京都大学(前期日程)の世界史対策

本記事では京都大学(前期日程)の世界史対策について記載してます。

世界史の試験時間は90分で、配点はこちらをご参照ください。

目標得点率は65以上に設定して勉強していきましょう。

京都大学の入試情報

京都大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1・15世紀中頃〜17世紀末のオスマン帝国とヨーロッパ
300字以内の論述問題
・16世紀末〜19世紀末の朝鮮と中国
300字以内の論述問題
・5〜12世紀モンゴリアにおける遊牧国家の興亡(20点)
300字以内の論述問題
2・A:秦〜清の北京関連史、B:19〜20世紀の中国とロシア関連史
空所補充問題×5
1. 一問一答問題
2. 一問一答問題
3. 一問一答問題
4. 一問一答問題
5. 一問一答問題
6. 一問一答問題
7. 一問一答問題
8. 一問一答問題
9. 一問一答問題
10. 一問一答問題
11. 一問一答問題
12. 一問一答問題×2
13. 一問一答問題
14. 一問一答問題
15. 一問一答問題
16. 一問一答問題
17. 一問一答問題
18. 一問一答問題
19. 一問一答問題
20. 一問一答問題
21. 一問一答問題
22. 一問一答問題
23.一問一答問題
・A:古代のマンチュリア関連史、B:イスラームの聖地関連史
空所補充問題×5
1. 一問一答問題×2
2. 一問一答問題×2
3. 一問一答問題
4. 一問一答問題
5. 一問一答問題
6. 一問一答問題
7. 一問一答問題×2
8. 一問一答問題
9. 一問一答問題
10. 一問一答問題
11. 一問一答問題
12. 一問一答問題
13. 一問一答問題
14. 一問一答問題
15. 一問一答問題
16. 一問一答問題
17. 一問一答問題
18. 一問一答問題
19. 一問一答問題
20.一問一答問題
・A:近現代のマレー半島とインドネシア、B:19世紀以降の米中関係(30点)
空所補充問題×6
1. 一問一答問題
2. 一問一答問題
3. 一問一答問題
4. 一問一答問題
5. 一問一答問題
6. 一問一答問題
7. 一問一答問題
8. 一問一答問題
9. 記述説明問題、一問一答問題
10. 一問一答問題×2、一問一答問題
11. 一問一答問題
12. 一問一答問題
13. 一問一答問題
14. 一問一答問題
15. 一問一答問題
16. 一問一答問題
17. 一問一答問題
18. 一問一答問題
19. 一問一答問題
20. 一問一答問題
21.一問一答問題
3・16〜18世紀のスペインによるラテンアメリカ植民地経営
300字以内の論述問題
・キリスト教世界の東西分裂
300字以内の論述問題
・国土回復運動時代のイベリア半島(20点)
300字以内の論述問題
4・A:古代〜中世の農耕関連史、B:18〜20世紀の近代憲法関連史
空所補充問題×4
1. 一問一答問題
2. 一問一答問題
3. 記述説明問題
4. 一問一答問題
5. 一問一答問題
6. 記述説明問題
7. 記述説明問題
8. 一問一答問題
9. 一問一答問題
10. 一問一答問題
11. 歴史的な意義
12. 一問一答問題
13. 一問一答問題
14. チェロキー国憲法の特徴を3つ
15. 一問一答問題
16. 一問一答問題、記述説明問題
17. 一問一答問題
18.記述説明問題×2
・A:黒海周辺関連史、B:ヨーロッパの言語関連史
空所補充問題×2
1. 一問一答問題
2. 一問一答問題
3. 一問一答問題
4. 一問一答問題
5. 一問一答問題×2
6. 一問一答問題
7. 一問一答問題
8. 一問一答問題
9. 一問一答問題
10. 一問一答問題
11. 一問一答問題
12. 一問一答問題
13. 一問一答問題×2
14. 記述説明問題
15. 一問一答問題×2
16. 一問一答問題
17. 一問一答問題
18. 一問一答問題
19. 一問一答問題
20. 一問一答問題
21. 一問一答問題
22. 一問一答問題
23. 一問一答問題
24. 一問一答問題
25.一問一答問題
・A:オリエント〜帝政ローマ、B:東西冷戦(30点)
空所補充問題×2
1. 一問一答問題
2. 一問一答問題
3. 記述説明問題
4. 一問一答問題
5. 一問一答問題
6. 一問一答問題
7. 記述説明問題
8. 一問一答問題
9. 一問一答問題
10. 一問一答問題
11. 一問一答問題
12. 一問一答問題
13. 一問一答問題
14. 記述説明問題
15. 一問一答問題
16. 記述説明問題
17. 一問一答問題
18. 記述説明問題
19. 一問一答問題
20. 一問一答問題
21. 一問一答問題
22. 一問一答問題
23. 一問一答問題

出題の地域・時代・テーマは広く、古代から近現代まで、ヨーロッパ・アジア・中東・アフリカ・アメリカなど世界各地が対象となることが多いようです。
最近の傾向として、特に「東洋史(中国や中央アジア、イスラーム世界など)」「非西洋地域の歴史」「交易・文化交流・帝国の興隆と衰退」「植民地支配とその後の独立運動」「近現代の国際関係・冷戦・グローバル化」といった分野が頻出しています。
また、論述問題は単に事実を列挙するのではなく、「なぜそうなったか」「背景や因果関係」「影響・意義」を問う形式が多いため、知識の深さとともに論理的思考力・記述力が問われやすいです。

●対策
まず、通史を単なる年号・出来事の暗記で終わらせず、「なぜその出来事が起きたのか」「どのような背景があったか」「その後の影響や世界へのつながりは何か」をセットで理解することが重要です。
特に帝国の興隆・衰退、民族移動、政治制度・宗教・文化の変化、交易ルートの変遷、植民地化と独立など、「流れ」「仕組み」「因果」を意識して学ぶことで、論述での対応力が高まります。

次に、幅広い地域・時代に対応できるよう、ヨーロッパ史だけでなく中東・アジア・アフリカ・ラテンアメリカなど非ヨーロッパ地域の歴史もしっかりおさえておくことが大切です。
特に近年の入試では、非ヨーロッパ地域のテーマが頻繁に登場しており、盲点になりやすいためです。

論述対策としては、「結論 → 背景・原因 → 結果・影響 → 必要に応じて比較や現代との関連」という構成で答案を書く練習を繰り返してください。
字数指定に合わせて、冗長にならず、しかし必要な要素を漏らさず、簡潔かつ論理的に書くことが合格答案の鍵になります。過去問を使って、形式に慣れることが特に有効です。

加えて、「一問一答・語句記述」対策もおろそかにしないことが重要です。論述に時間を割くあまり、基本問題で落とすと点数が伸びにくいため、重要語句・年号・主要事件・国家名・帝国名・民族名などは確実に記憶しておくべきです。

時間配分も意識してください。
本番では、知識確認問題と論述の両方を90分でこなす必要があります。まずは易しめの知識問題で確実に点を稼ぎ、その後論述に時間を残すという戦略を過去問演習で身に付けることが望ましいです。

最後に、過去問を複数年分(できれば10年分以上)通しで演習し、「どの地域・時代・テーマがよく出るか」「論述で問われやすいテーマ・傾向」「自分の弱点やミスしやすい分野や形式」を分析することをおすすめします。
そのうえで弱点を重点的に補強し、知識と表現力の底上げを図ると、安定した高得点につながりやすいと思います。

京都大学の世界史は、「広く」「深く」「考え」「書く」知識の量だけでなく、思考力・論理性・表現力を総合的に磨く科目です。
丁寧な通史整理、幅広い地域史の学習、論述練習、過去問演習をバランスよく積み重ねることで、合格に必要な力が着実に身につくと思います。

旧帝大対策のまとめはこちら!↓

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