北海道大学(前期日程)の物理対策

本記事では北海道大学(前期日程)の物理対策について記載してます。

物理の試験時間は2科目で150分です。配点はこちらをご参照ください。

目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。

北海道大学の入試情報

北海道大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1・摩擦力、仕事、エネルギー
設問×3
・剛体、保存則
設問×2
・円運動、慣性力、遠心力、単振動
設問×3
2・ホール効果、自己誘導、相互誘導
設問×2
・交流、荷電粒子の運動
設問×2
・非線形抵抗、電磁誘導
設問×2
3・波の式、薄膜による光の干渉
設問×2
・ドップラー効果、光の干渉
設問×2
・微小変化、断熱変化、熱効率
設問×2

2025年度も同様に力学・電磁気・波動の3分野が出題されており、 熱力学が出る年もあれば波動が出る年もあり、出題分野の変動がある点に注意が必要です。
出題形式は空所補充(数式・数値)を問う記述型が中心ですが、描図や論述を求める設問が混じる年度もあります。
難易度は「典型的な良問」が中心とされ、 標準〜やや発展レベル が多い傾向があります。
また、2016年以降、原子分野からの出題は非常に少なく、重点分野は力学・電磁気・熱/波動に集中しています。
さらに、過去問を解いていると、 前半に基本的設問→後半に応用・計算・誘導問題という流れが定着しており、一問の中で段階的に思考を積み重ねさせる構成が多いようです。

●対策
まずは基礎の徹底が何より大事です。
力学・電磁気・熱/波動という主要分野の基本法則・定義・公式を、教科書や問題集で確実に理解しておきましょう。

特に力学では、 運動量保存則・エネルギー保存・円運動・単振動といった典型テーマが頻出ですので、式を立てて解く構造を何度も練習してください。

電磁気分野では、 コンデンサー・電磁誘導・回路・磁場の問題がよく出るので、原理を自分の言葉で説明できるまで理解を深めると強みになります。

熱力学・波動の対策も必要ですが、年度により出題の傾向が変動するため、 両方をバランスよく準備 しておくのが安全です。

描図力・論述力を鍛えることも重要です。
問題で図を描く指示があれば、等高線・ベクトル・波形などを正確に描けるよう練習を重ねましょう。
また、論述を問われる設問では「なぜそういう式を使ったか」「結果の意味」を的確に記述する訓練をしてください。

時間配分の感覚を身につけるために 過去問(直近5〜10年分)を本番形式で解く 練習をおすすめします。150分(理科2科目受験時)の中で3題を解く流れを体に覚えさせ、誘導を読み落とさないよう注意しながら解答する力を養います。

最後に、 答案の書き方・途中式の明示 も重要です。空所補充形式が多いため、途中式や考え方をきちんと書くことで部分点を確実に狙えます。答案作成の練習を重ねて、採点者に自分の論理を伝えられる答案力を高めましょう。

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