一橋大学(前期日程)の世界史対策

本記事では一橋大学(前期日程)の世界史対策について記載しています。

世界史の試験時間は120分です。配点は下記の表を確認してください。

学部配点
社会学部社会学科230
法学部法律学科170
経済学部経済学科160
商学部経営学科、商学科125


目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。

一橋大学(前期日程)の入試情報

一橋大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

・2025年度

ウェストファリア条約の歴史的意義論述問題(400字以内)
ヨーロッパにおける市民結社論述問題(400字以内)
韓国併合と委任統治一問一答、論述問題(併せて400字以内)

・2024年度

神聖ローマ帝国領域内の中世都市の社会経済史的意義論述問題(400字以内)
奴隷解放と解法された黒人に対する政策の評価論述問題(400字以内)
10〜12世紀の東アジアの政治的・社会的変動論述問題(400字以内)

・2023年度

百年戦争の性格とフランスに与えた影響論述問題(400字以内)
モザンビークとジンバブエの独立の経緯論述問題(400字以内)
孫文・ヨッフェ会談の背景と、中国に与えた影響論述問題(400字以内)

基本的に全て400字以内の論述問題です。
あるテーマを提示される問題や資料などを参照しながら回答する問題も出題されます。
1題あたり40分程度で解いていく必要があります。事前に構成メモを書いて解いていきましょう。

●対策

ヨーロッパ中世・近世、帝国主義、植民地支配、近代化、アジア近代史(中国・朝鮮)などが中心に出題されています。
世界史の通史学習をしているときは背景と因果関係をノートなどに整理しながら覚えていきましょう。
一問一答などで用語を意味もなく覚えるだけでは、論述問題に対応できるような知識は身につきません。
世界史は縦の流れだけでなく、同時代のイギリス、フランス、ドイツのような横の流れも必要です。
また、地図上で国の関係を捉えないと、なぜこことここが戦争になるんだ、なぜここの事件がここの出来事に波及するんだといったことが理解できなくなります。

論述問題は頭の中で答案を作成して終わりにするのではなく、実際に400字以内で論述する練習を積んでいきましょう。
論述の作成の前にどういった流れで設問に適切に回答できるかを考え、構成メモを作成していきましょう。
「主張→根拠→補足・比較→結論」という基本的な流れで記述できるのかという観点で学習をしていってください。

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