一橋大学(前期日程)の日本史対策

本記事では一橋大学(前期日程)の日本史対策について記載しています。
日本史の試験時間は120分です。配点は下記の表を確認してください。
| 学部 | 配点 |
| 社会学部社会学科 | 230 |
| 法学部法律学科 | 170 |
| 経済学部経済学科 | 160 |
| 商学部経営学科、商学科 | 125 |
目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。
一橋大学(前期日程)の入試情報
一橋大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
・2025年度
| Ⅰ | 古代・中世の災害によってもたらされた地域の政治経済・生活の変化 | 5問(記述説明問題、一問一答) |
| Ⅱ | 近代における日本とロシアの関係 | 4問(記述説明問題、一問一答) |
| Ⅲ | 韓国併合 | 2問(一問一答、論述問題) |
・2024年度
| Ⅰ | 江戸時代の町人地 | 4問(記述説明問題) |
| Ⅱ | 近代の治安立法 | 5問(整序問題、記述説明問題、一問一答) |
| Ⅲ | 1949〜1985年の物価賃金上昇率の推移(グラフ) | 2問(記述説明問題、論述問題) |
・2023年度
| Ⅰ | 江戸時代の政治経済と経世論 | 5問(空所補充問題、記述説明問題) |
| Ⅱ | 近現代のマスメディアと政治 | 4問(一問一答、記述説明問題) |
| Ⅲ | 戦中・戦後の沖縄 | 5問(空所補充問題、一問一答問題、記述説明問題) |
ほとんどの問題が論述問題です。各問題ごとに指定字数があるのではなく、大問ごとにあるため、トータルの字数を考えながら論述していく必要があります。
事前に何文字程度になるか予測しながら解いていきましょう。
傾向はあるものの、それにとらわれていると資料の参照など意外な問題が出題された時に対応できないので、日本史の時代背景と因果関係をもとにした理解を伴う勉強を心がけてください。
●対策
通史の理解力、設問の読解力、論述での表現力、因果関係の正確な把握、資料の読解、時間管理、字数管理の力などが求められます。
日本史の教科書や参考書を利用して通史学習をしつつ、資料集などを活用してビジュアル的に理解していきましょう。
中でも社会経済史、政治制度、外交、戦争、明治以降の変遷に重点を置いて学習していってください。
論述問題は大問ごとに全体で400字などの指定があるので、過去問演習で時間を測りながら文字数の管理をしていきましょう。
「主張→根拠→補足・比較→結論」という論述の流れに沿って書いてみましょう。
事前に構成メモを簡単に書いておくと書きやすくなります。
難関国立大学対策のまとめはこちら!↓

