広島大学(前期日程)の物理対策

本記事では広島大学(前期日程)の物理対策について記載しています。

物理の試験時間は歯(口腔健康科学)、教育(数学教育学・技術情報教育学)は60分、総合科学・理・工・医・歯(歯)・薬・生物生産・教育(理科教育学)は120分です。
配点はこちらをご参照ください。

目標得点率は65%以上に設定して勉強していきましょう。

広島大学の入試情報

広島大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

2025年度2024年度2023年度
1・ばねでつながれた2物体の運動
設問×6
・加速する箱の中における天井からつるされた質点と床から糸で固定された風船
設問×2
・運動方程式、慣性力
設問×7
2・熱量計を用いた氷から水への状態変化と熱量測定
設問×3
・理想気体の熱サイクル
設問×6
・ドップラー効果、液体と気体の状態変化
設問×2
3・直線電流がつくる磁界と電磁力
設問×6
・2つのコンデンサーの接続
設問×7
・一様でない磁場中の電磁誘導
設問×6
4・ヤングの実験
設問×2

広島大学の物理は大問数が3〜4題の構成が多く、空所補充型の記述問題や導出過程を書かせる設問が中心です。
力学と電磁気は毎年出題される頻出分野で、これらに加えて熱力学や波動がほぼ毎年登場する傾向があります。
難易度は教科書レベルから標準〜やや発展程度が多く、非常に高度な奇問は少ないものの、計算量がある問題や途中式や論理を問う記述が得点の鍵となります。
また、時間配分が重要な試験設計で、特に理科2科目選択時には1科目あたり60分で解答を進める前提が設けられており、速さと正確さが得点を左右します。
近年では原子分野の出題が見られない年が多く、出題範囲は主要な力学・波動・熱・電磁気に集中しています。

●対策
まず力学・電磁気・熱力学・波動という主要4分野をバランスよく学習することが不可欠です。
特に力学と電磁気は毎回出題の中心となるため、基本法則や典型問題を自分で式に落とし込める力を鍛えます。

記述式や導出過程を書く設問が多いため、「なぜその式になるか」「どのように変形したか」を自分の言葉で説明できるように練習しておくことが得点力向上に直結します。

過去問演習は必ず取り入れて、60分の制限時間を意識しながら「問題文を読む・条件を整理する・図を描く・式を立てる・計算する・記述する」という一連の流れをトレーニングします。

また、計算精度を高めるために典型問題集を使って反復演習を行い、符号ミス・単位ミス・途中式省略ミスを減らす習慣をつけることが大切です。

最後に、教科書・参考書を使って基礎の理解を盤石にしたうえで、応用問題に取り組み、「基礎+論理展開+記述力+時間配分」の四本柱をバランスよく鍛えることで、広島大学の物理で安定した得点を狙えるようになります。

難関国立大学対策のまとめはこちら!↓

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