東京農工大学(前期日程)の英語対策

本記事では東京農工大学(前期日程)の英語対策について記載しています。
英語の試験時間は60分で、配点は農学部が200点で、工学部が150点です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。
東京農工大学の入試情報
東京農工大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| 1 | ・長文読解 1. 空所補充問題×4 2. 文中の整序問題 3. 下線部に関する問題 4. 内容一致×2 5. T/F問題×5 | ・長文読解 1. 下線部の内容 2. 文中の整序問題 3. 下線部に関して40字以内の日本語で説明 4. 下線部の言い換え 5. T/F問題×6 | ・長文読解 1. 文の補充 2. 下線部の理由を35字以内の日本語で説明 3. 文中の整序問題 4. 文の完成 5. T/F問題×6 |
| 2 | ・長文読解 1. 内容に関する問題 2. 文の補充 3. 文中の整序問題 4. 空所補充問題×4 5. 内容に関して40字の日本語で説明 6. T/F問題×6 | ・長文読解 1. 空所補充問題 2. 文中の整序問題 3. 内容に関する問題 4. 内容不一致×2 5. 下線部の意味に最も近いもの | ・長文読解 1. 空所補充問題×6 2. 語句の抜き出し 3. 内容に関する問題 4. 図式の選択 5. T/F問題+文章から言えないこと×5 |
| 3 | ・会話問題 1. 空所補充問題×5 2. 空所に入る可能性が低いもの×3 3. 下線部に関する問題 4. 50~60語の自由英作文 | ・会話問題 1. 空所補充問題×4 2. 空所補充問題×3 3. 下線部の意味に最も近いもの×3 4. 文の補充 5. 50~60語の自由英作文 | ・会話問題 1. 空所補充問題×3 2. 空所に入る可能性が低いもの×3 3. 内容一致×2 4. 50~60語の自由英作文 |
大問3題構成で、第1・第2問が長文読解、第3問が会話文とそれに関連した自由英作文という形式です。
試験時間は60分と短く、分量のわりに時間的な余裕がほとんどないのが最大の特徴です。
●対策
長文はどちらも論説文で、科学技術・環境・言語・社会問題など、理系寄りかつ抽象度の高いテーマが多いです。
語彙レベルは標準〜やや難ですが、専門用語が紛れていて読みづらく感じることがあります。
設問は内容一致、段落の論理関係、挿入文の位置判断など、「内容をどこまで論理的に理解しているか」を問うものが中心です。
会話文は空所補充や内容把握問題が出題され、その最後に50〜60語程度の自由英作文が課されます。
テーマは会話の内容とつながる意見論述型が多く、難しいテーマではありませんが、時間が残っていないと書き切れない構成になっています。
対策として、まず長文読解は「精読力+構造把握」を意識して鍛えます。
1文ずつ訳す力だけでなく、段落ごとの要点、筆者の主張とその根拠、対比・原因結果の関係をメモしながら読む練習をすると、本番の設問形式と直結します。
専門的な話題に慣れるために、科学・環境系テーマの長文問題集やニュース記事を継続的に読むのも有効です。
時間対策としては、過去問を使って60分通し演習を何度も行い、自分なりの時間配分を固めておくことが必須です。
例えば、長文1題あたり18〜20分、会話+英作に20分といった目安を持ち、迷う設問に固執しすぎない感覚を身につけておきます。
会話文対策では、教科書レベルのダイアログで頻出表現(あいづち、同意・反対、提案、理由説明など)をストックし、空所に入りやすい定型表現を増やしておきます。
会話の流れを先にざっと読み、場面や話者の関係をつかんでから空所補充に入ると、文脈に合う選択がしやすくなります。
自由英作文は、難しい表現よりも「簡単で正確」「論理が通っている」ことが重要です。
導入→自分の意見→理由2つ→簡単なまとめ、という型を決めてしまい、50〜60語で書けるよう練習しておきます。
よく使うフレーズ(I think that…, The first reason is…, In conclusion, … など)を暗記し、過去問テーマで時間を計って何本も書いてみると、本番でも慌てずに書けます。
総合すると、東京農工大学の英語は「速く、正確に読み、短時間で書く」力が問われる試験です。
長文2題で読み負けない速読力と構造理解、会話表現のストック、そして型を決めた自由英作文の練習を組み合わせることで、安定して合格点を狙えるようになります。
難関国立大学対策のまとめはこちら!↓
