芝浦工業大学 全学部統一日程の化学対策

本記事では芝浦工業大学 全学部統一の化学対策について記載しています。

化学の試験時間は90分で、配点は100点です。(物理4題、化学4題の計8題の中から任意の4題を選択)

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各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1イ:酸と塩基
ロ:化学平衡
ハ:合成高分子
ニ:脂肪族化合物の構造決定
イ:理想気体
ロ:ハロゲン
ハ:アルコールとカルボニル化合物
ニ:糖類
イ:物質の分類、分離・精製法、炎色反応
ロ:脂肪族アルコール
ハ:遷移金属
ニ:電離平衡
2イ:アルカリ土類金属とその化合物
ロ:電池と電気分解
ハ:油脂
ニ:気体の状態方程式と蒸気圧
イ:浸透圧
ロ:ケイ素とその化合物
ハ:芳香族炭化水素
ニ:核酸
イ:合成高分子
ロ:アンモニアソーダ法
ハ:気体の法則と蒸気圧
ニ:電池
3イ:物質の分離・精製、ハロゲンの性質
ロ:溶解度積
ハ:アミノ酸とペプチド
イ:結晶格子
ロ:中和滴定
ハ:鉄の製錬
ニ:芳香族化合物の分離と合成
イ:化学結合と結晶
ロ:酸化還元滴定
ハ:芳香族エステル
ニ:チタンの製錬
4イ:銅とその化合物
ロ:フェノール類
ハ:結晶格子
ニ:希薄溶液の性質
イ:化学結合と結晶
ロ:化学平衡
ハ:アルミニウム
ニ:アニリンとその誘導体
イ:金属イオンの系統分離
ロ:水の状態図
ハ:熱化学
ニ:油脂

「複合問題」が特徴的: 各大問は(イ)・(ロ)・(ハ)・(ニ)の4つの中問に分かれていることがほとんどです。1つの大問の中で「理論・無機・有機・高分子」の各分野がシャッフルされて出題されるため、「有機だけ解く」といった分野の偏った選択ができない構成になっています。

解答形式: マークシート方式での選択問題が中心ですが、化学反応式や構造式の記述、有効数字を指定した計算結果を求める問題も含まれています。

●対策

各大問が複合問題となっているため、全分野から幅広く出題されます。分野ごとの主な頻出テーマは以下の通りです。

・理論化学(物理化学)

計算問題の比重が大きく、正確な計算処理能力が問われます。

状態方程式と溶液: 理想気体の状態方程式、蒸気圧(水銀柱を扱う問題も頻出)、沸点上昇・凝固点降下、浸透圧などがよく出題されています。

化学平衡と反応速度: 圧平衡定数やルシャトリエの原理、電離平衡(pH計算)、溶解度積に関する問題が頻出です。

電池・電気分解: 鉛蓄電池やイオン交換膜法、ファラデーの法則を用いた計算問題が毎年登場しています。

結晶格子: イオン結晶の限界半径比や、CsCl型・フッ化鉄型の単位格子に関する計算・考察問題が出題されています。

・無機化学

知識問題と計算問題がバランスよく出題されます。

工業的製法と金属の製錬: アンモニアソーダ法、鉄・アルミニウム・チタン・銅などの製錬に関する化学反応式や量的関係の計算が非常に頻出です。

イオンの系統分離と沈殿反応: 陽イオンの分離操作、沈殿の色、ハロゲンの性質に関する知識問題がよく問われます。

・有機化学

構造決定問題がメインであり、パズル的な思考力が求められます。

異性体の数え上げ: 鎖式アルコールや芳香族化合物(フェノール類など)について、条件を満たす構造異性体・立体異性体の数を数える問題が毎年出題されています。

構造決定: 元素分析や各種反応(銀鏡反応、ヨードホルム反応、エステルの加水分解など)の結果から、化合物の構造式を決定する標準〜やや難レベルの問題が頻出です。

油脂: 油脂のけん化、ヨウ素価の計算もよく出題されるテーマです。

・高分子化学

天然高分子、合成高分子ともに毎年必ず出題されています。対策を後回しにしないことが重要です。

合成高分子: ナイロンなどの縮合重合、付加重合の樹脂、共重合体の計算(平均重合度など)が出題されています。

天然高分子: デンプンの加水分解(枝分かれ構造の計算)、アミノ酸の配列決定・等電点、DNAやRNAの構造(塩基の割合計算)など、幅広い知識と計算力が問われます。

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