古文は外国語!学習方法は英語と同じ!
現代文は自分たちが使っている日本語で書かれているから読めるけど、古文に関しては何を言っているのかがわからず、点数を落としてしまうという人は多いのではないでしょうか。
同じ日本とはいえ1,000年以上前の言葉ですので現代にいきる人たちがまったく理解できないのは当然のことです。
日本語というカテゴリーに属しますが、学習方法は英語と同じです。
本記事では具体的な古文の勉強方法についてお伝えします。
単語と文法を固めよう!
英語と同じように最初は単語と文法を頭にいれましょう。
【単語】
英語は書き方を学ぶ必要がありましたが、古文の場合はひらがな、漢字ですので書いて覚える必要はありません。
単語の意味がわかれば文章を読むことができるので英単語を覚えるよりは楽です。
覚えるべき単語量も少なく、多くても600語覚えればOKです。
意味の部分を赤シートなどで隠しながら覚えていきましょう。
「やさし」や「ありがたし」など現代で使われている言葉と意味が異なる語もありますので注意をしましょう。
英単語と同じで2~3周で単語集を終わらせるのではなく、少なくとも10周以上は反復すべきです。
1日10語だけでも1か月~2か月で単語の基礎が固まります。
英語の場合1日10語だと1年かかっても基礎が固まりませんので、明らかに古文の負担は少ないですよね。
【文法】
『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』などの解説+問題集という構成の参考書を買ってインプットしていきましょう。
「き・けり・つ・ぬ・たり・けむ・たし は連用形につく」などの規則を覚えている人は多いのですが、どうやって文章の中で活用されているのかまで気を配れている人は少ないです。
活用表を覚えるのも大切ですが、文法の問題を解いて実践力を磨いていきましょう。
問題演習を重ねる
単語と文法の基礎を固めることができたら実際に文章を読んでいきましょう。
問題集としては『古文上達』、『中堅私大古文演習』、センター試験過去問などがオススメです。
文章についても英語と同じやりかたです。
本文を読んでいてわからない部分に線をひき、わからない単語にマーカーをひきます。
答え合わせのときに現代語訳をみて、わからなかった文を文法的に理解します。
単語の意味についても他に意味がないかも調べて、その場で覚えてしまいましょう。
いきなり制限時間をもうけて解かずに自分の中で納得するまで悩んでから回答してください。
そしてわからなかった部分の解答をじっくり読んで、自分のものにするようにしてください。
文章が書かれている時代にしか通用しない常識(古文常識)がありますので、時代背景とともに理解するようにしてください。
例えば、平安時代は結婚を決めるまで相手の顔を見ることができませんでした。
そこで「かいまみ(垣間見)」といって家の近くまで行き、風で"すだれ"がめくれた隙に相手の顔をみるという習慣がありました。
現代で垣間見をやったらストーカーなどの罪に問われる可能性が高いのですが、平安時代は垣間見が常識です。
以上のように常識を知らないとまったく意味がわからないということもありますので、解答を確認するときに当時の常識を頭にいれる必要があります。
まとめ
古文の勉強方法を簡単に…
・単語と文法を頭にいれよう!
・文章を読んで演習を重ねよう!
以上のステップを踏めば基本問題を落とすことはないでしょう。
軽視されがちな古文ですが、対策はすぐに終わりますので勉強すべき科目です。