秋田大学(前期日程)の化学対策

本記事は秋田大学(前期)の化学対策について記載しています。

秋田大学は学部学科コースによって配点が異なります。

教育文化学部(学校教育課程理数型)、総合環境理工学部(応用化学生物b)400
総合環境理工学部(応用化学生物a、環境数物科学、社会システム工)200
国際資源学部(資源地球科学、資源開発環境)150


試験時間は60分です。

秋田大学の入試情報

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各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1問1: ナトリウムの性質、イオン交換膜法
設問×7
問2: 気体の体積、ヘンリーの法則
設問×3

問1: マグネシウムの性質、原子量計算
設問×5
問2: 化学平衡(NO2/N2O4)、圧平衡定数
設問×5
問1: アルカリ金属の性質、周期表、結晶
設問×7
問2: 気体の状態変化、蒸気圧曲線
設問×5
2問1: 周期表、結晶格子(銅)
設問×5
問2: 遷移元素、錯イオン、亜鉛の反応
設問×5
問1: アンモニアの性質、銀の反応
設問×6
問2: 金属の製錬(鉄・銅)、電解精錬の計算
設問×6
問1: 物理変化/化学変化、反応速度の計算
設問×5
問2: 遷移元素、腐食(不動態)、燃料電池
設問×6
3問1: カルボン酸、ナイロン66、油脂の計算
設問×6
問2: デンプンの構造、二糖類(スクロース)
設問×5
問1: 芳香族(アニリン・クメン法)、元素分析
設問×7
問2: アミノ酸の性質、等電点、電気泳動
設問×6
問1: 構造決定(芳香族)、元素分析の原理
設問×6
問2: セルロース、レーヨン、グルコースの発酵
設問×6

計算過程の記述重視: 「計算の途中経過とともに記せ」という指示が非常に多く、論理的な立式能力が試されます

無機物質の「工業的製法」が頻出: イオン交換膜法、鉄や銅の製錬、クメン法、オストワルト法などが繰り返し出題されています。

高分子化合物が必須: 第III問の後半は必ず「糖類」「タンパク質」「合成高分子」のいずれかから出題されます。多くの受験生が手薄になりがちな分野ですが、配点が大きいため避けて通れません

標準的な難易度と正確性: 難問はありませんが、構造式の描画や、有効数字を意識した丁寧な数値計算が求められます。

●対策
① 無機・理論:典型的な計算とプロセスの暗記

対策: 結晶格子の密度、気体の状態方程式、化学平衡(特に圧平衡定数)、電気分解の計算(ファラデーの法則)は、迷わず立式できるように演習を繰り返してください。

工業的製法: 反応式だけでなく、図(イオン交換膜法の仕組みなど)や、不純物(陽極泥)の性質も含めてセットで暗記しましょう。

② 有機・高分子:構造式の描画と官能基の反応

構造式: 基本的な芳香族化合物だけでなく、デンプンの結合様式やジペプチドの構造を正しく描けるように練習が必要です。

高分子: 糖(グルコース、スクロース、セルロース)とアミノ酸・タンパク質の性質(等電点、呈色反応)は、毎年どちらかが必ず出ると考えて対策してください。

③ 論述・理由説明の練習

対策: 「なぜ沸点が高いのか(水素結合)」「なぜ色が薄くなったのか(平衡の移動)」といった問いに対し、キーワード(分子間力、ルシャトリエの原理など)を盛り込んで20〜50字程度で説明する練習をしましょう。

④ 過去問を通じた時間配分の確立

戦略: 90分で大問3題(小問を含めると実質6つのテーマ)を解くため、1テーマ15分程度で解き切るスピードが必要です。計算問題で詰まったら、知識問題(周期表や物質の性質)を先に片付けるといった柔軟性が重要です。

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