京都工芸繊維大学(前期日程)の英語対策

本記事では京都工芸繊維大学(前期日程)の英語対策について記載しています。
英語の試験時間は120分で、配点は200点です。
目標得点率は65%以上に設定して勉強していきましょう。
京都工芸繊維大学の入試情報
京都工芸繊維大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| Ⅰ | ・長文読解(配点率36%) 1. 内容に関する問題 2. 内容に関する問題 3. 内容に関する問題 4. 内容に関する問題 5. 内容に関する問題 6. 内容に関する問題 7. 内容に関する問題 8. 本文で述べられていないこと 9. 内容に関する問題 10. 内容に関する問題 11. 内容に関する問題 12-(a). 30語程度の英語で説明する 12-(b). 20語程度の英語で説明する | ・長文読解(配点率38%) 1. 下線部に関する問題 2. 下線部に関する問題 3. 30語程度の英語で説明する 4. 空所補充問題 5. 50語程度の英語で説明する 6. 空所補充問題(記述) 7. T/F問題×5 | ・長文読解(配点率35%) 1. 二重化線部について20~30語の英語で説明する 2. 50~70語の英語で説明する 3. 下線部の意味×3 4. 空所補充問題×2 5. T/F/N問題×5 |
| Ⅱ | ・長文読解(配点率39%) 1. 内容に関して日本語で記述する 2. 内容に関して日本語で説明する 3. 表の読み取り 4. 内容について日本語で説明する 5. 内容について日本語で説明する 6. 内容について日本語で説明する 7. 内容について日本語で説明する | ・長文読解(配点率37%) 1-A. 空所補充問題×3 1-B. 80字程度の日本語で説明する 2. 40字程度の日本で説明する 3. 下線部に関して50字程度の日本語で説明する 4. 60字程度の日本語で説明する 5. 80字程度の日本語で説明する | ・長文読解(配点率40%) 1. 内容に関して日本語で説明する 2. 内容に関して日本語で説明する 3. 内容に関して日本語で説明する×2 4. 内容に関して日本語で説明する 5. 内容に関して日本語で説明する 6. 内容に関して日本語で説明する |
| Ⅲ | ・自由英作文(配点率25%) 150~200語で英作文 | ・自由英作文(配点率25%) 150~200語で英作文 | ・自由英作文(配点率25%) 150~200語で英作文 |
長文読解が2題、自由英作文が1題という構成です。
2024年度まで大問1は記述問題、選択問題、T/F/N問題が主でしたが、2025年度は選択問題の割合が増加し、T/F/N問題は出題されていません。
記述の量が多い上に、最後には150~200語の比較的大型の自由英作文が出題されるので、時間配分に気をつけましょう。
●対策
まず、長文読解力を強化することが不可欠です。
英文が長いため、ただ一文ずつ訳すだけでは時間切れになりやすく、「段落ごとの主旨を捉える」「筆者の意図・論理構造を把握する」訓練を日頃から行っておく必要があります。
具体的には、接続詞・指示語・因果関係を意識して読み、設問を先に確認してから本文を読む「設問先読み→本文読解→設問解答」の流れを習慣化すると効果的です。
また、要約を求められる第二長文に備えて、自分の言葉で段落ごとに要点をまとめ、本文の10~30語で言い換える練習をすることで「文章を整理して短く説明する力」が養われます。
次に自由英作文の対策としては、論理的な構成(序論・本論・結論)を意識して文章を組み立てる訓練が重要です。150〜200語という指定語数を考慮して、話題に対して自分の意見を明確に述べ、理由を2つほど挙げ、まとめるというパターンを何度も練習しておくと安定します。
文法・語彙の知識も当然必要ですが、単語を羅列するだけではなく「自分の意見を英語としてきちんと組み立てて書けるか」が問われるため、テーマに沿ったテンプレートを準備し、過去問や類題を用いて反復練習することが有効です。
過去3年のテーマは下記の通りです。
| 年度 | テーマ(実際は英語で出題されます) |
| 2025 | 過去の有名人と1日すごせるなら誰がいいか、そしてなぜか |
| 2024 | 「想像力は知識より重要である」というアインシュタインの名言について具体例と教訓を用いて意見論述 |
| 2023 | 日本政府は日本の若者に投票を奨励しているが、多くの若者は投票をしないということについて理由を述べる |
さらに、時間配分と本番形式での演習も対策として欠かせません。
問題量が多く、120分という時間制限内で解答しなければならないため、模擬試験形式で時間を計って取り組み、「長文1題あたり何分で読むか」「英作文にどれくらいの時間をかけるか」を体に覚えさせておくと良いでしょう。
最後に、過去問を活用してこの大学特有の出題スタイル(英問英答、要約、長文+英作文)に慣れておくことがおすすめです。
実際の出題形式を把握しておくだけで、初見問題でも落ち着いて対応できるようになります。
以上のように、京都工芸繊維大学の英語対策では、長文読解・要約・自由英作文という3つの要素をバランスよく鍛え、論理構造の把握・構成力・時間配分を意識した学習を進めることが合格への近道になります。
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