関西学院大学(全学部日程)の世界史対策

本記事では関西学院大学 全学部日程の世界史対策について記載しています。

全学部日程の世界史の試験時間は60分で、配点は150点です。

目標得点率は75%以上に設定して勉強していきましょう。

各項目の傾向と対策

大問は全部で5つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。

●2月1日

・2025年度

ローマの地中海世界支配8問(選択)
宗教改革8問(選択)
東南アジアの大河川8問(選択)
朝鮮の歴史8問(選択)
フリードマン8問(選択)

・2024年度

西ヨーロッパの封建社会8問(選択)
17~18世紀のヨーロッパでの知的関心の高まり8問(選択)
ムガル帝国の衰退8問(選択)
宋代~明代の農業8問(選択)
第二次世界大戦後のヨーロッパ統合8問(選択)

・2023年度

ヘレニズム時代8問(選択)
オランダの歴史8問(選択)
モンゴル高原の遊牧民8問(選択)
オスマン帝国の歴史8問(選択)
阮朝の歴史8問(選択)

●2月2日

・2025年度

旧約聖書8問(選択)
フランス革命の経過と影響8問(選択)
ファシズム対民主主義8問(選択)
インド亜大陸の多様性8問(選択)
中国の大運河の建設8問(選択)

・2024年度

ゲルマン人の大移動8問(選択)
「ジェントルマン」の歴史8問(選択)
イスラーム世界の歴史8問(選択)
北東アジアの歴史8問(選択)
オランダ東会社の歴史8問(選択)

・2023年度

ローマの共和政8問(選択)
アレグザンダー=ハミルトンの生涯8問(選択)
欧州東部、北欧の歴史8問(選択)
モンゴルと宗教8問(選択)
メソアメリカ文明の歴史8問(選択)

すべてマーク式で、空所補充問題、誤りを含む文章の選択が出題されます。
時代は地域、時代問わず満遍なく出題されるので、通史学習を早めに終わらせて全体を頭に入れていきましょう。

●対策
・空所補充問題
各大問に文章中の空所に入る語句を選択する問題が2問出題されます。
空所の前後に書いてあることをヒントにして解答していきます。
2023年度では「南アメリカのアンデス高原には、(ロ)が広大な領域をもつインカ帝国を形成した。」と書いてあり、選択肢(トルテカ人、チチメカ人、ケチュア人、プエブロ)の中から(ロ)に適する語句を選ぶ問題が出題されています。
解答は「ケチュア人」です。「インカ帝国を形成した」という文から判断します。

・誤っている文章を選ぶ問題
空所補充問題の次に誤っている文章を選ぶ問題が6問出題されます。
文章中の下線部に関する事柄について誤っている文章を4つの中から選ぶ問題です。

2025年度では「①ポエニ戦争に関する記述として、誤りを含むものはどれか。」という問題が出題されています。
選択肢は「ローマと西地中海の派遣を握っていたカルタゴとの戦いであった」、「第1回ポエニ戦争で、ローマはシチリア島を獲得した」、「第2回ポエニ戦争で、ハンニバルはカンネーの戦いで敗れた」、「第2回ポエニ戦争により、カルタゴは全ての海外領土を失った」の4つです。
正解は3個目の文章で、ハンニバルはカンネーの戦いで大勝しているので、文章は真逆の内容になっています。

教科書や参考書を使って学習しているときに用語を中心に覚えていくのではなく、用語とその関連情報を整理しながら頭に入れていきましょう。
用語を意味もなく覚えていくだけでは、いくら勉強しても点数は上がっていかないでしょう。

関関同立対策のまとめはこちら!↓

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