名古屋工業大学(前期日程)の英語対策

本記事では名古屋工業大学(前期日程)の英語対策について記載しています。
英語の試験時間は80分で、配点は200点です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。
名古屋工業大学の入試情報
名古屋工業大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で5つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| 1 | ・短文の読解と文の整序 1. 本文の主旨 2. 内容一致 3. 空所補充問題 4. 文の整序 | ・短文の読解と文の整序 1. 本文の主旨 2. 内容一致 3. 空所補充問題 4. 文の整序 | ・短文の読解と文の整序 1. 本文の主旨 2. 内容一致 3. 空所補充問題 4. 文の整序 |
| 2 | ・長文の空所補充 空所補充問題×10 | ・長文の空所補充 空所補充問題×10 | ・長文の空所補充 空所補充問題×10 |
| 3 | ・長文読解 1. 下線部の意味に最も近いもの×5 2. 内容に関する問題×5 | ・長文読解 1. 下線部の意味に最も近いもの×5 2. 内容に関する問題×5 | ・長文読解 1. 下線部の意味に最も近いもの×5 2. 内容に関する問題×5 |
| 4 | ・長文読解とグラフの読み取り 6つの文から正しいものを選ぶ | ・長文読解と表の読み取り 5つの記号を書く | ・短文の読み取り グラフや条件などに沿って回答する |
| 5 | ・自由英作文 60~80語の英作文 | ・自由英作文 60~80語の英作文 | ・自由英作文 60~80語の英作文 |
問5題の構成で、そのうち4題が長文読解、残り1題が自由英作文という割合が定番です。
長文の内容は理系大学らしく、科学技術、環境、脳、電気などのテーマが多く出題されています。
長文読解では記述式の問題が出ることは少なく、選択肢形式(マーク式)が中心で、長文内で語彙・語法を問われることもしばしばあります。
自由英作文は60~80語程度の意見を述べる形式で、英文を書く訓練が必要です。
●対策
次に対策ですが、まず長文読解能力を強化することが不可欠です。長文を読むためには、段落ごとの論理(主張 → 根拠 → 例示)を押さえ、接続詞・指示語・因果関係を意識しながら読む訓練を積むことが効果的です。理系テーマが多いため、科学技術・環境など関連語彙や背景知識を少し補っておくと理解がスムーズになります。
また、語彙・語法問題の対策も併せて行い、長文中の空所補充や語形変化などに対応できるようにしておきます。
自由英作文では、あらかじめ「序論・本論・結論」の構成を意識し、意見を述べる英文として60~80語程度でまとめる練習をすることが重要です。文法ミスや語彙の選択ミスが得点を落としやすいため、頻出テーマ(技術、環境、社会)を想定して、自分の意見を英文でスムーズに表現できるように準備しておきます。
過去3年間で出題されたテーマは下記の通りです。
| 年度 | テーマ |
| 2025 | 地産地消を推進するアイディア |
| 2024 | 未来の技術を発展させるために、歴史的建造物を取り壊すことに賛成か反対か |
| 2023 | 高齢者を支援するロボットの開発の理由とアイディア |
さらに、時間配分を意識した実戦的な練習が必要です。80分という制限内で読解4題+英作文をこなすため、最初は長文を丁寧に読み内容を理解する練習を行い、慣れてきたら時間を測って演習を重ね、解答ペース・読み進めるスピード・英文作成スピードを高めることが合格への近道です。
総じて、名古屋工業大学の英語は「速く、正確に読解する力」と「論理的に英文を書く力」が求められる試験です。長文読解・語彙・語法・英作文のすべてにバランスよく取り組み、過去問・演習問題を通じて出題形式への慣れと実戦力を養うことで、安定して得点を伸ばせるようになります。
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