大阪大学(前期日程)の日本史対策

本記事では大阪大学(前期日程)の日本史対策について記載しています。
日本史の試験時間は90分で、配点はこちらをご参照ください。
目標得点率は65%以上に設定して勉強していきましょう。
大阪大学の入試情報
大阪大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
| 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
| 1 | ・墾田永年私財法と律令制度 200字程度の論述問題 | ・正倉院に構造と宝物の特徴 200字程度の論述問題 | ・摂関政治の特徴 200字程度の論述問題 |
| 2 | ・12世紀後半以降の仏教の動きと特色 200字程度の論述問題 | ・蒙古襲来と鎌倉幕府の軍事・支配体制 200字程度の論述問題 | ・室町幕府の財政 200字程度の論述問題 |
| 3 | ・近世における琉球王国と日本・中国 200字程度の論述問題 | ・田沼意次の経済政策 200字程度の論述問題 | ・糸割符制度 200字程度の論述問題 |
| 4 | ・近現代の台湾と日本 200字程度の論述問題 | ・明治期の鉄道業の展開 200字程度の論述問題 | ・明治時代の新聞と政治 200字程度の論述問題 |
出題される時代は「原始・古代」「中世」「近世」「近現代」の4時代から、それぞれ1題ずつ出ることが基本です。
また、分野としては「政治史」「外交史」「社会経済史」「文化史」など、多方面から幅広く出題される傾向があり、特定の時代やテーマに偏らないよう配慮された構成が継続しています。
ときおり、「乱・内乱・一揆」「制度改革」「社会変動」「国際関係の変化」といった転換点・事件・制度論をテーマにした問題が出題されやすい傾向があります。
内容としては、単なる年号や出来事の列挙ではなく、「なぜそれが起こったか」「どんな背景があったか」「その結果/影響は何か」を問う設問が圧倒的に多く、史料読解はあまり使われず、記述形式で論理を整理して述べる力が重視されているようです。
●対策
まず、通史を満遍なく理解することが最優先です。
原始から近現代まで、各時代の政治・社会・文化・経済の流れや制度の変遷、国際関係や対外交渉、社会構造の変化などを含めて、因果関係・背景・変化・結果まで整理しておくことが重要です。
単なる出来事の暗記では論述には対応できず、「なぜ」「どう変わったか」を意識した理解が合格の鍵になります。
特に「乱・内乱」「幕府体制」「制度改革」「近現代の社会変動」「国際関係・外交」のような“転換点”や“影響の大きな事象”には注意を払い、単なるあらすじではなく、その意義・影響・社会的背景もセットで覚えておくのが効果的です。
次に、論述力を鍛えることが不可欠です。
与えられた問いに対して、「結論 → 根拠(事実・制度・背景) → 結果や影響」という構成で、200字程度に簡潔かつ論理的にまとめる練習を日頃から行いましょう。
過去問を使って「指定文字数」「字数目安」を意識した答案作成を繰り返すことで、本番でも安定した答案を書けるようになります。
また、歴史用語や人名・制度名・地名などは、正しい漢字で書けるようにしておくことも大切です。
特に大阪大学は記述式・論述式の試験なので、表記の誤りが減点につながりやすいため、漢字・語句の正確性は得点に直結します。
時間配分を意識した演習も重要です。
90分で4題、各200字論述をこなすには、おおむね「1問あたり20〜25分」を目安に進める必要があります。
まず全問に目を通し、自分が得意な分野や書きやすいテーマから着手する「戦略」をあらかじめ決めておくことが有効です。
過去問演習は必須です。
過去5〜10年分を繰り返し解き、自分の弱点のある時代・分野や、論述が苦手な形式などを洗い出し、計画的に補強していくことで、安定した得点力を養いやすくなります。
そして、知識の暗記だけで終わらず、「なぜそうなったか」「その結果は何か」「当時の社会・制度・人々の立場はどうだったか」といった“背景・因果・影響”までセットで理解し、その理解を自分の言葉で論理的に説明できるようにすることが、合格答案を書くための最重要ポイントだと思います。
大阪大学の日本史は、学力だけでなく「思考力」と「表現力」が試される科目です。全時代を平等にカバーしつつ、論述力と時間配分を鍛える学習を重ねることで、合格に必要な力を着実に身につけられると考えます。
旧帝大対策のまとめはこちらです!↓
