一橋大学(前期日程)の国語対策

本記事では一橋大学(前期日程)の国語対策について記載しています。
国語の試験時間は100分です。配点は下記の表を確認してください。
学部 | 配点 |
社会学部社会学科 | 180 |
法学部法律学科 | 120 |
経済学部経済学科、商学部経営学科、商学科 | 110 |
ソーシャル・データサイエンス学部ソーシャル・データサイエンス学科 | 100 |
目標得点率は70%以上に設定して勉強していきましょう。
一橋大学(前期日程)の入試情報
一橋大学の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
問題一 | ・現代文 出典:「「日記文化」を掘り下げ、歴史を照射する」田中祐介 1. 漢字問題(書き・記述)×5 2. 傍線部に関する問題(30字以内) 3. 傍線部に関する問題(40字以内) 4. 傍線部に関する問題(50字以内) | ・現代文 『人権と国家』筒井清輝 1. 漢字問題(書き・記述)×5 2. 傍線部に関する問題(25字以内) 3. 傍線部に関する問題(30字以内) 4. 傍線部に関する問題(50字以内) | ・現代文 出典:『哲学で抵抗する』高桑和巳 1. 漢字問題(書き・記述)×5 2. 傍線部に関する問題(30字以内) 3. 傍線部に関する問題(40字以内) 4. 傍線部に関する問題(50字以内) |
問題二 | ・近代文語文 出典:『人権新設駁説』矢野文雄 1. 傍線部の現代語訳 2. 傍線部に関する問題(35字以内) 3. 傍線部に関する問題(50字以内) | ・近代文語文 出典:「翻訳の心得」森田思軒 1. 傍線部の現代語訳 2. 傍線部に関する問題(30字以内) 3. 傍線部に関する問題(50字以内) | ・近代文語文 出典:「平均力の説」馬場辰猪 1. 傍線部の意味×4 2. 傍線部に関する問題(30字以内) 3. 傍線部に関する問題(60字以内) |
問題三 | ・要約問題 200字以内で要約 | ・要約問題 200字以内で要約 | ・要約問題 200字以内で要約 |
現代文、近代文語文、要約問題という一橋大学独特の問題構成です。
大問2の近代文語文とは明治時代あたりに書かれた文章で、慣れていないと読みにくいため、過去問を使った入念な演習が必要になります。
●対策
・現代文
漢字の書き取り問題は標準的なので『漢字マスター1800+』などの問題集を使って覚えていきましょう。
他は傍線部の説明、論理展開を問う問題が出題されます。
傍線部の内容理解が求められるので、選択式の問題を解くときも頭の中で回答を考えてから選んでいく習慣をつけましょう。
記述問題を解くときは頭の中で描くだけでなく、実際に指定字数内で書き切る練習を重ねていきましょう。
・近代文語文
問題集としても近代文語文をまとめたものがほとんどないので、一橋大学の過去問を使って実際の問題を解いていきましょう。
現代語訳が出題されるので、古文と漢文の基礎知識を頭に入れましょう。
補足知識として明治時代前後の時代背景も把握しておくと読み取りが少し簡単になることがあります。
・要約問題
「主題→論点→結論」の流れで書く練習をしていきましょう。
指定字数で書き切れるように、こちらも過去問を利用して多くの問題を解いていきましょう。
その他に、慶應義塾大学の小論文など、要約問題が出題される大学の問題を解いて、他分野の文章でも練習を重ねていきましょう。
難関国立大学対策のまとめはこちら!↓