國學院大學 A日程の国語対策

本記事では國學院大學 A日程の国語対策について記載しています。
A日程は全学部統一方式で、2月2日、2月3日、2月4日に試験が実施されます。
2月2日は3教科型、2月3日は最高得点科目重視型、2月4日は学部学科特色型・英語外部試験利用型です。
3教科型が均等配点、最高得点科目重視型は最高成績科目の偏差値が2倍になります。
学部学科特色型の判定科目数・判定方法は下記の通りです。
学部 | 学科 | 判定科目数 | 2倍換算の科目 | 判定方法 |
文 | 日本文 | 3 | 国語 | 3科目の合計で判定 |
中国文 | 3 | 選択科目・英語 | 3科目の合計で判定 | |
外国語文化 | 3 | 外国語 | 3科目の合計で判定 | |
史 | 3 | 選択科目 | 3科目の合計で判定 | |
哲 | 3 | 国語 | 3科目の合計で判定 | |
神道文化 | 2* | 国語は必須とし、外国語・選択科目の上位1科目との2科目で判定 | ||
法 | 2* | 上位2科目で判定 | ||
経済 | 3 | 成績上位2科目 | 3科目の合計で判定 | |
人間開発 | 3 | 成績上位2科目 | 3科目の合計で判定 | |
観光まちづくり | 3 | 選択科目 | 3科目の合計で判定 |
*受験は3科目必須
英語外部試験利用型は英語検定試験スコアが出願条件で、独自の英語試験はありません。
スコアの基準はこちらをご参照ください。
国語の試験時間は60分で、配点は100点です。
A日程の入試情報
國學院大學の公式サイトをご参照ください。
各項目の傾向と対策
大問は全部で4つです。
大問1は全学部必須、大問2は文学部外国語文化学科・哲学科、神道文化学部、法学部、経済学部、人間開発学部、観光まちづくり学部の選択、大問3、4は文学部日本文化学科・中国文学科、史学科は必須、文学部外国語文化学科・哲学科、神道文化学部、法学部、経済学部、人間開発学部、観光まちづくり学部は選択、
下の表で出題される問題を確認しましょう。
*本記事では2月2日の試験について記載しています。
2025年度 | 2024年度 | |
1 | ・現代文(40〜70点) 出典:『瞬間を生きる哲学』古東哲明 1. 二重傍線部の意味×3 2. 傍線部の理由 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の理由 5. 傍線部の説明 6. 傍線部の説明 7. 傍線部の理由 8. 問題文の主旨 9問目以降は文学部外国語文化学科・哲学科、神道文化学部、法学部、経済学部、人間開発学部、観光まちづくり学部の志望者が解きます 9. 空所補充問題×3 10. 波線部の説明 11. 波線部の理由 12. 問題文の内容×2 | ・現代文(40〜70点) 出典:長田弘の文章 1. 二重傍線部の意味×3 2. 傍線部の理由 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の理由 5. 傍線部の説明 6. 傍線部の理由 7. 傍線部の理由 8. 問題文の趣旨 9問目以降は文学部外国語文化学科・哲学科、神道文化学部、法学部、経済学部、人間開発学部、観光まちづくり学部の志望者が解きます 9. 波線部の理由 10. 波線部の説明 11. 波線部の説明 12. 問題文の内容×2 |
2 | ・現代文(30点) 出典:『絵本のなかの動物はなぜ一列に歩いているのか』矢野智司・佐々木美砂 1. 二重傍線部の意味×4 2. 傍線部の説明 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の説明 5. 問題文の内容×2 | ・現代文(30点) 出典:鳶野克己の文章 1. 二重傍線部の意味×3 2. 空所補充問題 3. 傍線部の説明 4. 傍線部の説明 5. 傍線部の説明 6. 傍線部の説明 |
3 | ・古文(30〜40点) 出典:『源氏物語』 1. 二重傍線部の敬意の対象×4 2. 傍線部はどういうことか 3. 傍線部の解釈×2 4. 傍線部の解釈 5. 傍線部の発言時の気持ち 6. 傍線部に関する問題 7. 和歌の説明 8. 点線部の助動詞の意味×3 9. 点線部の活用の行、活用の種類、活用形 10問目以降は文学部日本文化学科・中国文学科、史学科の志願者が解きます 10. 波線部の下に補われる表現 11. 波線部はどういうことか 12. 波線部の説明 | ・古文(30〜40点) 出典:『源氏物語』 1. 二重傍線部の敬意の対象×4 2. 傍線部の意味×2 3. 傍線部と同じ人を指す言葉 4. 傍線部の解釈 5. 傍線部の指す内容 6. 傍線部はどういうことか 7. 傍線部の理由 8. 点線部の活用の行、活用の種類、活用形×2 9問目以降は文学部日本文化学科・中国文学科、史学科の志願者が解きます 9. 波線部の文法的説明×2 10. 波線部の現代語訳 11. 波線部はどういうことか |
4 | ・漢文(20〜30点) 出典:『史記』 1. 波線部の送りがなを含めた読み方×3 2. 傍線部の解釈 3. 傍線部の解釈 4. 傍線部に関する問題 5. 傍線部の書き下し文 6. 本文の内容 7問目は文学部日本文化学科・中国文学科、史学科の志願者が解きます 7. 二重傍線部の解釈 | ・漢文(20〜30点) 出典:『宋文鑑』 1. 波線部の送りがなを含めた読み方×3 2. 傍線部の解釈 3. 傍線部の解釈 4. 傍線部の書き下し文 5. 傍線部に関する問題 6. 内容一致×2 7問目は文学部日本文化学科・中国文学科、史学科の志願者が解きます 7. 二重傍線部の読み方 |
全問マーク式で、受験する学部学科によって解く問題が異なります。
現代文は基本的に評論ですが、年度によっては随筆や小説が出題されます。
古文は中古の作品が多く、中でも『源氏物語』ほとんど毎年出題されています。
漢文は有名作品からの出題が目立ちます。基本的な知識を問うものが多いです。
●対策
・現代文
評論が頻出で、文学的・哲学的な内容が多く出題されます。
文章の難易度が高いと理解するのに時間がかかってしまうので、過去問や問題集などで数多く演習を積んでおくといいでしょう。
最初は制限時間を測らずに、確実に答えに辿り着く姿勢を身につけます。
どんな文章でも正答を導き出すことができるようになったら、制限時間を設けて素早く処理する練習を積んでいきましょう。
漢字などの国語の知識も問われるので、国語便覧や漢字問題集などを使って準備しておきましょう。
・古文
古文の文法を問う問題は確実に出題されるので文法知識は完璧に仕上げていきましょう。
出典は『源氏物語』がほとんどなどで、国語便覧などを使ってストーリー展開や登場人物が誰かなどは把握しておきましょう。
和歌の修辞法なども問われるので、広範な古文知識を身につけておくといいでしょう。
・漢文
基本的な句法と漢字を頭に入れておけば対応できます。
問題集などを使って演習を積み、過去問で仕上げることをお勧めします。
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