札幌医科大学(前期日程)の生物対策

本記事では札幌医科大学(前期日程)の生物対策について記載しています。

生物の試験時間は2科目で120分で、配点は200点です。

生物の試験がある学部は医学部のみです。

札幌医科大学の入試情報

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各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1・クレブス回路の発見史とC4カルボン酸
設問×10
・シナプス可塑性とアメフラシの慣れ、鋭敏化
設問×8
・ビードルとテータム、一遺伝子一酵素説
設問×5
2突然変異と自然選択、遺伝的浮動
設問×9
・DNA複製メカニズムと岡崎フラグメント
設問×4
・バイオテクノロジー(プラスミド・電気泳動)
設問×6
3・窒素循環と排泄物の進化
設問×4
・血糖調節、インスリン、糖尿病
設問×8
・ゾウリムシの運動、イモリの再生
設問×6
4・血液凝固と線維素溶解、免疫(抗体)
設問×5
・植物ホルモン(オーキシン)と屈性
設問×5
・生命の歴史、大量絶滅、細胞内共生説
設問×6

科学史と実験考察の融合: 単なる知識の暗記ではなく、「クレブスがいかにして回路を発見したか」 や「カンデルによる反射の研究」 など、実験結果から仮説を導くプロセスを重視します。

計算問題の頻出: ハーディ・ワインベルグの法則 、DNA複製の時間計算 、組換え価の計算 など、数学的な処理能力が求められます。

論述問題の多さ: 「なぜそのように考えられるか」「どのような利点があるか」といった、現象の意義を100字程度で説明させる問題が各所にあります。

医学に関連する恒常性: 血液凝固 、糖尿病 、排泄 など、将来の医学修学に直結する分野が非常に手厚く出題されます。

●対策

① 「生命の連続性(遺伝・分子生物)」の徹底強化

分子生物学の基礎(複製・転写・翻訳)と遺伝の計算は、札幌医科大の最頻出項目です。

対策: 制限酵素による切断(電気泳動) やサンガー法 といったバイオテクノロジーの原理を正確に理解しましょう。また、不連続なDNA合成(岡崎フラグメント)の仕組みを図解できるようにしてください。

② 「体内環境(恒常性・免疫)」の深い理解

対策: ホルモンや自律神経による調節だけでなく、2025年度に出題された「フィブリン溶解(線溶)」のように、教科書の発展的な内容まで網羅する必要があります。抗体の構造(可変部・定常部)と機能についても完璧にしておきましょう。

③ 計算力と論理的記述の養成

対策: 遺伝子頻度の計算(ABO式血液型など)や、細胞数から時間を逆算する問題など、複雑な計算を迅速に行えるようにします。

論述: 2025年度の「鳥類・は虫類が尿酸を排出する利点」 のように、比較対象(哺乳類)との違いを明確にして説明する訓練を積みましょう。

④ 進化・系統分野を後回しにしない

対策: 2023年度のように地質時代と絶滅、代表的な生物群(エディアカラ生物群など) がまとまって出題されます。主要な進化のイベントを年表形式で整理し、主要な化石の名称も覚えておきましょう。

戦略的な時間配分1科目あたり60分という時間は、読解量の多さを考えるとかなり厳しいです。

第1〜4問を各15分ずつで解くのが理想ですが、第1問・第2問の考察問題に時間がかかる傾向があります。

知識問題(用語補充など)は即答し、図の読み取りや論述に時間を充てるようにしましょう。

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