広島大学(前期日程)の国語対策

本記事では広島大学(前期日程)の国語対策について記載しています。

国語の試験時間は120分で、配点はこちらをご参照ください。

文・教育学部は一二三、総合科学・法・医・歯学部は一四五を解答します。

目標得点率は65%以上に設定して勉強していきましょう。

広島大学の入試情報

広島大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で6つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2025年度2024年度2023年度
・現代文
出典:『長い読書』島田潤一郎
1. 漢字問題×5
2. 傍線部について説明する
3. 傍線部について説明する
4. 傍線部について説明する
5. 傍線部について説明する
6. 傍線部について説明する
7. 傍線部について説明する
8. 波線部について150字以内で説明する
・現代文
出典:『「覚える」と「わかる」知の仕組みとその可能性』信原幸弘
1. 漢字問題×5
2. 傍線部について説明する
3. 傍線部について説明する
4. 傍線部に関する問題×2
5. 傍線部について説明する
6. 傍線部について説明する
7. 抜き出し問題(記述)
8. 傍線部について説明する
・現代文
出典:『思想史のなかの日本語』中村春作
1. 漢字問題×5
2. 抜き出し問題(記述)
3. 抜き出し問題(記述)
4. 抜き出し問題(記述)
5. 傍線部に関して80字以内で説明する
6. 傍線部に関して説明する
7. 二重傍線部に関する問題×2
・古文
出典:「貝合」
1. 二重傍線部の文法を説明する×5
2. 傍線部の現代語訳×5
3. 和歌に関する問題×3
4. 波線部について説明する
5. 波線部について説明する
6. 空所補充問題(記述)
7. 波線部について50字以内で説明する
8. 文学知識
・古文
出典:『義経記』
1. 二重傍線部の文法を説明する×3
2. 傍線部の現代語訳×5
3. 波線部が指すもの(記述)
4. 波線部の理由を25字以内で説明する
5. 空所補充問題(記述)
6. 波線部について説明する
7. 波線部について30字以内で説明する
8. 和歌の現代語訳
・古文
出典:『徒然草』
1. 二重傍線部の文法を説明する×5
2. 傍線部の現代語訳×4
3. 空所補充問題(記述)
4. 傍線部に関する問題×2
5. 抜き出し問題(記述)
6. 傍線部に関する問題×2
7. 傍線部に関して100字以内で説明する
・漢文
出典:『説苑』
1. 二重傍線部の読み方×5
2. 傍線部の現代日本語訳
3. 傍線部に関する問題
4. 傍線部に関して理由を説明する
5. 傍線部の書き下し文
6. 抜き出し問題(記述)
7. 傍線部に関する問題
8. 内容に関する説明問題
・漢文
出典:『貞観政要』
1. 二重傍線部の読み方×3
2. 空所補充問題
3. 傍線部の書き下し文
4. 傍線部を日本語に訳す
5. 抜き出し問題(記述)
6. 傍線部に関して説明する
7. 抜き出し問題(記述)
8. 内容に関する説明問題
・漢文
出典:『鉄鞭』
1. 傍線部に関する問題×2
2. 傍線部に関して説明する
3. 傍線部の現代語訳
4. 二重傍線部の用法
5. 傍線部の書き下しと現代語訳
6. 内容について40字以内で説明する
省略・現代文
出典:『少年たちの戦場』高井有一
1. 傍線部に関して説明する
2. 傍線部に関して説明する
3. 傍線部に関して説明する
4. 傍線部に関して説明する
5. 傍線部に関して説明する
6. 傍線部に関して説明する
・現代文
出典:「イラクサの庭」堀江敏幸
1. 傍線部に関する問題
2. 傍線部に関する問題×2
3. 傍線部に関して説明する
4. 傍線部に関して説明する
5. 傍線部に関して説明する
6. 傍線部に関して説明する
・現代文
出典:『「コミュ障」の社会学』
1. 傍線部に関して説明する
2. 傍線部に関して説明する
3. 傍線部に関して説明する
4. 傍線部について60字以内で説明する
5. 傍線部に関して説明する
6. 傍線部に関して説明する
・現代文
出典:「川沿いの町で」
1. 傍線部に関する問題×2
2. 傍線部に関して明する
3. 傍線部に関して説明する
4. 傍線部に関して説明する
5. 抜き出し問題(記述)
6. 二重傍線部について60字以内で説明する
・現代文
出典:「「書棚戦争」の思い出」亀井俊介
1. 傍線部に関して説明する
2. 傍線部に関して説明する
3. 傍線部に関して説明する
4. 傍線部に関して説明する
5. 傍線部に関して説明する
6. 傍線部にについて100字以内で説明する

文章量が多く、解答にあたっては論理構造の読み取り・要約・表現力が問われる問題が目立ちます。
古文・漢文においては、文法・語彙・句法などの基礎力が問われる一方、正確に文章の意味を把握しながら記述する力が必要になります。

●対策
まず現代文の読解力強化が不可欠です。評論文や随筆が出題される可能性が高いため、筆者の論旨展開や論理構造を正確に読み取る練習を日頃から行うべきです。
接続詞・指示語・因果関係、対比構造などを意識しながら、段落ごとの要点をまとめる訓練をすると解答の根拠が明確になります。

記述式の小問対応力を上げるためには、過去問を使って設問文を先読みし、「問いが何を問っているか」を明確に把握してから本文に入る習慣をつけると効果的です。

古文・漢文については、単語・文法・句法の知識をまず固めましょう。
そして、典型的な文脈問題を繰り返し演習し、意味の取り違えを減らすことが必要です。読解と共に、古文・漢文の記述問題にも慣れておくことが得点安定につながります。

時間配分の対策も非常に重要です。120分で大問3題、解答量も多いため、模擬試験形式で時間を測って過去問演習を重ね、「読む→整理→記述」の流れをスムーズに行える体制を整えましょう。

特に記述部分は推敲の時間を設けつつ、字数・表現を簡潔にまとめる練習を積むことで、ミスを減らし得点力が上がります。

最後に、過去問を活用することが対策の根幹になります。広島大学は過去の入試問題と解答例(出題意図・模範解答)を公式サイトで公開しており、それらを使って出題傾向や答案作成のポイントを学ぶことができます。

過去問を最低10年分取り組み、それぞれの大問でどういう思考が必要か、記述の書き方はどう構成すべきかを分析・改善していくことが合格への近道です。

総じて、広島大学の国語対策では、読解力・論理構造把握・記述力・時間配分をバランスよく鍛えることが非常に重要になります。

難関国立大学対策のまとめはこちら!↓

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