立教大学 理学部の化学対策

本記事は立教大学 理学部の化学対策について記載しています。

理学部、環境学部の試験は2月6日、9日に実施されます。

化学の試験時間は75分で、数学科の配点が100点、化学科、生命理学科の配点は150点です。

理学部の入試情報

立教大学の公式サイトをご参照ください。

各項目の傾向と対策

大問は全部で3つです。
下の表で出題される問題を確認しましょう。

●2月6日

2025年度2024年度2023年度
・気体の法則、実在気体と理想気体、飽和蒸気圧
設問×5
・水溶液の電気分解、イオン化エネルギー、電子親和力、酸化還元、結合エネルギー
設問×10
・沸点上昇、酸化還元反応、糖類の還元性
設問×3
・反応速度、ヨウ素の性質
設問×5
・酸化還元滴定、COD、クロム・マンガンの性質
設問×6
・アンモニアの工業製法と実験室的製法、塩の加水分解とpH、電気分解
設問×5
・脂肪族化合物、合成高分子化合物
設問×6
・立体異性体、C5H12Oのアルコールの構造決定
設問×5
・化学結合、結合エネルギー、混合気体の圧力、氷の結晶構造
設問×8
・分子式C5H10Oのカルボニル化合物
設問×5

●2月9日

2025年度2024年度2023年度
・反応速度、気相平衡
設問×8
・化学結合、結晶格子、固体の溶解度
設問×12
・水の性質、ハロゲン、アミノ酸とペプチド
設問×3
・鉄の性質、アンモニアソーダ法、燃料電池
設問×7
・金属の性質、鉛蓄電池、水溶液の電気分解
設問×8
・硫黄の単体と化合物、H2S電離平衡、溶解度積
設問×7
・芳香族化合物の構造決定
設問×10
・環式炭化水素の反応
設問×5
・化学反応のしくみと反応速度、アレニウスの式
設問×7
・分子式C6H12の不飽和炭化水素とその誘導体、オゾン分解
設問×5

2023年度まで大問は4つでしたが、2024年度から3つになっています。
数学科とその他の学部で解くべき問題が異なるのでご注意ください。
論述問題も出題され、化学の本質的な理解が問われるので、ただ暗記するだけに終始しないようにしましょう。

●対策
・理論化学
公式や原理は丸暗記するのではなく、仕組みを理解するようにしましょう。
有効数字の表示や単位変換などで引っかかっている人が多いので、問題演習を多くこなして理科独特の形式や考え方に慣れておきましょう。
理論化学は計算問題が多く出題されるので、こちらも問題をこなしながら早く、正確な計算ができるようにしていきましょう。

・無機化学
暗記すべき事項が多いため、仕組みを理解しつつ資料集などをつかってイメージでとらえていくといいでしょう。
文字情報だけでなく、実際の物質を見ながら覚えておくと記憶が強化されます。
また、覚えるだけでなく、こちらも問題演習を積んで形式に慣れておきましょう。

・有機化学
官能基の性質や物質の反応、構造決定をおさえましょう。
アルデヒド基→還元性・中性→CH3CHO(アセトアルデヒド)といったように官能基だけでなく、その性質と例を瞬時に言えるように反復していきましょう。
問題は典型的なものが多く、得意な受験生が多いため、失点しないようにしましょう。

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