お茶の水女子大学(前期日程)の生物対策

本記事はお茶の水女子大学(前期)の生物対策について記載しています。

お茶の水女子大学は学部によって配点が異なります。

学部配点
理(生物)200
理(数・化・情報科)、生活科(食物栄養)、共創工(人間環境工)100


試験時間は理は2科目で180分、生活科学は90分です。
理(生物)は生物ABが必須、その他は生物Bを選択します。

お茶の水女子大学の入試情報

お茶の水大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1(生物A)・花芽形成、植物の光習性
設問×5
・発生、形態形成
設問×5
・生殖、被子植物の重複受精
設問×4
2(生物A)・進化
設問×6
・興奮、ゾウリムシの繊毛運動
設問×5
・動物の行動、仮説の検証
設問×5
3(生物B)・遺伝子発現の調整
設問×4
・植物の分類
設問×6
・DNAの複製、PCR法
設問×5
4(生物B)・生物発光、遺伝子発現
設問×6
・生物発光、遺伝子発現
設問×6
・筋収縮
設問×4

標準〜やや難レベルの記述重視型で、「知識の暗記量」よりも 論理的説明力・図表読解力・実験考察力が強く問われます。出題分野は広く、生物基礎・生物全範囲からまんべんなく出題されるため、穴をつくらない学習が必須です。

●対策
1. 体系的知識

用語レベルではなく、「なぜその反応になるのか」「細胞・個体・生態系でどのように繋がるのか」を理解しているかが重要。

特に頻出分野は以下の通りです。

  • 代謝(光合成・呼吸、酵素)
  • 遺伝・遺伝子発現
  • 生態(個体群・群集・物質循環)
  • 免疫
  • 植物生理(光周性・植物ホルモン)
  • 神経・ホルモンと恒常性

2. 図表読解力

数値の変化理由を説明する力。
公式の暗記ではなく、「傾向を読み取り、因果関係で書く」訓練が必要。

3. 論述力
結論 → 根拠(具体)→ 補足の順で分かりやすく書くと高得点。

効率的な対策方法は下記の通りです。

  1. 基礎知識の徹底
    教科書と資料集で模式図と基本事項を理解し、まずは穴をなくす。
  2. 共通テストレベルの演習
    共通テストの図表問題はお茶女対策に最適。間違えた問題は「なぜそうなるのか」を言語化する。
  3. 典型実験の理解(最重要)
    酵素反応、光合成、呼吸、血糖値調節、光周性など、実験目的・方法・結果を因果関係で説明できるようにする。
  4. 記述力の強化
    「生物基礎・生物標準問題精講」や「大森徹の最強問題集」などで論述練習を行う。
    結論→理由→具体例のテンプレで書くと安定する。
  5. 過去問演習
    3〜5年分以上は必ず取り組む。分野の偏り、説明不足、図表の読めなかった点を分析し、模範解答の書き方を吸収する。

難関国立大学対策のまとめはこちら!↓

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