法政大学 法(国際政治)・文(英文・地理・心理)・経営(経営戦略・市場経営)の国語対策

本記事では法政大学 法・文・経営学部の国語対策について記載しています。
配点、試験科目は下記の通りです。
学部 | 教科 | 科目 | 配点 |
法 | 外国語 | 「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」 | 200点 |
選択 | 「歴史総合、日本史探究」、「歴史総合、世界史探究」、「地理総合、地理探究」、「公共、政治経済」、「数学Ⅰ、Ⅱ、A、B、C」から1科目選択 | 100点 | |
国語 | 「現代の国語、言語文化(古文を出題範囲に含み、漢文の独立問題は出題しない)」 | 100点 | |
文・経営 | 外国語 | 「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ」 | 150点 |
選択 | 「歴史総合、日本史探究」、「歴史総合、世界史探究」、「地理総合、地理探究」、「公共、政治経済」、「数学Ⅰ、Ⅱ、A、B、C」から1科目選択 | 100点 | |
国語 | 「現代の国語、言語文化(古文を出題範囲に含み、漢文の独立問題は出題しない)」 | 100点 |
試験時間は60分です。
目標得点率は70%以上に設定して勉強しましょう。
法・文・経営学部の情報(A方式)
法政大学の公式サイトを参照してください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で3つです。
大問ごとの問題と構成は下の表を参照してください。
2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | |
一 | ・現代文 出典:「消費主義史とエステティクス」久野愛 1. 漢字問題×3 2. 傍線部に関する問題 3. 下線部の筆者の解釈 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部に関する問題 6. 空所補充問題 7. 記述説明問題(30字以上40字以内) | ・現代文 出典:「キャンセル・カルチャーの標的となる歴史概念」小俣ラポー日登美 1. 漢字問題×4 2. 点線部に意味×2 3. 本文の内容に関する問題×2 4. 傍線部はどういうことか 5. 空所補充問題 6. 記述説明問題(30字以上40字以内) 7. 内容一致 | ・現代文 出典:『エシカルフード』山本譲治 1-1. 波線部の類義語 1-2. 波線部の漢字×3 1-3. 波線部の意味 2. 傍線部の説明 3. 傍線部の例 4. 傍線部の説明 5. 空所補充問題 6. 記述説明問題(35字以上45字以内) |
二 | ・現代文 出典:『倫理学言論ー直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい』船木亨 1. 漢字問題×3 2. 傍線部が指すもの 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の説明 5. 傍線部の説明 6. 傍線部の意味と近い慣用句 7. 傍線部の意味 8. 記述説明問題(25字以上35字以内) | ・現代文 出典:「「思いやり」から権利保障へーディスアビリティをめぐる「正しい」見方」 1. 空所補充問題×2 2. 空所補充問題×2 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の説明 5. 傍線部に関する問題×2 6. 空所補充問題 7. 記述説明問題(25位以上35字以内) | ・現代文 出典:『ホモ・エコノミクスー「利己的人間」の思想史』重田園江 1. 傍線部の理由 2. 傍線部の具体例 3. 傍線部の意味の説明 4. 傍線部の理由 5. 記述説明問題(35字以上45字以内) 6. 筆者の考え |
三 | ・古文 出典:『続古事談』 1. 傍線部と同じ意味 2. 二重傍線部の助動詞の意味、助動詞以外の判断 3. 傍線部の主語 4. 傍線部の理由 5. 傍線部の解釈 6. 傍線部の理由 7. 傍線部の受け止め方 8. 内容一致 | ・古文 出典:『徒然草』 1. 二重傍線部の文法的説明×5 2. 点線部の本文中の意味×5 3. 傍線部はどういうことか 4. 傍線部はどういうことか 5. 傍線部に関する問題 6. 傍線部に関する問題 7. 筆者の考え | ・古文 出典:『発心集』 1. 二重傍線部の文法的説明×3 2. 波線部の本文中での意味×3 3. 点線部の敬語の説明×3 4. 傍線部の解釈 5. 傍線部の解釈 6. 傍線部の解釈 7. 傍線部の解釈 8. 内容一致 9. 文学史 |
現代文が2題、古文が1題という構成です。
1題あたり20分弱という短い時間の中で記述説明問題を含めた問題を解いていく必要があります。
●対策
・現代文
現代文に関する知識が問われるので、『漢字マスター1800+』などの標準的な漢字問題集や国語便覧に載っているような表現は覚えておきましょう。
文章を読むときは「接続語」、「指示語」、「対比、具体、抽象」に注意を向けましょう。
選択肢を検証するときは主に「過度な一般化」、「本文と真逆のことを言っている」、「一部に誤りがある」に注意しましょう。このどれかで誤った選択肢になっている可能性が高いです。
いきなり時間を測って解くのではなく、時間を無制限にして「絶対にこれが答えだ」と言えるようになるまで考え抜きましょう。
この状態で解けないと、時間制限がある時にさらに解けなくなります。
●古文
基本的な文法、古文単語、古文常識は事前に頭に入れましょう。
中でも助動詞の識別や敬語の使い分けや対象には力を入れてください。
古文知識だけでなく、解釈や内容理解が求められることが多いので、実際に文章にあたって回答する練習を積んでください。
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