静岡大学(前期日程)の理(物理・化学・創造理学)、工、情報(情報科学)学部の数学対策

本記事では静岡大学(前期日程) 理学部、工学部、情報学部の数学対策について記載しています。

数学の試験時間は120分で、配点はこちらをご参照ください。

目標得点率は65~75%以上に設定して勉強していきましょう。

静岡大学の入試情報

静岡大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1・数列の極限、関数の増減と極値、定積分
設問×3
・円の方程式、等比数列、指数・対数不等式
設問×4
・定積分、微分法の方程式への応用、曲線の凹凸・変曲点
設問×4
2・確率の基本性質、ド・モアブルの定理
設問×3
・独立・反復試行の確率、最大値・最小値
設問×4
・数列の極限、数学的帰納法
設問×4
3・平面ベクトルの内積、位置ベクトル(平面)
設問×3
・微分法の不等式への応用、面積、体積
設問×4
・平面ベクトルと図形、位置ベクトル(平面)、平面ベクトルの演算
設問×3
4・不等式の証明、等比数列、いろいろな数列
設問×3
・位置ベクトル(空間)、空間ベクトルの内積
設問×3
・独立・反復試行の確率、確率の基本性質
設問×3

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・Cをカバーしており、特に数列・ベクトル・微分積分・複素数平面が頻出です。
難易度としては「標準~やや発展レベル」が中心であり、教科書+典型問題をしっかり押さえておけば対応できる構成です。
また、証明問題の出題率が比較的高く、誘導小問を使って論理展開をさせるタイプも多いため、考え方を書ける力が求められます。
さらに、理学部・工学部・情報学部それぞれ出題パターンは似ているものの、学部によって微妙に出題単元の重みや誘導のスタイルが変わる可能性もあるため過去問での傾向分析が有効です。

●対策
まず基礎事項の徹底が重要です。
数学ⅠA・ⅡBの基本定義、公式、典型問題を確実に理解・習得しておき、これを土台として数学Ⅲ分野に進むことが効果的です。

数列・ベクトル・微分積分・複素数平面を中心に演習を重ね、典型問題から応用問題まで幅を持たせて慣れておくと安定した得点源になります。
特に数列やベクトルでは図示を取り入れて関係を可視化しながら解く習慣をつけると有効です。

証明問題対策としては、小問誘導を生かした論理の組み立て練習を日常的に行い、「なぜこのステップか」「どの定理・公式を使っているか」を明確に書く訓練を積みましょう。
途中式とその根拠を答案にきちんと残す習慣が部分点を得る鍵になります。

また、時間配分を身につけるために過去問・模擬問題を120分制限で解く練習を必ず取り入れてください。
「読む・整理する・式を立てる・計算・記述」の一連の流れをスムーズに繰り返すことで、本番でのペース感を養えます。

最後に、過去問分析を行うことが非常に重要です。
理学部・工学部・情報学部それぞれの過去問を複数年度分解き、出題形式や誘導パターン、頻出単元を把握して、自分の弱点を明確にしながら補強プランを作成することが合格への近道です。

以上のように、静岡大学の理系(理学部・工学部・情報学部)数学対策では、基礎力・頻出分野経験・論理的記述力・時間管理の四点をバランスよく強化することが合格の鍵となります。

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