北海道大学(前期日程)の世界史対策

本記事では北海道大学(前期日程)の世界史対策について記載してます。
世界史の試験時間は90分で、配点はこちらをご参照ください。
目標得点率は75%以上に設定して勉強していきましょう。
北海道大学の入試情報
北海道大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| 1 | ・キリスト教世界の拡大とイスラーム教 1. 一問一答問題 2. 一問一答問題 3. 記述説明問題 4. 記述説明問題 5. 記述説明問題 6. 一問一答問題 7. 記述説明問題 8. 記述説明問題 9. 記述説明問題 | ・トルコ系民族の歴史 1. 記述説明問題 2. 記述説明問題+一問一答問題 3. 一問一答問題 4. 一問一答問題 5. 記述説明問題 6. 一問一答問題 | ・古代~近代のイタリア関連史 1. 記述説明問題 2. 一問一答問題 3. 記述説明問題×2 4. 一問一答問題 5. 一問一答問題 6. 記述説明問題 7. 一問一答問題 |
| 2 | ・明と清 1. 空所補充問題×4 2. 記述説明問題 3. 記述説明問題 4. 一問一答問題 5. 記述説明問題 6. 一問一答問題 7. 一問一答問題 8. 記述説明問題 | ・世界史上の独裁体制関連史 1. 一問一答問題 2. 一問一答問題 3. 記述説明問題 4. 一問一答問題 5. 一問一答問題 6. 記述説明問題 7. 一問一答問題 8. 一問一答問題 | ・隋~明の南北総合関連史 1. 一問一答問題 2. 記述説明問題+一問一答問題 3. 一問一答問題 4. 記述説明問題 5. 一問一答問題 6. 記述説明問題+一問一答問題 7. 記述説明問題 |
| 3 | ・18~20世紀の「国民国家」関連史 1. 空所補充問題×4 2. 記述説明問題 3. 記述説明問題 4. 記述説明問題 5. 一問一答問題 6. 記述説明問題 7. 記述説明問題 8. 記述説明問題 | ・世界史上の人口動態の変化 1. 記述説明問題 2. 一問一答問題 3. 一問一答問題 4. 記述説明問題 5. 記述説明問題 6. 記述説明問題 7. 記述説明問題 8. 記述説明問題 | ・17~20世紀の世界上の「革命」 1. 一問一答問題+記述説明問題 2. 記述説明問題 3. 一問一答問題 4. 記述説明問題 5. 一問一答問題 6. 記述説明問題 |
解答形式は記述式および論述式が中心で、小問集合+論述問題の組み合わせが毎年見られます。
出題範囲は非常に広く、古代から現代に至るまで「通史+地域史」が満遍なく問われる傾向があります。
特に中国史の出題頻度が高く、イスラーム世界(中東史)などアジア地域も重要テーマとなっています。
ヨーロッパ史についても、中世ヨーロッパや古代ギリシャ・ローマから近現代まで幅広く出題され、政治史・経済史・文化史・宗教史の要素を含む設問が多いです。
難易度は「教科書レベル~やや発展」が中心で、超難問はそれほど多くありません。
また、論述問題の文字量がやや多めであるため、時間配分に注意が必要との指摘もあります。
●対策
まずは通史を網羅的に学ぶことが基本です。古代~中世~近代~現代まで時代ごとの大枠を押さえ、流れと因果関係を理解しておきましょう。
次に地域史を重点的に固めることが効果的です。特に中国史・中東(イスラーム史)・アフリカ史など、地域別テーマを重点的に復習し、関連知識を深めます。
論述問題に対応するためには、記述力・論理構成力を鍛えることが重要です。「問いに対して何を論じるか」「根拠は何か」「結論をどうまとめるか」を明確に書く練習を重ねましょう。
資料読み取り問題(史料・図表・写真など)が出る年もありますので、史料へのアプローチ力を高めておくことが有効です。資料をもとに「何が問われているか」「どの史的背景があるか」を読み解く訓練を積みます。
時間配分の訓練も不可欠です。90分で3題というペースを想定し、過去問などを使って「記述問題を効率よく解いて論述部分に時間を残す」訓練を行い、本番を想定した解答ペースを身につけましょう。
最後に、過去問演習を徹底することが合格への近道です。北海道大学の過去問題を数年分解き、出題形式・頻出単元・論述テーマを分析し、自分の弱点を補強する学習計画を立てましょう。
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