「数学が苦手だから文系」でも全然OKです【大学生活が命】
文理選択のときに「数学が苦手だから文系にしよう」と決断する人が多いと思います。
かくいう僕も高校時代は数学がとても苦手という意識がありました。
二次関数が範囲の定期テストでは赤点ギリギリだったし、センター模試で偏差値40をとったことがあります。
今思えば単純に正しい勉強法で数学を勉強していなかったから苦手だったのだとわかりますが、高校生でそれに気づくのは至難の業でした。
数学から逃げるために文系を選んだうちの一人です。
しかし世間一般では「数学から逃げる手段として文系を選ぶのは間違い!」という意見が多いですよね。
生涯年収が数学を勉強した人のほうが多いとか、いろいろな意見があるけど僕は「数学が苦手だから文系」という決め方でもいいと思っています。
重要なのは大学での過ごし方です
当たり前ですが大学に入学したら勉強が終わるというわけではありません。
必修科目と自分が興味のある科目を履修し、勉強し、レポートを書いたり試験を受けたりして単位をとるという作業がまっています。
つまり大学受験はその準備段階にすぎないのです。
準備段階での決断だけで、その後の人生を左右するわけないですよね。
なので文理選択を早めに終わらせて、さっさと受験勉強に集中したほうがいいです。
大学入学後のミスマッチを防ぐために文理選択は慎重にやろうという意見もありますが、自分にあっているかなんて入学してからじゃないとわかりません。
ただ、大学によってはオープンキャンパスや模擬授業をおこなっていますので、どうしても進路選択に迷ってしまうときは活用しましょう。
重要なのは「数学を勉強しているか」ではなく、大学入学後に自分がどういう行動をとるかで今後の進路が決まっていきます。
遊びほうけたりバイトばかりやってたりして、勉強や研究もしなければ課外活動もしないという状態であれば、就職活動をするにもアピールできるポイントがないので苦労するでしょう。
本質は「大学に入ってやりたいことは何か?」なのです。
数学は大学入学後も勉強できます
文系学部のなかでも経済学部については数学を勉強していないと授業についていけない場合があります。
僕も経済学を中心に学びたいという意欲がありましたので、大学入学後に受験用の参考書を読んで数学Ⅲ・C(今はCがありません)まで勉強した経験があります。
というのも最近の経済学は大学レベルの数学力がないとテキストを理解することすらできないようになっています。
大学側も変化しており、早稲田大学政治経済学部については今まで英語・国語・歴史(政治経済)で受験可能でしたが、数学が必須になりました。
経済学というくくりの中でも統計学やゲーム理論についてはもはや数学を勉強していない人には完全に立ち向かえない内容です。
とはいっても上述のとおり大学入学後に数学を勉強してもOKなのですから、受験の段階では数学から逃げても問題ないかと思います。
まずは入学することを第一に考えましょう。
ロジカルシンキングは数学を勉強しなくても身につく
ロジカルシンキングとは物事を論理的に考えて整理することを指します。
仕事以外でも生活のあらゆる面でロジカルシンキングは必要で、相手にうまく伝えたいことを伝えたり、無用な不安に襲われたりしないためのスキルです。
数学を勉強するとロジカルシンキングが身につくといわれますが、数学を勉強しなくてもロジカルシンキングを習得することができます。
ロジカルシンキングに関する本はいくらでも出版されているからです。
また、論理的に物事を考える能力はすでに存在している枠組みの中では力を発揮しますが、まだ誰もやったことがない物事については効力がありません。
物事を曖昧にとらえて自由に発想してみるということも必要ですので、数学を勉強して論理的に考えることができるようになるのは必ずしも最適ではないのです。
まとめ
「数学が苦手だから文系」でもいい理由は…
・重要なのは大学生活だから!
・数学を勉強したければいつでもできるから!
・ロジカルシンキングは数学じゃなくても身につくから!
以上です。
まずは何よりも大学に入学することを考えていきましょう。