北海道大学(前期日程)の文系数学対策

本記事では北海道大学(前期日程)の文系数学対策について記載してます。

文系数学の試験時間は90分で、配点はこちらをご参照ください。

目標得点率は75%以上に設定して勉強していきましょう。

北海道大学の入試情報

北海道大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
1・関数の増減・極値、接線・法線
設問×2
・約数と倍数、素因数分解、等比数列
設問×2
・整式の除法、恒等式
設問×3
2・場合の数、正弦定理・余弦定理
設問×3
・漸化式
設問×2
・平面ベクトルと図形
設問×2
3・漸化式
設問×3
・面積
設問×3
・確率の基本性質
設問×3
4・指数関数とそのグラフ、有理数・無理数
設問×4
・独立・反復試行の確率
設問×2
・面積、接線・法線
設問×2

難問・奇問は少なく、標準〜やや難の問題が中心になる傾向が強いです。
出題範囲は数学Ⅰ・数学Ⅱが軸ですが、数学A(特に場合の数・確率)や数学B(数列・ベクトル)がしばしば登場します。
具体的には、微分・積分(数学Ⅱ・Ⅲ)、三角関数、ベクトル、図形と方程式といった単元が頻出です。
また、記述式で「途中式・考え方」を問う問題が多く、採点では解答の過程も評価されやすい特徴があります。
時間配分も重要で、1問にこだわりすぎると解ける問題を取りこぼすリスクがあります。

●対策
まず基本力の強化から始めましょう。
数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bの典型的な問題を繰り返し解き、公式・定義・典型解法を身につけておくことが不可欠です。

次に、 微分・積分 分野に注力してください。
関数の増減や極値、面積を求める定積分など、文系でも出題されることがあり、基礎~標準レベルを確実に得点できるようにしておきます。

ベクトル・図形分野も重要です。座標を利用した図形問題、ベクトルによる直線・平面の関係を理解し、図示しながら問題を整理する習慣をつけるとミスが減ります。

場合の数・確率や数列も頻出ですので、特に確率問題の基本処理や数列の和・漸化式・極限の典型問題に慣れておきましょう。

答案作成力を鍛えることも非常に重要です。
記述式問題で途中式や論理展開を書ききる練習を日常的にし、自分がなぜそのステップを踏んだかを明確に表現できるようにします。

時間管理の訓練も欠かせません。
過去問や模試を使って90分間で4大問を解き切る練習をし、「早く解ける問題を先に確実に取る」「難しい問いは後回しにする」などの戦略を身につけましょう。

最後に、 過去問演習 を重視してください。北海道大学の過去問を通じて出題パターン・誘導方式・頻出単元を分析し、自分の弱点を把握して補強プランを立てることが、合格への近道になります。

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