塾の授業をたくさんとっても成績が上がらないたった一つの理由
「塾に通わせているけど子どもの成績があがらない…」という不安、不満を抱えている親御さんはけっこう多いと思います。
そこで夏期講習や冬期講習などで成績アップを期待して多くの授業をとってしまう方がいますが、これはNGです。
本記事ではなぜ成績が上がらないからといってたくさん授業をとってはいけないのかを解説します。
目次
ズバリ授業は「理解」だけを補完するものだから!
結論からいうと、予備校や塾の授業は生徒の「理解」を補完するだけのものだからです。
理解するだけでテストの点数が伸びるのならば、講師たちは苦労しません。
成績アップには「覚える・理解する・慣れる」の三拍子がそろっている必要があります。
関連記事:成績を上げる秘訣は「覚える・理解する・慣れる」
授業では何かを覚える時間を長くとったり、問題をひたすら解かせる時間をとったりすることができません。
講師としては与えられた時間の中で難しいことをわかりやすく説明することしかできないのです。
授業をたくさんとると「覚える・慣れる」が少なくなる
授業は理解を補完するもので、何かを覚えたり、問題に慣れたりすることは生徒ひとりでやらなくてはいけないことです。
つまり、授業をとればとるほど自学自習の時間が少なくなるということ。
夏期講習や冬期講習で朝から晩まで授業がある生徒がいますが、成績が上がったという例はほとんど見たことがありませんし、上がったとしても元々ほとんどできない状態(偏差値でいうと30台)から多少はできる状態になった(偏差値でいうと40台前半)というだけのことです。
理解したことを覚えて、問題でその知識を使いこなせるようにして初めて「テストで点が取れる」という状態になれます。
講座が積み重なれば積み重なるほど成績アップから遠ざかりますよ。
でも予備校や塾は何もいってこない
多ければ多いほど成績アップから遠ざかっていくことは予備校や塾でよく知られていることだと思います。
*もちろん例外もあります
なのになぜ予備校や塾は「講座の取りすぎですよ」と言ってこないのでしょうか?(中にはいってくれる人もいると思いますが)
簡単にいってしまえば、それだけお金がたくさん入ってくるからです。
予備校や塾側に立ったとして、わざわざお金を落としていってくれる人を止めますか?
内心は「こんなに講座をとっても成績伸びないのになぁ」と思いながら、講座をすすめてくる人はたくさんいると思います。
やはり子どもだけでなく、親御さんもしっかり本質を考えながら行動していくしかありませんね。
「かまなび」は講習も理解を補完するだけの授業もやっていません
僕が現在講師として働いている「かまなび」は、教えない塾をテーマに運営しています。
教えない塾というのは、いわゆる予備校や個別塾でやっているような「授業」をやっていないということです。
基本的に質問に対応するというシステムでやっていて、自学自習がベースです。
また、夏期講習や冬期講習などもやっていません。
通年を通して同じ料金で、かつ「覚える・理解する・慣れる」をしっかりバランスよく強化することができます。
WEBでも対応しているので、遠くて鎌ケ谷の塾まで通えないという人でもLINEなどで質問対応をさせていただきます。
詳細はこちら(中学生)とこちら(文系の高校二年生、高校三年生、既卒生)ですので、参照してみてください。
まとめ
なぜ予備校や塾の授業をたくさんとっても成績が伸びないかというと…
授業は「理解」を補完するものであって、「覚える」「慣れる」は自学自習するしかない。
授業をとればとるほど、自学自習の時間が少なくなるからです。
成績アップの本質はなにかということを考えていないと、結果に結びつかない行動をとってしまいます。