういう行動をとっていいかわからなくなりませんか?
本記事では高1~高3までの大学入試と定期テストの向き合いかたについて書きます。
高校1年生・高校2年生について
結論から言うと高校1、2年生は「推薦を選ぶ人は全力で対策、一般入試を選ぶ人は定期テストの勉強をしないか、するなら一夜漬けはNG」です。
【推薦を選ぶ】
推薦入試は学校の評定が何よりも重要なので、定期テスト対策をするのは当然です。
また、推薦入試にするか一般入試にするか決まっていない人もしっかり定期テスト対策をしましょう。
【一般入試を選ぶ】
一夜漬けをするくらいなら対策しないで赤点ぎりぎりでクリアしましょう。
一夜漬けで得た知識は数日で消えてなくなりますので、それだけ時間の無駄です。
対策するならする、しないならしないでメリハリをつけてください。中途半端が一番意味なしです。
また、定期テストの出題内容によっても対策をするかしないかは変わってきます。
学校の先生の中には「とりあえず学校で決められている範囲で仕事すればいいか」という考えの人は当然います。
上記のような考えで仕事をしている先生がつくる定期テストは学習効果が非常にうすい(先生が授業中に話していた雑談や先生が趣味的な感じで作成したプリントなどから出題されている)場合が多いので、一般入試組はこういったテストを対策する必要がありません。
高校3年生について
結論から言うと高校3年生は「推薦を選ぶ人は全力で対策、一般入試を選ぶ人は定期テストの勉強をしないか、するなら一夜漬けはNG」です。基本姿勢は1,2年生と変わりません。
よく「定期テストの問題が解けないのであれば、大学入試の問題なんて解けるわけがない」と言われますが、これは少し違います。
すでに書いたとおり、先生の雑談や趣味的につくったプリントから出題されている場合は、定期テスト対策をしたところで入試問題を解くことができません。
また、定期テストは約2週間前から範囲が発表されて、そこから勉強を始めますが、受験の場合は受験日になるまで勉強を続ける必要があります。特に範囲も発表されているわけではありません。
つまり、定期テストの点数と大学に合格することの間に直接的な因果関係はないということです。
なので、定期テストの点数が悪いからといって第一志望のレベルを下げたりする必要はいっさい無いのです。
「難関大学に合格する人は定期テストの成績もいい」とも言われていますが、定期テスト対策をしているから難関大学に合格するのではなく、難関大学向けに勉強をしているから定期テストの点数もいいというのが実情です。
なぜ難関大学向けの対策をしていると定期テストの点数もよくなる傾向にあるのかというと、難関大学に合格するには学校の進度に合わせて勉強すると間に合わないので、先取りを学習しているからです。
すでに学習した範囲があとから定期テストで出題されるので解けて当然というわけです。
まとめると…
定期テストができることと入試問題が解けることに直接的な因果関係はない。
先取り学習が必要な難関大学を受ける人は定期テストでも高得点であることが多い。
となります。
もちろん、推薦入試を受ける人は定期テスト対策をしっかりやりましょう。
NG行動について
定期テストについて下記のような考えで勉強するのはNGです。
・先生から言われたことは絶対にやらなければいけないから勉強する
・漠然とした不安があるから勉強する
・親に定期テストでいい点をとらないと怒られるから勉強する
・どこかで何かの役に立つかもしれないから勉強する
以上のように他人からの強制と恐怖による支配下で自分の行動を決めるのは、絶対にやめましょう。
対策をしていた方がなんとなく役に立ちそうだし、やっていて損はないという考えでいると、不要なことにまで手を出し始めます。
何をやっても損ではないということは、なんでもかんでもやる理由にもなるということです。
自分にとって本当に必要な選択とは何でしょうか?自己分析をしてみるといいかもしれません。