立命館大学(全学統一方式)の国語対策

本記事では立命館大学全学部統一の国語対策について記載しています。

国語の試験時間は80分で、配点は100点です。

文学部は大問一、二、三または一、三、四を回答するのに対して、文学部以外は大問一、二、三を回答します。

目標得点率は75%以上に設定して勉強していきましょう。

立命館大学の入試情報

立命館大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

●2月3日

大問は全部で4つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

2025年度2024年度2023年度
・現代文
出典:『日本の隠遁者たち』饗庭孝男
1. 漢字問題(読み)×2
2. 漢字問題(書き)×2
3. 傍線部の説明
4. 空所補充問題
5. 抜き出し問題
6. 傍線部の説明
7. 傍線部の説明
8. 抜き出し問題(30字以内)
9. 内容一致×2
10. 文学知識
・現代文
出典:『「鬱屈」の時代を読む』今野真二
1. 漢字問題(読み)×2
2. 漢字問題(書き)×2
3. 空所補充問題
4. 抜き出し問題(記述)
5. 文の補充
6. 抜き出し問題(10字以内)
7. 傍線部の説明
8. 空所補充問題
9. 内容一致
10. 文学知識
・現代文
出典:『「オピニオン」の政治思想史』堤林剣・堤林恵
1. 漢字問題(読み)×2
2. 漢字問題(書き)×2
3. 空所補充問題
4. 空所補充問題
5. 文の補充
6. 抜き出し問題(50字以内)
7. 傍線部について具体的に述べている段落
8. 傍線部の理由
9. 空所補充問題
10. 内容一致
・現代文
出典:『文学のエコロジー』山本貴光
1. 傍線部の説明
2. 文の補充
3. 空所補充問題
4. 傍線部の答え
5. 内容一致
・現代文
出典:『日本アニメの革新』氷川竜介
1. 空所補充問題
2. 文の補充
3. 傍線部の説明
4. 傍線部の理由
5. 内容一致
・現代文
出典:『他者と生きる』磯野真穂
1. 空所補充問題
2. 傍線部の説明
3. 傍線部の説明
4. 空所補充問題
5. 内容一致
・古文
出典:『文正草子』
1. 空所補充問題
2. 傍線部と同じ意味で用いられているもの
3. 傍線部の説明
4. 傍線部の気持ち
5. 傍線部の現代語訳(記述)×2
6. 空所補充問題
7. 傍線部の説明
8. 傍線部の説明
9. 内容一致
・古文
出典:『十訓抄』
1. 傍線部の意味
2. 傍線部の現代語訳(記述)×2
3. 傍線部の文法的意味×4
4. 傍線部の理由
5. 傍線部の敬意の対象
6. 空所補充問題
7. 内容一致
8. 文学知識
・古文
出典:『今昔物語集』
1. 傍線部の文法的説明×4
2. 傍線部の主体
3. 傍線部の意味
4. 傍線部の説明
5. 傍線部の現代語訳(記述)×2
6. 傍線部の理由
7. 内容一致×2
・漢文
出典:『孟子』
1. 傍線部の読み方(記述)×2
2. 空所補充問題
3. 傍線部の書き下し文
4. 内容一致
・漢文
出典:『樵談』
1. 傍線部の読み方(記述)×2
2. 空所補充問題
3. 傍線部の書き下し文
4. 内容一致
・漢文
出典:『韓非子』
1. 傍線部の読み方(記述)×2
2. 傍線部の書き下し文
3. 空所補充問題
4. 内容一致

私立大学でよく出題されるような設問が多いです。
文学部志願者は漢文で受験することができるので、現代文に自信がない時は、比較的勉強量の少ない漢文を選択するのも一つの手です。

●対策
*現代文
・漢字問題
傍線部の漢字の読みや書きを記述する問題が出題されます。
『漢字マスター1800+』のような標準的な漢字問題集を使って漢字を覚えていきましょう。

・傍線部に関する問題
傍線部の説明文や理由文を選択する問題です。
まずは時間を測らずに解いて、文章中から的確に該当する部分を見つける練習をしてから、時間制限を設けて解いていきましょう。
「傍線部の前後何行以内に答えがある」などの方法論に頼らずに、傍線部、問い、選択肢、文の内容から総合的に判断して回答する習慣をつけましょう。

・抜き出し問題
傍線部について、該当部分を指定字数以内で見つけ出し、初めと終わりの字を抜き出す問題です。
傍線部の内容と付近の文章を中心に探していきましょう。
この問題も方法論ではなく、傍線部が文章中でどのような役割を担っているのかを考えて回答していきます。

・文の補充
文章中にある空所の一つに文を入れる問題です。
まずは接続詞を確認します。「つまり」であれば前文の言い換えなので、「つまり」に続く文から前文の内容を考えていきます。
空所の前後もヒントにして考えていきましょう。

*古文
傍線部の説明、空所補充問題、現代語訳、文法問題、内容一致など、私立大学の古文で問われる典型的な問題が出題されます。
状況の説明があれば、それを読んで文章理解の前提をおさえましょう。
古文単語、文法、和歌の修辞法、古文常識などは基本的な事項をいつでもアウトプットできるようにしておいてください。
選択肢の文の始まりの部分は決まっていることが多く、傍線部全体というよりは主の部分の理解力を問われます。
まずは傍線部を単語や文法の知識を使って分解して理解し、あとは前後の文脈から正しい答えをしぼっていきます。
傍線部の意味が読んでいるときにわからなくても、選択肢を見れば、何を言おうとしているのかに関する概要をつかむことができます。

*漢文
毎年、出題される問題に変化はありません。
傍線部の読み方、空所補充問題、書き下し文、内容一致です。
句法と基本的な漢字を覚えたあと、センター試験や共通テストの問題、漢文読解の問題集を使って演習を重ねていきましょう。

関関同立対策のまとめはこちら!↓

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